熟れた月
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著者の「愚者の毒」にかなり感動したので、本書を手に取った。冒頭から多くの「関係のなさそうな」 人間たちが登場する。まず殺人を犯したばかりの主婦、その息子で高校のハードル選手佑太、彼に 憧れながら交通事故で死んでしまう女子高生結、謎の高校生リョウ、そして別の場面ではあくどい 個人の金貸しマキ子、彼女に雇われる借金まみれの元銀行員乾、等々。マキ子の凄絶な青春時代が 描かれ、乾の転落人生も触れられる。どういうわけか高校生のリョウがこのエピソードにも出てくる。 それぞれのエピソードも興味深いが、話がどのように展開し、落ち着くのか。いろいろと伏線が張って いるように思うが、それが如何にして回収されるのか。宇佐美は最後の最後まで読者を惹きつけ、 ある意味騙しながら、ストーリーを展開、そして落ち着かせてみせる。途中、些かイライラさせられるが、 最後に納得出来る結末を用意してくれる。ここでは書けないが、このような結末をちょっと好かない 読者もきっといるだろう。だが、私は厭わない。これがこの作者の一つの手法なんだろう。巻末で 北上次郎が、宇佐美の本をすべて読破すべき、だが、その中でもということで数冊推奨してくれて いる。この中からまた読んでみるか。 | ||||
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きれいな状態で届きました。 | ||||
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宇佐美先生らしい作品 今回はちょっとフィクションとかファンタジーな要素が入ってるかな 虹色の童話の要素がある感じ。 | ||||
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近頃、脂ののっている作者ですが、 金融に関する知識が深いのか、本作は「金」に翻弄される 人間たちの人生を綴ります。バブル期に社会にいた人 などは、腑に落ちる所もあるかもしれないですね。 久しぶりに、超自然なモノが少し登場し、小説を彩ります。 一点だけ不満なのは、本屋にはハードカバーで置いてあり、高額です。 私はKindle版ですが、それでもお高いので、星を1個引いて4個で。 | ||||
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