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愚者の毒



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【この小説が収録されている参考書籍】
愚者の毒 (祥伝社文庫)

愚者の毒の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

救われないストーリー

第70回推理作品賞受賞作品ということで、作品自体は面白かったと思います。3章仕立てで、過去と現在と視点を入れ替えながら、倒叙ミステリー的に話を進め、第2章終盤で驚きの展開に。第3章は結論が見え、やや退屈な印象があるかと思って、油断してるとやられました。ただ倒叙ものなので仕方ないのでしょうが、話全体が暗かったのが残念でした。

タッキー
KURC2DIQ
No.1:
(8pt)

愚者の毒の感想

著者初読み。物凄い負のオーラに包まれた作品、幸せな家庭は出て来ません。「白夜行」や「砂の器」の様に、そうとしか生きられなかった、哀しい宿命を持った人々のお話で、面白いとは表現出来ないが引き込む力は物凄く強かったです。ミステリーとしては倒叙系なのでしょうが、序盤の仕掛けからラストのオチまで結構分かり易くてあまり驚きは無かった。きっとそれは重要では無く、安らぎは死ぬまで訪れない人々の壮絶で悲惨な物語であり、わが身のささやかな幸運を噛みしめたくなる物語。そんな読み方が多分正しい、素晴らしい作品だったと思う。

なおひろ
R1UV05YV

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