■スポンサードリンク


愛おしい骨



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
愛おしい骨 (創元推理文庫)

愛おしい骨の評価: 6.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

これはミステリーというよりも、恋愛小説?

主人公の弟ジョシュ(タイトルの骨の当事者)が置いてきぼりのような、少し変わった恋愛小説だと思います。
殺人事件というよりも、それを取り巻く(その当時取り巻いていたと思われる人物達)人々の昔と今、そして恋人になりそこねた?男女二人の物語といった方が合ってるかもしれません。

「クリスマスに少女が還る」が好みだったので、オコンネル小説二度目の挑戦でしたが、期待していた分、ちょっとガッカリでした。




ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

陰うつなカリフォルニア

「このミステリーが〜」の2011年度の1位ということで読み始めたが、ちょっと期待外れだった。
二十年ぶりに故郷に帰ってきた主人公・オーレンが、二十年前に森で行方不明になった弟の死の真相を探るというのがメインストーリーだが、物語の舞台はカリフォルニア州北部の、時間が止っているような小さな町で、最初から最後まで、その小さな町で完結する。これが象徴するように、きわめて閉塞感が強いストーリーで、犯人や犯行状況を解明するより、犯行の動機、事件の関係者の人間関係、心のありようを描写する方に重点が置かれていて、ミステリーとしての魅力は弱い。どちらかといえば、家族とは、愛とは何かを描いた物語と言える。個人的にはあまり好みではないジャンルなので、評価が低くなった。
カリフォルニアが舞台のミステリー系エンターテイメントといえば、青い空、輝く太陽、広大な海が定番だが、この作品では深い森と夜が中心で、どちらかといえば、ミネソタとかニューイングランドとかの片田舎が似合う内容で、こういう陰うつなカリフォルニアもあるのかというのは、新鮮だった。

iisan
927253Y1

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!