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甲賀忍法帖



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甲賀忍法帖の評価: 8.00/10点 レビュー 4件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

バジリスク甲賀忍法帖の原作小説

パチンコ屋でおなじみの「バジリスク甲賀忍法帖」の原作になった小説。伊賀組と甲賀組の戦い方が終盤になればなるほど忍者同士の戦いというより頭脳戦や情報戦と表現したいようなものになっていくのが面白かった。
ただ忍者達の能力が割とグロテスクなのでエログロが嫌いな人には向かないと思う。またヒロインである朧が当主としてもくノ一としても役立たずなのでいわゆる「足手まといヒロイン」が嫌いな人はイラっと来るかもしれない。


ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

時代を先取りしすぎな作品

「甲賀」と「伊賀」。
2つの忍びの里から各十人ずつ、超人的な忍の術、技を身に着けた総勢二十名の忍者たちが殺し合いを行うという、現在では漫画やラノベなどでメジャーなジャンルとなった、能力バトル、バトルロワイヤル系の作品ですが、この小説の発表は1958年とかなり古い作品です。
能力バトル系の作品が市場に多く見られるようになったのは『ジョジョの奇妙な冒険』の三部(1989年)のあたりから。
バトルロワイヤル系が市場に多く見られるようになったのはタイトルどおり『バトルロワイヤル』(1999年)あたりからだと思われるので、この作品はまさに30年、40年時代を先取りしたと言っても過言ではない、とんでもない作品だと思います。
むしろ当時は時代を先取りしすぎたゆえ、十分に評価されなかったのではと思ってしまうほどです。

実は私は漫画版の方を先に読んだのですが、てっきり漫画版はある程度「現代風に」アレンジして書かれているのかな、と思ったのですが、原作の小説を読むと漫画はきわめて忠実に、原作ほぼそのままのストーリーで書かれていたことに驚きました。
また文章も非常に読みやすく、全く古くささを感じませんでした。
本当に現代の作者がタイムスリップして発表したのでは?とさえ感じるような一冊でしたね。

ただこの作品は自分の中ではどう考えても「ミステリ」という分類にはできないですね。
これがミステリだったらもうバトル漫画やラノベもみんな「ミステリ」です。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:
(7pt)

どこまでもマンガ的

スピード感があり、読みやすかった。
ただ、多くの人が云うほどの衝撃は感じられなかったし、講談調の文体にもさほどの「個」を感じなかった。
7点。

かいん
AGLSXFF0

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