主人公は､「きみ」。

十年前に解散した女性三人組アイドル・トライスター。彼女たちが所属していた事務所の元社長が他殺死体で見つかった。

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

ラストまで一気読み! 間違い誘拐の真相は? あなたはきっと騙される―― 二転三転する事件の裏に隠された、瞠目のトリック。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。

美術部の領地と思しき「開かずの間」を巡る鉄研と映研の争いの最中、その部屋に突如として異様な鉄道模型が出現!?　表題作を含む５編収録のコミカルな学園ミステリ短編集。

早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。

季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。

名探偵の伊神さんは卒業、葉山君は進級、そして迎えた新学期。

冷えきった夫婦関係の憂さ晴らしでバッティング・センターへ出かけた省平に、男が声をかけてきた。

文化祭目前。準備に熱が入っている生徒たちを横目に、おばけのような、ペンギンのような、不思議な「天使」が至る所で描かれる。

“あるべきものを、あるべき場所に”が信条の怪盗グリフィンに、ニューヨークのメトロポリタン美術館にある贋作のゴッホを、本物とすり替えてほしいという奇妙な依頼が。

「頼子が死んだ」。

“頭狂人”“044APD”“axe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。

超研の〈エリア51〉で特集した「市立七不思議」が何かを呼んだのか? 突如そのうち3つの事件が巻き起こり、葉山君はおおわらわ。

蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。

希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。

書物シリーズ完結! 「この髪の銀にかけて、彼を破滅させる責務があるのです」 明かされる宿敵・書物偽造師(ミスター・クラウン)との因縁。

「東雅彦は嘘つきで女たらしです」愛心学園吹奏学部の部室に貼られた怪文書。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

世に出れば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する、書物狩人。

「伝説のSF作家が遺した未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい。

名探偵・法月綸太郎に挑戦するかのように起こる数々の難事件。

大好評「書物」シリーズ、第５弾！　　　　合法非合法の手段を選ばず、世に出せない本を入手する書物狩人。

18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。

愛書家必読！　「書物狩人」初の長編！！　機密本をアルカイダに流した書物狩人のひとりが殺害された。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

「疫病神」コンビ、待望の復活。

進々堂。京都大学の裏に佇む老舗珈琲店に、世界一周の旅を終えた若き御手洗潔は、日々顔を出していた。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

ホームズ探偵譚の異色作「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」。

大東亜戦争後、日本は南北に分割され、北海道は独立。国内には北のスパイが暗躍している。

世に出れば歴史の真相を覆しかねない本を、合法非合法を問わずあらゆる手段で入手するプロフェッショナル、“書物狩人（ル・シャスール）”。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

Ｋ氏には人目をはばかる趣味がある。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

名探偵・法月綸太郎が帰ってきた!著者会心の傑作鉄道ミステリー「背信の交点」、オカルトじたての怪事件「世界の神秘を解く男」、法月綸太郎本人が登場しない異色作「身投げ女のブルース」など、テーマと構成にこだわりぬいた中編を収録。

目撃された殺人と消えた犯人、そして目の前を落下する女、鍵を飲み込んだ被害者に雪の足跡…いつの間にか現れた「彼」の前に開かない「扉」はない。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

日比野浩光は山奥で迷子になり、やっと明かりのついた家を見つけた。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

ここ蝦蟇倉(がまくら)市では、不可能犯罪ばかりが起こる。事件を通じて人々が経験する、出会いと別れ。

2年前に母が失踪して以来、小学5年生の心澄望と弟の甲斐亜は父・茂雄の暴行を受け続けていた。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

雪の山荘で美女が殺される。部屋は旋錠され、犯人の足跡もない! 本格推理の極。

ようこそ。ここは地球の歴史がいちど終わったあとの新しい世界―弱肉強食の大西部。