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生まれ来る子供たちのために But,we are not a mistake
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生まれ来る子供たちのために But,we are not a mistakeの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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考えうるなかで最も醜悪な結末を迎えたシリーズ最終作。上記の評点は、シリーズを通しての点数である。主人公とヒロインごとにマルチエンディングが設けられているが、何れもシリーズを通読してきた者であれば、目を蔽いたくなるような帰結へと向かっていく。どこで間違えたのか、どのようにすればこの結末を避けることができたのか。本巻の末章を読んだ読者は、必ずその疑問に向き合うことになるであろう。そして再度このシリーズ全体に向き合い、立ち返り考え直す必要性が希求されるのである。そして思うであろう、「本シリーズは『復讐』の是非について度々論じられていたが、彼ら彼女らが決断した『復讐』とは、果たして正しい行為であったのか」。様々な視点から描かれる登場人物の行為を問題として提起し、それを我々が生きる現実へと反映させることができる、或いはそれを目的としていたようにも思われるが、兎も角、浦賀作品の集大成ともいえるシリーズであったことは間違いない。 | ||||
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