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子守唄



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【この小説が収録されている参考書籍】
子守唄 (創元推理文庫)

子守唄の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

衝撃の三部作完結編

スウェーデンの人気警察小説「ショーベリ警視』シリーズの初期三部作の完結編。前2作で積み残されてきたいくつかの疑問が解明され、ある面ではすっきりするのだが、作品のメインテーマは相変わらず重い、典型的な北欧ミステリーである。
フィリピンから移住してきた女性と子供二人の3人が自宅のベッドで殺されているのが発見された。女性はシングルマザーで、スウェーデン人である元夫からの援助は無く、ときどき掃除婦として働いていたというのだが、それにしては自宅は高級なアパートだった。ショーベリ警視のグループが捜査を始めると、女性と親しくしていた男の存在が浮かび上がり、アパートを買ったのも、生活費を援助していたのも、この男ではないかと推測された。大忙しの捜査班だったが、いつもの欠かせないメンバーであるエリクソン警部が無断欠勤し、連絡が取れなくなっていた。人付き合いが悪く、メンバーの中ではいつも孤立していたエリクソンだが、けっして無責任な男ではない。心配になったショーベリ警視は、他のメンバーには内緒でエリクソンの行方を探し始めるのだった。この二つのエピソードが最終的には絡まりあって、ショーベリ班は衝撃の事態に直面することになる・・・。
殺人事件の犯人探し、行方不明になったエリクソンの捜索の二つともスリリングかつ説得力があり、最後まで緊張感を持って読み終えられる。さらに、主要登場人物たちのエピソードもしっかりしていて、シリーズ作品ならではの楽しみもある。
北欧ミステリーファンには自信を持ってオススメできる傑作で、本作品単体でも面白いのだが、ぜひ第一作から順に読むことをオススメしたい。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

力作だと思います!

主人公の行動は別として、ミステリーとしては力作だと思います。
ただ、難点というか、分かりにくかったのが、お互いの会話の掛け合いがイマイチ自然に思えなくて
これがこの国では普通のことなのか、それとも翻訳がマズイ?のか・・・。
もう一冊読んでみて、果たしてその答えは出るのか?近々また挑戦します!

ももか
3UKDKR1P

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