(短編集)
夢伝い
- 怪異 (278)
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11の短篇を収めた奇想、幻想的な風味の小説集。すべてが面白い作品てことはなかったけど、おしまいの三つの短篇が私好みで、気に入りました。 ⛰️「果てなき世界の果て」‥‥‥この現実とは別の〈架空の世界〉をモチーフにした話。これが全くのウソ話だと笑えなくなっている昨今の世の中。ゾクリとしました。 ⛰️「満月の街」‥‥‥砂男やら砂女やらが出てくる話、なんちて(まあ、全くのウソじゃない)。ある特別の時だけ、異界につながる道が現れる、というところが好きです。 ⛰️「母の自画像」‥‥‥こういう〈並行宇宙〉いうんですか、この世界のすぐ近くに、こことよく似た、しかし決定的に違っている世界があるって、そういう設定の話。「果てなき世界の果て」同様、この手の話に弱いのです。 〈水〉にまつわる話もいくつかありました。なかでは、「卵胎生(らんたいせい)」の話が良かったです。ぬるりとした話の感触は、決して気持ちいいものではないんだけど、なんつうか、懐かしいホラーに接した心地よさがあって、いいなと。 収録作品ならびに初出(すべて、『小説すばる』誌)の年月号は、以下のとおりです。 「夢伝い(ゆめづたい)」 2020年9月号 「水族(すいぞく)」 2020年4月号 「エアープランツ」 2009年11月号 「沈下橋(ちんかばし)渡ろ」 2021年8月号 「愛と見分けがつかない」 2021年3月号 「卵胎生(らんたいせい)」 2021年11月号 「湖族(こぞく)」 2010年2月号 「送り遍路」 2012年8月号 「果てなき世界の果て」 2021年6月号 「満月の街」 2008年7月号 「母の自画像」 2020年12月号 あと、単行本表紙カバーの写真ならびに装幀が、この作品集の肌触りにマッチングしていて良いなと思いました。 | ||||
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ミスリードで改めて読み返す作品が多くあります。唯一、令和のコロナ禍を描いた作品は結末がありふれてる感じ。 世にも奇妙で作品化するべき作品群かな。結末はどれも物哀しくバッドエンドです。 | ||||
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