展望塔のラプンツェル



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初公開日(参考)2019年09月
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長編小説

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展望塔のラプンツェル

2019年09月18日 展望塔のラプンツェル

労働者相手の娯楽の街として栄えた多摩川市は、貧困、暴力、行くつく先は家庭崩壊と、児童相談所は休む暇もない。この荒んだ地域に寄り添って暮らすカイとナギサは、街をふらつく幼児にハレと名付け面倒をみることにする。居場所のない子供たち。彼らの幸せはいったいどこにあるのだろうかーー。(「BOOK」データベースより)




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展望塔のラプンツェルの総合評価:9.00/10点レビュー 8件。Cランク


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No.8:
(5pt)

荒んだ街のなかで。

貧困、暴力、育児放棄や児童虐待、子宝に恵まれない夫婦。
何もかもに耐え、受け入れ、心を殺して生きていくものたち。
児童相談所の行動を映し出していく。
”毎日違う夕陽が落ちてくる”と。
アグレッシブに明日に向かって希望を持てと。
”明るい笑顔と美味しいご飯”を。
展望塔のラプンツェル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:展望塔のラプンツェル (光文社文庫)より
4334794440
No.7:
(5pt)

読むのも辛い生々しい児童虐待の実態、だが大きな仕掛けが待っている

多摩川市という貧しさゆえに、暴力と虐待が蔓延る街を舞台に児童虐待やネグレクトをめぐって
3つの話が展開していく。児童相談所に勤める松本悠一と支援センターの前園志穂は日々児童
虐待の現実に向かいながら奮闘している。恵まれない家庭に育ち、言葉に出すのも悍ましい
待遇に耐えてきている那希沙とフィリピンのハーフである海の少女と少年。そして、不妊に悩む夫婦
郁美と圭吾。この物語に流れる大きなテーマは家族とは何か、ということ。児童虐待が止まない
中でも子供たちが求めるのは家族。だが、この作品は単なる社会派小説ではない。あっと
驚くミステリーなのだ。作者は、大きな仕掛けを用意して、この作品を一流のエンターテインメントに
仕上げている。この多摩川市にラーメン成金の男が建てたという展望台。この展望台からいつか
長い髪が下りてきて自分たちを救い上げてくれるという思いを救いに頑張る少女。この展望台が
この作品のあたかも狂言回しのようにすべての登場人物を見守っている。激しい暴力描写と
悍ましいほどの虐待シーンで読むのも辛い作品ではあるが、この大きな仕掛けで、読んで良かった
と思わせてくれる作品でもある。
展望塔のラプンツェル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:展望塔のラプンツェル (光文社文庫)より
4334794440
No.6:
(5pt)

真実の絵が再構築され、立ち上がってくるサプライズの瞬間! それは、実に素敵な驚きでした。

途中まではえらくしんどい話で、心の中で何度も、「ギャー!」とか「うわあ!」とか声をあげながら頁をめくってたんだけど、最後のほうに来て、素晴らしいサプライズが待っていました。
それまで寝転んで読んでいたところが、ラスト近くになって「えっ!」となった瞬間、パズルのピースがするするっと寄り集まり、ひとつの思いがけない絵が眼前に立ち上がったみたいな‥‥。

全く、実に驚くべき、鮮やかなサプライズでしたね。脳裏に正しい絵柄がすっくと、晴れやかに立ち現れた後、もういっぺん最初の頁に戻って読み返したくなりましたもん。

児童虐待をめぐっての話やら描写やらは、ほんと、読み進めるのがキツかったですけど、途中で投げ出さなくて良かったです。でなければ、ラスト近くの驚きと快感を味わうことは出来なかったわけですから。
展望塔のラプンツェル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:展望塔のラプンツェル (光文社文庫)より
4334794440
No.5:
(3pt)

幸せってなあに

amazon商品の説明内容(「BOOK」データベースより)以下、

多摩川市は労働者相手の娯楽の街として栄え、貧困、暴力、行きつく先は家庭崩壊など、児童相談所は休む暇もない。
児相に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問する。
石井家の次男壮太が虐待されていると通報が入るが、どうやら五歳児の彼は、家を出てふらふらと徘徊しているらしい。
この荒んだ地域に寄り添って暮らす、フィリピン人の息子カイと崩壊した家庭から逃げてきたナギサは、街をふらつく幼児にハレと名付け、面倒を見ることにする。
居場所も逃げ場もない子供たち。彼らの幸せはいったいどこにあるのだろうか―。

 *

2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞、とんで2017年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞、2020年本作で第33回山本周五郎賞候補となった作家さんです。

るんびに、を読んでから興味を持って、本屋さんのおススメ1位という事で読んでみました。
社会の底辺の話。内容が凄まじく酷ですのでお勧めはどうかなあと思いますが、読むなら気合入れて読みましょう。救われてほしいなあと読了まで願いつつ。
展望塔のラプンツェル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:展望塔のラプンツェル (光文社文庫)より
4334794440
No.4:
(5pt)

きれいな状態。

きれいな状態で届きました。
展望塔のラプンツェル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:展望塔のラプンツェル (光文社文庫)より
4334794440



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