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神狩り



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神狩りの評価: 5.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

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No.1:
(5pt)

神狩りの感想

何故か「神」という言葉に惹かれる。

別に過去になにかの宗教に偏ったこともないし、今後もおそらくないであろう。

とはいえ、なぜかしらに この語句があると手に取ってしまうのだ。

今回 当書は再読であったのだが、それは結局のところたまたま 題名に興味が惹かれて手にとってしまったとしか言いようがない。

要は、以前に読んだことすら忘れていて、読み始めても全く読んだことを思い出さず、半分位に差し掛かった時になって初めて、「あれっ!読んだかも?」ってことで、読書メモを引っ張り出して初めて確認が出来た、がもう半分位読んでしまったし 「最後まで読んでしまえ」ってことで、読んだに過ぎない。

それくらいに陰も薄く、というよりは数年前に読んだ当時のメモでは、相当の酷評だった。

では、今再読して何か変わったかといえば、同じく酷評になってしまうのだが、それでは面白くないので 良いところだけを拾い出してみようかと思う。

概要としては、ある言語学者が謎の言葉「古代文字」の書かれた石室に連れ出されることから始まる。

彼がこの言語を「神の文字」と認識する過程には論理学が用いられている。

わたしも一時、論理学をかじったことがあるのである程度は分かるが、作家の知識は相当に希薄で、(論理記号は最低5つなど)極論すれば間違っているのではあるが、それでもサイエンスの部分を化けや物理、数学にもってくるSFが多い中で論理学を用いたSFは数少ないであろう事から、それだけでも評価の対象かと。

そして、その論理が神の存在の根拠としまた、世界各国に散らばる奇跡と呼ばれるものと結びつける所などは、まぁこの時代 日本SFの創世記の作品としては、致し方ないというか、頑張った作品であろう。

そういった点を甘く見て、SFのフィクションではなくサイエンス部分を取り上げた点だけでも、評価しておこうかと思う。

最終結末が赦せない部分はあるにしても、全体を通して読み物として楽しめはするかと。

ということで、評価は前回に比べると少々アップすることになった。  了

とも
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