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オイディプス症候群



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オイディプス症候群の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

クローズドサークル本格ミステリならどんなに長くても苦にならない……そう思っていた時期がありました

ギリシャ神話の「ミノタウルスの迷宮」をモチーフに孤島に建てられた館で起こる連続見立て殺人事件。
1400ページを超える大作クローズドサークル作品であり、さらにクローズドサークルそのものも一つのテーマになっているメタミステリ作品でもあるという、まさにクローズドサークルマニアの私のためにあるかのような作品だと思ったのですが、読んでみるととにかく話がなかなか先に進まず、決して駄作とは思わないのですが、読んでて辛いものがありました。
クローズドサークル本格ミステリだったらどんな長くても無問題、むしろ望むところと考えていて『暗黒館』も『人狼城』も「なげー、なげー(笑)」言いながらも楽しく読んでいた私ですがこれはキツかったです。上の2作を読むのにかかった時間を足したののさらに倍ぐらいかかって読みました。

話を無駄に長くしているのはやはりこのシリーズの特色である哲学的なペダントリー。
ギリシャ神話は好きなのでそれ自体は割と興味深く読めたのですが、如何せんクローズドサークルシチュエーションとは相性が悪い。連続殺人犯と一緒に閉じ込められてる状況でそんなこと話してる場合じゃないだろっていうツッコミが頭をよぎるし、かと言ってそれを無視すると今度はせっかくのクローズドサークルの緊迫感が失われてしまうという。

大掛かりな見取り図があった割にはあんまり推理やトリックに関係ないのも残念でした。



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マリオネットK
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