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子守唄
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子守唄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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いい買い物したと思っています それなりにきれいでした。 対応も早かったです。 | ||||
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カーリン・イェルハルドセンの 『お菓子の家』、『パパ、ママ、あたし』に続く北欧推理小説、 コニー=ショーベリを主役に据えた三部作の第三作で、 表の事件も裏の筋書きも一通りの決着をみせます。 裏の筋書き1は、まぁ中年男性にはそういうこともあるかな、と、 また、裏の筋書き2は、やや意表を突かれた結末に、 表の事件は、人の心はそちらに落ち込んでしまうと、 もう仕方がないんだな、と諦めの入った気分で読み進めました。 著名な推理小説と違い、 名探偵が天才的思考でズバッと解決、ということはなく、 「ああ、なんでこんなにモタモタしているんだ!」 とヤキモキさせる展開が面白かったです。 これが現実ですよね。 その”これが現実”への落とし方が上手で (第二作『パパ、ママ、あたし』では少しやり過ぎで残念)、 読み出したら止まらなくなります。 どうせなら、三作を順に読むことをお勧めします。 | ||||
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三部作を読みました。この作家の作品をもっと読みたいです。ずっと待っているのですがなかなか出ませんね、残念です。 | ||||
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レビューを参考に、1作目から読み始め、この3作目はほぼ一気に読み終えてしまいました。早く読み過ぎて、もったいない・・・・と後悔するくらい、面白かったです。 今のところ、シリーズはこの3作しか翻訳されていないのもわかっていたのだから、もう少しゆっくり読めばよかったと、悔やみながらも、それは無理というもの。どんどんその先が知りたくなります。 本当によく練られた、読み応えのある内容でした。 とてつもなく、辛く重い内容なのですが、自分が背負った罪の先の、昇華ともいえる結末に唸りました。 1作から続いていた、メンバーの他の事件や家族の事情も、いったんここで落ち着きます。 北欧ミステリーのファンの方へは是非とも、お勧めします。 さらに、先のレビュアーの方々のアドバイスの通り、1作目から読まれることを強く強くお薦めします。 訳者後書き、これがまた面白くて、うんうんと同意することしきり。 共感するために、読み終えてから、後書き読んでくださいね。 | ||||
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北欧のミステリーが好きでたくさん読みました。このシリーズは主要キャラクターの個性に魅力があり、人物像が想像しやすく、とても読みやすかったです。 北欧物独特の暗く陰鬱なストーリーですが、文章も読みやすくどんどん読み進められやめられない。 伏線が多く前作からも用意されておりまた読み直して楽しみたいと思った北欧ミステリーはこれがはじめて。映像化しやすそうなストーリーなので映画にならないかなぁ。続編の翻訳をこんなに期待するのもはじめて。 | ||||
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3部作で一応の区切りがついたのかもしれませんが、同シリーズはこの後さらに5冊が書かれているとのこと。 読者の反響がよほど大きかったのでしょうが頷ける話です。私も早く続編が読みたいです。 主人公の良き友であり、悩めるお父さんでもあり、でも病気にも負けず明るいバイタリティのサンデーン刑事が お気に入りです! | ||||
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悲しい結末ではありますが、ショーベリチームから目が離せません。 それぞれが抱えるプライベートな事情… 本国では続きがあるとのこと。翻訳を心待ちにしてます。 | ||||
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シリーズ3作目。2作目を読んでいないので、人間関係にわからない部分がありましたが、想像しながら何とか読み進めました。事件の始まりは過去に起きた悲しい出来事。その後、関わった人がみな不幸になり、辛い重荷を背負ったまま30年が過ぎてしまいました。悲しい事件の悲しい結末でしたが、ドキドキしながらほぼ一気読み。それだけおもしろかったのだと思います。今回も、警察官たちの過去や悩みがかなりのページを占めていますが、悩みに対処する方法や、自分を謙虚に見つめる性格、相手を尊重する考え方など、なるほどと感心させられました。 | ||||
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スウェーデン、ハンマルビー警察署コニー・ショーベリ警視シリーズ三部作は、三冊まとめ読みすることで面白さは倍増する。 本書はシリーズ第一期三部作の三作目である。 一作目「お菓子の家」(創元推理文庫)はスウェーデン社会の人々が直面する孤独と無関心が、犯罪の引き金になり<無関心は死に値する罪なのだ>と言い切った傑作である。 第二作目「パパ、ママ、あたし」(同文庫)では一作目同様、ストックホルムの人々が抱える孤立感、人々とのつながりの欠如を三歳の少女に投影し完璧に幸福な家庭など存在せず、家族が壊れ始めている社会をえぐりだしたすぐれた問題作である。 そして三作目の本書では前二作で描かれてきたハンマルビー警察署の警察官たちの家庭環境、プライベートな生活環境、彼らが抱えるトラブル等がサブストーリーとして未解決のまま残されているのだ。 コニー・ショーベリ警視の夢にまででる心の闇。女性刑事ペトラが抱える過去。精神的に追詰められている刑事。 一件の殺人事件から始まる物語は事件だけでなく、彼らの抱えている謎もすべて解き明かされる。 <腕の中で女のからだは重く、彼は浴室の鏡で、女の頭が自分の胸にだらりとのけぞる様子を確かめた。> 冒頭から一気に物語に引き込まれる今回の事件は前二作同様複雑な展開をみせる。 殺された女キャスリーンは夫と別居中で二人の子供を育てていた。彼女には夫とは別に仲の良い謎の男がいた。彼女たちが住んでいたアパートは高級住宅地で、謎の支援者が買い与えたらしい。 過去は今現在を生きる人々に重い影をおとしている。事件が解決するとき、この三部作は本書のために書かれていたことが分かる。しかし、あまりにも哀しみに満ちた完結編である。 人ははるか昔の罪悪感をこんなに厳しい重荷として生きていかなければならないのか。 過去のあの記憶を、恐怖と罪悪を感じながら今の人生を生きていかなければならないのか。 訳者あとがきによるとシリーズは八作目まで続いているとのこと。 訳出を熱望する。 | ||||
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『お菓子の家』『パパ、ママ、あたし』につづく、北欧スウェーデン警察小説の三作目。 当初三部作の予定だったそうで、これが言わば解決篇になる。 人気がでたのだろう、本国では、さらにつづきが書かれ、第八作で完結になったそうだ。 無理もない。 これを読んだら、ショーペリ警視チームの活躍をもっと読みたくなるから。 正直、一作め、二作めは、なんだか暗いな、という印象だった。 タイトルが暗示するとおり、こどもがらみの事件ばかりで、あまりハッピーエンドでもない。 固有名詞になじみがないため、どれが誰か覚えにくい。 初登場のときには、性別もわからない。 家族の関係や、男女のありかたも、ずいぶん「きつい」感じがした。 しかし、この三作目をとことん味わうあじわうためには、ちゃんと順番に読んでこなくてはならない! 前の本で起こった「意外なこと」が、ここでは「既に起こったこと」として明かされているからです。 もし、この本から目にとめて読もうかなと思われたかたは、どうか、一冊目から。 「なぜ こんな残酷なことを」という帯の文言には、すみません、「うわ、また、それ系?」と思った。 前作まで読んできていなかったら、読みたくなかったかもしれない。 冒頭の場面のひどさといったら、ほんとにまったく、すごくひどい。 でも、最後まで読むと…… ネタバレを警戒すると具体的なことは、かけないのだけれど、 そのシーンすら、意味がちがって見えた。 どうして、どうちがうのか。 せめてひとことだけいうと (それさえ見たくないひとは、すみません、ここで読むのやめてください) ごく気軽な、親切な気持ち、つまり「善意」から悪夢ははじまった。 まったく悪人でなかったひとびとが、ドミノ倒しのように崩壊した。 いやおうなしに、他人を巻きこみながら。 スウェーデンは福祉先進国として有名だが、社会政策は、肉体の生存は保証しても 魂の幸福まではどうすることもできないのかもしれない。 なじみのない世界の物語だけに、 北欧の文化や社会風俗に造詣の深い木村由利子先生でなくては 訳せなかった作品だろう。 | ||||
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