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犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題
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犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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良かったです | ||||
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法月綸太郎さんの作品を久しぶりに読んだ。 なんか違和感がある作品だった。 論理的に推理して犯人に迫る印象があったけど、その材料で、結論はでないよ。というものが多かった。 また、星座の話に引きずられすぎている感じがする。 もっと自由に話を展開してほしい。 好きな作家さんなので、もったいない。 | ||||
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光文社からの法月探偵短編集のシリーズ第一弾。 各短編が星座をモチーフにした連作になっているのが最大の特徴である。 講談社ノベルスからの法月シリーズとは異なって、ガチガチの新本格志向ではなく、著者の言葉でも書かれているように、さっと読めて後には何も残らない軽いタッチの推理を目指したとあるように、法月氏の著作としてはかなり通俗的なお手軽作品である。が、お手軽と言ってもゼウスの息子等に顕著なようにいつもの複雑な二転三転するプロットは控えめながら、ワンアイデア重視の平均以上の出来の作品が並ぶ。 法月倫太郎の○○シリーズと比べると見劣りするのは否めないが、量産系の作品としてはやはり出来は他の読み捨て作家と比べるとかなり高い。 | ||||
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冒頭に、ある星座に関わる物語が紹介される。 それは、まったくオリジナルの神話通りなのだけど、その後に繰り広げられる殺人劇の何かをどことなく暗示していたり・・と、凝った作り。 だが、正直なところ、いきなり馴染みのない話が出てくるので、「訳のわからん神話はいいから、さっさとお話しに入ってくれ」と思わないでも無い。 エラリークイーンにならって、こうした連作をすることにしたらしいが、無理やり星座に絡めなくても、という作品もあるように思う。 とはいえ、作者らしい展開やトリックなど、推理小説としての読み応えは充分であることは言うまでもない。 | ||||
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’87年に『十角館の殺人』でデビューした綾辻行人をはじまりとする「新本格ムーブメント」第一期生で、有栖川有栖、歌野晶午、我孫子武丸らと並んでその代表的ミステリー作家・法月綸太郎による、星占いの12星座のうち6つをそれぞれモチーフにした連作短編集。初出は’04年から’07年にかけてミステリー専門誌『ジャーロ』など。[牡羊座]ギリシャ羊の秘密:ホームレス殺人のヒントは犯人が漏らした言葉と発見者の盗まれたミリタリージャケットにあった・・・。[牡牛座]六人の女王の問題:マンションから転落死したライターの残した不可解な俳句。はたしてそれらに隠された意味は・・・。[双子座]ゼウスの息子たち:山中湖のリゾートホテルで殺されたルポライター・実はプロの恐喝屋と、双子同士で結婚したオーナー夫妻との関係は・・・。[蟹座]ヒュドラ第十の首:巣鴨の霊園で発見された男の他殺死体。重要容疑者は3人。そのうち真犯人は誰だ・・・、そして意外な結末が・・・。[獅子座]鏡の中のライオン:獅子座生まれの「女王様」女優殺人事件は、その妹と新人シナリオライターの存在と一組のピアス、そして歌舞伎が解決のキーを握っていた・・・。[乙女座]冥府に囚われた娘:水中毒で意識不明の植物状態になった女子大生。一通の不可能なメールと熱中症で死んだ上級生が謎の広がりを見せる・・・。いずれもエラリイ・クイーンに対するオマージュが盛り込まれ、根底にはそれぞれの星座にまつわるお話が関係しており、短編といえども伏線がちゃんと張ってあり、名探偵法月綸太郎が鮮やかに謎を解く、フーダニット本格パズラーの6連発が充分楽しめる。 | ||||
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’87年に『十角館の殺人』でデビューした綾辻行人をはじまりとする「新本格ムーブメント」第一期生で、有栖川有栖、歌野晶午、我孫子武丸らと並んでその代表的ミステリー作家・法月綸太郎による、星占いの12星座のうち6つをそれぞれモチーフにした連作短編集。初出は’04年から’07年にかけてミステリー専門誌『ジャーロ』など。 [牡羊座]ギリシャ羊の秘密:ホームレス殺人のヒントは犯人が漏らした言葉と発見者の盗まれたミリタリージャケットにあった・・・。 [牡牛座]六人の女王の問題:マンションから転落死したライターの残した不可解な俳句。はたしてそれらに隠された意味は・・・。 [双子座]ゼウスの息子たち:山中湖のリゾートホテルで殺されたルポライター・実はプロの恐喝屋と、双子同士で結婚したオーナー夫妻との関係は・・・。 [蟹座]ヒュドラ第十の首:巣鴨の霊園で発見された男の他殺死体。重要容疑者は3人。そのうち真犯人は誰だ・・・、そして意外な結末が・・・。 [獅子座]鏡の中のライオン:獅子座生まれの「女王様」女優殺人事件は、その妹と新人シナリオライターの存在と一組のピアス、そして歌舞伎が解決のキーを握っていた・・・。 [乙女座]冥府に囚われた娘:水中毒で意識不明の植物状態になった女子大生。一通の不可能なメールと熱中症で死んだ上級生が謎の広がりを見せる・・・。 いずれもエラリイ・クイーンに対するオマージュが盛り込まれ、根底にはそれぞれの星座にまつわるお話が関係しており、短編といえども伏線がちゃんと張ってあり、名探偵法月綸太郎が鮮やかに謎を解く、フーダニット本格パズラーの6連発が充分楽しめる。 | ||||
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’87年に『十角館の殺人』でデビューした綾辻行人をはじまりとする「新本格ムーブメント」第一期生で、有栖川有栖、歌野晶午、我孫子武丸らと並んでその代表的ミステリー作家・法月綸太郎による、星占いの12星座のうち6つをそれぞれモチーフにした連作短編集。初出は’04年から’07年にかけてミステリー専門誌『ジャーロ』など。 [牡羊座]ギリシャ羊の秘密:ホームレス殺人のヒントは犯人が漏らした言葉と発見者の盗まれたミリタリージャケットにあった・・・。 [牡牛座]六人の女王の問題:マンションから転落死したライターの残した不可解な俳句。はたしてそれらに隠された意味は・・・。 [双子座]ゼウスの息子たち:山中湖のリゾートホテルで殺されたルポライター・実はプロの恐喝屋と、双子同士で結婚したオーナー夫妻との関係は・・・。 [蟹座]ヒュドラ第十の首:巣鴨の霊園で発見された男の他殺死体。重要容疑者は3人。そのうち真犯人は誰だ・・・、そして意外な結末が・・・。 [獅子座]鏡の中のライオン:獅子座生まれの「女王様」女優殺人事件は、その妹と新人シナリオライターの存在と一組のピアス、そして歌舞伎が解決のキーを握っていた・・・。 [乙女座]冥府に囚われた娘:水中毒で意識不明の植物状態になった女子大生。一通の不可能なメールと熱中症で死んだ上級生が謎の広がりを見せる・・・。 いずれもエラリイ・クイーンに対するオマージュが盛り込まれ、根底にはそれぞれの星座にまつわるお話が関係しており、短編といえども伏線がちゃんと張ってあり、名探偵法月綸太郎が鮮やかに謎を解く、フーダニット本格パズラーの6連発が充分楽しめる。 | ||||
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エラリイ・クイーンの短編集『犯罪カレンダー』のコンセプトに倣い、黄道 十二星座とギリシャ神話にまつわる謎を名探偵・法月綸太郎が解決して いくという形式が採られたオーソドックス(あるいはベタ)なミステリ短編集。 本書にはシリーズの前半六編(牡羊座〜乙女座)が収録されているのですが、 パズラーとしての出来映えでは、やはり、雑誌(もしくは夕刊紙)に懸賞付き 犯人当て小説として発表された「ゼウスの息子たち」、「ヒュドラ第十の首」の 二編が抜きんでています(特に、「ゼウスの息子たち」の双子トリックが秀逸)。 星座や神話といった制約のため、ご都合主義的な処理がなされた箇所もある のですが、収録作品全てに何らかの趣向や読みどころが用意されてもいます。 それに、苦悩から解き放たれた(?)法月綸太郎 の活躍が読めるのは、ファンとしてうれしいところ。 何はともあれ、シリーズ後半の六編全てが執筆 され、一冊にまとめられる日が、待ち遠しいです。 ※収録された各短編の内容については「コメント」をご参照下さい。 | ||||
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■「六人の女王の問題」 ライターの虻原が、かつて彼が所属していた劇団 の主宰者・赤星が住むマンションで、転落死した。 その虻原が、生前最後に発表した原稿には、暗号が隠されているとおぼしき 二首の俳句があり、さらに、「六人の女王にたずねるがいい」という意味深な ヒントも添えられていた。 綸太郎は、十年前の虻原の芝居で、七人のドラァグ・クイーンが登場する 『プレアデスの復讐』に、真相究明のための糸口があると考えるのだが……。 暗号解読自体は、一般読者の手に負えるレベルではありませんが、奇矯 なライターが、なぜ暗号を残したのかというホワイダニットはなかなか秀逸。 そのキャラと見合った、何とも残念というか、間抜けな真相も印象的です。 ■「鏡の中のライオン」 “女王様”と呼ばれている女優・仙道美也子が自宅の駐車場に とめられていた自家用車のなかで、死体となって発見された。 死体からは右のピアスがなくなっており、美也子と交際して いたという新人脚本家・滝本の家で同じピアスが発見される。 滝本に容疑がかけられるのだが、事件発生時、たまたま彼の家の近所 で別件の張り込みをしていた刑事が、彼のアリバイを証明し、その上、 美也子が事件直前まで両方の耳にピアスをしていたことがわかり……。 “そこに存在するはずがないピアス”の謎についてはいささかアンフェアな解決が なされた後、終盤では思いもしなかった事件の真相と背景が明らかにされます。 タイトルや滝本の部屋にあった露骨に手がかり臭いある品物によって事件の 構図が暗示されているとはいえ、知識のない人間には見抜けないのが難点。 ■「ギリシャ羊の秘密」 ■「ゼウスの息子たち」 ■「ヒュドラ第十の首」 ■「冥府に囚われた娘」 | ||||
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むむぅ。面白い。 ついつい、読んでしまった。 星座とギリシャ神話と犯罪を絡めた、短編作品集なので読みやすい。星座の勉強にもなる。 表題になっている『六人の女王の問題』も面白いが、個人的には『冥府に囚われた娘』がお気に入りである。 | ||||
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むむぅ。面白い。 ついつい、読んでしまった。 星座とギリシャ神話と犯罪を絡めた、短編作品集なので読みやすい。星座の勉強にもなる。 表題になっている『六人の女王の問題』も面白いが、個人的には『冥府に囚われた娘』がお気に入りである。 | ||||
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法月綸太郎と言えば、いわゆる「後期クイーン問題」にドップリはまった、悩める秀才作家のイメージが強い。 しかし今回は、クイーンで言えば『犯罪カレンダー』を意識した短編集であり、作者の発想の妙あるいは稚気を、気軽に楽しめる好著に仕上がった。 余り悩みこまず、続編を早めに読ませてくださいと、著者にお願いしたくなる。 | ||||
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2004-07年に『ジャーロ』などに掲載された6つの短篇を集めたもの。 副題にホロスコープとあるとおり、牡羊座「ギリシャ羊の問題」から始めて、牡牛座「六人の女王の問題」、双子座「ゼウスの息子たち」とつづいていく。本書には、乙女座「冥府に囚われた娘」までの半年分が収められている。しかし、最初から企画ものにしようと考えていたわけではなく、途中から星座の話と絡めていったらしい。本にするに当たって書き直された部分もかなりあるとか。 クイーンの『犯罪カレンダー』が原型であり、かなり真似られている部分も多い。初めに蘊蓄が述べられたり、いきなりシナリオ形式が挿入される一篇があったり。読み比べてみると面白いだろう。 面白かったのは「ゼウスの息子たち」「冥府に囚われた娘」。論理性を突き詰めていった先に意外な結末が待ち受けており、納得するとともに驚かされた。 全体としてパズル的な作品が多い。図をつくりながら読んだりすると面白いかも知れない。 | ||||
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2004-07年に『ジャーロ』などに掲載された6つの短篇を集めたもの。 副題にホロスコープとあるとおり、牡羊座「ギリシャ羊の問題」から始めて、牡牛座「六人の女王の問題」、双子座「ゼウスの息子たち」とつづいていく。本書には、乙女座「冥府に囚われた娘」までの半年分が収められている。しかし、最初から企画ものにしようと考えていたわけではなく、途中から星座の話と絡めていったらしい。本にするに当たって書き直された部分もかなりあるとか。 クイーンの『犯罪カレンダー』が原型であり、かなり真似られている部分も多い。初めに蘊蓄が述べられたり、いきなりシナリオ形式が挿入される一篇があったり。読み比べてみると面白いだろう。 面白かったのは「ゼウスの息子たち」「冥府に囚われた娘」。論理性を突き詰めていった先に意外な結末が待ち受けており、納得するとともに驚かされた。 全体としてパズル的な作品が多い。図をつくりながら読んだりすると面白いかも知れない。 | ||||
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