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【この小説が収録されている参考書籍】
鴉
鴉 (幻冬舎ノベルス―幻冬舎推理叢書)
鴉 (幻冬舎文庫)

の評価: 7.46/10点 レビュー 13件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.46pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

鴉の感想

前回読んだ 『隻眼の少女』に気を良くして、2作品目になる。

作品自体の雰囲気はよく似た感じで、どことなくオドロオドロしいホラーチック(決してホラーではないので、苦手な人ご心配なきよう)な雰囲気は 昔の横溝正史を彷彿とさせる。

この作品、意味のある登場人物も多く またその個々の社会のなかでの位置づけなどの関連性も絡んでくることから、複雑で混乱をきたしがちな呈はあり、なかなか頁が進まない。

この作品、主人公 珂允(カイン)が、殺された弟 襾鈴(アベル)の謎を追って というか鴉に襲われて知らぬ間に地図にも無い村に迷い込むところからスタートする。

この兄弟の名前、ピンと来る人もたくさんいるであろう あの聖書のカインとアベルを同名であり、彼らがこの作品とどのように関連するのかしないのか、また閉鎖された村に巣食う神=大鏡を中心とした政治権力構造、次々と起こる不可解な殺人事件と、最後まで飽きが来ることもなく読み進められ、また推理小説による技法も至るところに散りばめられており、本格と呼ぶにふさわしい作品である。

とはいえ、読み終えたところで その結末の驚きとともに理解しがたい箇所があり、ネットで説明を求めてやっと全ての作者の意図が出来た次第でもあり、その文書構造は複雑である。

というわけで、非常に手の込んだ作品であり大作である反面、万人向けかというとそうでもなく、ある程度の読書歴と本格推理になれている方にはお勧めの一冊となる。自身のある方、一度挑戦を(笑)

とも
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No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鴉の感想

日本とは思えないような舞台や、独特な名前に苦戦しながら読み進めてラストで驚愕!
しかし、どんでん返しに次ぐどんでん返しで、また新しい疑問が出てきたり、私の頭ではよく理解できませんでした

ほっと
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