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マリオネットの罠
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マリオネットの罠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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傑作だ、というラジオから聞こえた一言だけで買って読みました。 元々、作者のことはあまり知らず、変な先入観だけで作品に触れずにいましたが、読まず嫌いはいけませんね。 四の五の言わず読んでください。 読めば傑作の理由、わかりますよ。 | ||||
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久しぶりに読みましたが、赤川次郎っぽい! という感じの小説でした。 ぽさを求めるなら、ぜひ! | ||||
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終盤までは、「誰だ誰だ」状態で楽しんで読めました。しかし、終わりにつれて都合よい話を付けたし過ぎだと思いました。でも面白かったので4.2位です。 | ||||
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赤川次郎さんの作品は、中学生ころによく読んでいましたが、その後、本格ミステリブームが始まったので、ほとんど読むことはありませんでした。 本格ミステリものを探していて、意外にも、軽いタッチのものを書かれている赤川さんの作品が推薦されていたので読んでみました。 お見事です! 本格ものと比べても、ミステリーとしての出来栄えは遜色ないです。しかも、ホラー要素あり、麻薬や精神病などのテーマも扱っており、エンターテイメント性も切れ味が良く、ストーリーテリングも素晴らしいです。 そして、なんといっても結末ですね。 最近に出版されているものを読んでる方は、この作品の存在を知らないかもしれない、もったいないです。 復刻版などで多くの方に読まれても良い作品だと思います。 | ||||
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独特の文体で、読みやすさは健在です。一日で軽く読破できますが、かといって内容が薄いわけではない。 読んだ後も、なるほどーっと考えてしまう作品です。 | ||||
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以前から読みたいと思っていた小説のひとつを漸く読むことが出来た。 私の感想も多くのレビュアーと同じ。これは赤川氏の最高傑作と云える素晴らしい長編小説だと思う。 タイトルの「マリオネット」と云う言葉が様々な意味を持っていることが読後に明らかになる。 サスペンス、推理小説の枠を超えた人間ドラマが展開されており、登場人物たちの苦悩や人としてどう生きるべきかを さり気なく、しかし深く描いているのが最も印象に残った。 最後に明かされる意外な結末も無理やり嵌め込んだものではなく、なるほど!と納得できる範疇であるが、 この締め方には賛否が分かれるかもしれない。 そのことはともかく、この小説の巧みなプロットやヒューマンな細やかな描写には感服せざるを得ない。 | ||||
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しっかりと推理小説というものを初めて読んだなのがこれだったということもあると思いますが、いまだにこれより衝撃的などんでん返しに巡り合ってはいません。自分の中では最高傑作です。 | ||||
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本作──マリオネットの罠は、赤川次郎さんの最高傑作だと言えるだろう。 主人公の家庭教師が、森に幽閉されていた美少女を解放してやると、彼女はすぐに殺人を犯してしまう。しかも主人公は、事件の重要参考人として、全国に指名手配されてしまうのだった。一方都会では、そのときから恐ろしい連続殺人事件が起こっていく。 果たして二つの事件の関係は何か──そして事件の裏に隠された、“マリオネット”の本当の意味とは!? ハラハラドキドキのストーリー展開で、最初から最後まで楽しめること間違いなし! 買うか悩んでいる方や、ただ見ているだけの方でも、これは絶対に読むべき本だと思う。 | ||||
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赤川次郎=軽く読める小説という固定観念が覆された。 重厚でぐいぐいと引き込まれる展開。 あっと驚かされる結末。 こんな素晴らしい作品が何の賞にもノミネートがされていなかったという事実に驚愕する。 赤川次郎作品のなかでは最高傑作ではないだろうかと思う。 | ||||
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初期の長編で評価も高い作品ということで、かなり期待して読みましたが、期待以上でした。赤川次郎作品としては、ユーモア的な推理物ではなく、かなりシリアスな展開です。しかし、ずっとハラハラドキドキの展開で、一気に読んでしまいました。しかも最後までどんでん返しがあり愉しめます。 | ||||
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いつものクセで、あとがきを先に呼んで犯人が分かってしまい 100パーセント楽しめなかったので初めての人は気をつけてくださいね。 | ||||
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マリオネットの罠を、どんな作品だと聴かれたら、 込み入った構造、人間の欲望、悪い意思 と答えると思う。 姉妹にフランス語を教えに行く講師。 講師の婚約者と恩師。 その人たちを取り巻くさまざまな人間関係。 殺人者。 人間の殺意は何から来ているのか。 麻薬をめぐる黒い意思。 世の中を誰かひとりの責任にするのではなく、 人間の意思と人と人との関係で紐解く。 複雑度としては逸品。 赤川次郎の代表作と言われる理由が分かりました。 | ||||
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著者の初期、特にデビュー間もない頃の作品は、のちの作品よりずっと中身にコクがあった。 それは三毛猫シリーズでも同じで、最初の「〜推理」はトリックもプロットも、なかなか本格ミステリしていた。 もちろん、そのトリックには少々疑問符が付くのだが。 さて、本書はその著者のデビュー長編であり、よく紹介されるときにフランス・ミステリ風といわれている。 読んだ感じからはジャプリゾの作品を連想したが、のちの著者の作品からは連想しにくい中身の濃密さと雰囲気である。 ただし、本格ミステリを期待すると、肩すかしを食うことになるかもしれない。 本作はあくまで、ロジックではなくムードを楽しむ作品である、といっておこう。 でも、面白いことは間違いない。 著者の最高傑作とはいえないが、長編作品の中ではベスト5に入るだろう。 著者名を隠して読んだら、多分赤川次郎とは気づかないだろう。 そのくらい、著者の他の作品とは傾向も雰囲気も文体も違う。 その違いを楽しむのも、本書を読む楽しみのひとつかもしれない。 | ||||
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赤川次郎さんの作品は、久しぶりに読んだのですがやはり流石だなあと思いました。全く予想だにしない結末、それでも中盤では読者にある程度の想像を膨らませる材料を少しずつ置いてくれるのでストレス無く一気に読めました。ただ個人的に私は晴れやかな気分にさせてくれる作品が好きなので、☆4つで。 | ||||
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赤川次郎という作者は知りません。 ただ大学の図書館の小説棚の、あいうえお順の一番最初にあったので、「暇つぶしにも頭の体操の為にもちょっと読んでみるか」という簡素な理由からです。 面白かったです。 脚本が素晴らしいです。 且つ非常に読みやすく、一気に読んでしまいました。 ラストは衝撃の一言です。 「え〜〜〜〜!!??」という感じです。 映画にしたら面白いなと思いました。 | ||||
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「死者の学園祭」や「幽霊列車」「上役のいない月曜日」など短編長編を問わず傑作を連発していた初期の赤川次郎。本作も初期長編であり、そして傑作である。最近ではあまり名を聞かないが、「この文庫がすごい」にランクインし、久々にその名を見たときは懐かしさがこみ上げてきました。 洋館を舞台に一種館モノめいた雰囲気で始まり、舞台は都会の街中へと移る。散りばめられた伏線とそのスピーディな展開、そして途中から主人公が変わるその構成の妙。そしてなんといっても衝撃のラスト。ホラー・サイコ・本格・どんでん返し、その全てを含んだ極上のミステリーをどうぞ堪能してください。 | ||||
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赤川次郎氏の処女長編の新装版が刊行! ・・・と言われても、若い読者のかたにはピンとこないかもしれないので、おせっかいながら、わたしなりに若干の背景説明を(あくまで個人的解釈ではありますが)。 本書は、「ユーモアミステリー」で出版業界を席巻していた著者の「異色作かつ隠れた名作」であり、 「えっ、赤川次郎がこんな陰惨なミステリーを書いていたの?」 「しかも処女長編がこれ?」 と、多数の読者を驚かせてきた一冊です。今回の新装版刊行で再びスポットが当たり、かつての読者がなつかしく手に取ることを、また新しい読者の目にとまることを喜ばしく思います。 この本を読んだ当時(中学生ぐらいだったでしょうか?)、衝撃を受けました。「ユーモアミステリー」→本書の順で読んだので、作風の違いに驚いたこともありますが、緻密な構成とストーリーテリングの妙、つまり騙しの巧さ、意外な結末にうならされる処女長編とは思えない作品だったのです。そして赤川氏の作品が映像的であることはよく指摘されていますが、描写の怖さたるや、横溝映画ばり! うら若き頃のわたしは恐ろしさに耐えつつも、ラストまで一気読みでした。ストーリーにはふれませんが、非日常的設定にぐいぐい引き込まれ、重厚感と知的な雰囲気が漂い、かつ読みやすさはいつもの赤川作品どおり。実に印象深い一冊でした。 今回、改めて読みましたがやっぱりなかなかのものだと思います。新装版の記念に星1つプラス。せっかくのこの機会に、ぜひ、お手にとってみてください。 | ||||
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懐かしさが先にたって手に取った新装版はいまだ根強い人気の処女長編作品。プロローグは雨の中の殺人。金持ちの姉妹にフランス語の家庭教師として雇われた修一が巻き込まれた奇禍、同時進行する連続殺人事件そして…日本が舞台でありながら全体にヨーロッパの雰囲気漂うダークな小説。二十年近くたって読み返すと自身が年を重ねたせいか細々目に付きます。けれどもそれを補って余りある構成の妙。ある一定の世代以降の読者を容易に作品世界へ誘う技量。エピローグ、修一と婚約者それぞれの表情は読み手のなかだけにいる役者が完璧に演じきっています。 | ||||
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ご存知赤川次郎の初期の長編。赤川氏は日本の文学界(出版社?)に多大な貢献をしたと思うが、ある時期からユーモア・ミステリ作家というレッテルを貼られてしまった。氏のエッセイ等を読むとクラシック音楽や映画にも造詣が深いようだ。本作は氏の嗜好が活かされた洒落たフランス・ミステリ風の味わい。ユーモア・ミステリ作家となめてかかると、あなたも「罠」に落ちる。傑作だと思う。こうした作風のものをもっと読みたいと願うのは私一人ではあるまい。 | ||||
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文春文庫に収録されている赤川作品のうち、幽霊シリーズ以外は、かなり渋い作品群となっていますが、マリオネットの罠は特に素晴らしい作品です。最近の赤川作品しか知らない人にも是非読んでほしいです。さくさく読める赤川作品のシリーズ物もいいけれど、別の雰囲気をもつ赤川作品にも是非手を伸ばしてほしいですね。赤川作品愛読歴15年の者より。 | ||||
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