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シューマンの指
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シューマンの指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 61~66 4/4ページ
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シューマンの魅力を、ここまで正確に、文章という形で伝えることに成功している本を他に知りません。永嶺修人の口を通して語られるシューマンは、まるで演奏を聴いているかのような錯覚さえ起こします。読んでいると、シューマンの音楽が聴こえてきます。前作の「神器」をどうしても楽しめなかった自分にとって、今作は至福のギフトでした。ひとことで「面白い」です。奥泉氏にはかれこれ20年ほど前、大学で英語を習っていたのですが、そのころから授業中にシューマンの話なぞしておりました。 | ||||
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面白かったです。いっきに読んでしまいました。 ただ、この本は、自分自身でピアノや楽器を弾いたことのある人好みだなあと思います。 なぜなら、かなり専門的な話がでてくるし、シューマンの曲がピンとこないと話にはいりこめないと思うからです。 特に、本格的にクラッシックを志していた人には、ああ、そうそう!と思うことがたくさんあるはず。 ストーリー、最後にそうくるか?!という展開で、このあと、どうなったんだろう?と色々と考えてしまうラストシーンでした。 | ||||
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面白かったです。いっきに読んでしまいました。 ただ、この本は、自分自身でピアノや楽器を弾いたことのある人好みだなあと思います。 なぜなら、かなり専門的な話がでてくるし、シューマンの曲がピンとこないと話にはいりこめないと思うからです。 特に、本格的にクラッシックを志していた人には、ああ、そうそう!と思うことがたくさんあるはず。 ストーリー、最後にそうくるか?!という展開で、このあと、どうなったんだろう?と色々と考えてしまうラストシーンでした。 | ||||
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今までに読んだことのない、独特で、驚愕の小説でした。 私自身ピアノ演奏や音楽関連の書物に、常日頃から慣れ親しんでおりますが、 これ程までにシューマンの夢幻と狂気を描いてみせる本を他に知りません。 音楽を扱う小説の中で、これ程までに音楽が有機的に全てを編み上げている小説は稀少ではないでしょうか。 作者の言葉によって鮮やかに奏でられる音の世界に、半ば酔い心地で読み進めていました。 その夢想を引き裂かれて放り出されたような、それでいてなお、静謐な音楽が鳴り続けているような 冷ややかなのに余熱の残る奇妙な読後感でした。 いつから、どこから狂いはじめていたのか。 もう一度じっくりと「冷静に」読み返したくなる一冊でした。 | ||||
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奥泉光の最新作は生誕200年を迎えたシューマンへのオマージュであるらしい。 作品は面白い!! 『1Q84』の5分の1でも売れて、読まれて欲しい。 現代日本の作家で最も重要な作家は奥泉なのだから!!! 前作『神器』上下は大傑作だと思う。 ミステリー・タッチでもあり、中身を云々することは出来ないが、作品のテイストは『ノヴァーリスの引用』を思わせる。楽曲解説も堂に入っており、それがそれだけで終わらないところが、奥泉の知性の煌きを証している。 但し、もともとシューマン嫌いの評者は、本書読了後にピアノコンチェルトはじめいろいろと聴き直してみたが、シューマンへの愛は残念ながら生まれなかったと告白しなければならない。 リヒテル、マタチッチ盤でも、コルトー盤でも、コンチェルトの最高傑作とはとてもとても思えなかった。 『ダヴィッド同盟』は少しわかったかも・・・・。 不要な物言いだが、巻末にお奨めディスク一覧をつけて欲しかった。 | ||||
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奥泉光の最新作は生誕200年を迎えたシューマンへのオマージュであるらしい。 作品は面白い!! 『1Q84』の5分の1でも売れて、読まれて欲しい。 現代日本の作家で最も重要な作家は奥泉なのだから!!! 前作『神器』上下は大傑作だと思う。 ミステリー・タッチでもあり、中身を云々することは出来ないが、作品のテイストは『ノヴァーリスの引用』を思わせる。楽曲解説も堂に入っており、それがそれだけで終わらないところが、奥泉の知性の煌きを証している。 但し、もともとシューマン嫌いの評者は、本書読了後にピアノコンチェルトはじめいろいろと聴き直してみたが、シューマンへの愛は残念ながら生まれなかったと告白しなければならない。 リヒテル、マタチッチ盤でも、コルトー盤でも、コンチェルトの最高傑作とはとてもとても思えなかった。 『ダヴィッド同盟』は少しわかったかも・・・・。 不要な物言いだが、巻末にお奨めディスク一覧をつけて欲しかった。 | ||||
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