村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

カラマーゾフ事件から十三年後。

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。

第54回江戸川乱歩賞受賞作 乱歩賞史上、最もロマン溢れるミステリー! ドクターヘリの機長・槇村は、墜落した取材ヘリを救出。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

市原の交通刑務所内で、受刑者石塚が殺され、同所内の宮崎が逃亡。遺体は奇妙にも“前へ倣え”の姿勢をとっていた。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

第54回江戸川乱歩賞受賞作 昭和21年、帰らなかった誘拐児。悲劇はそこから始まった――。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

舞鶴でロシア人女性の遺体が発見された。時を同じくして抑留体験者の高津も姿を消す。

水没するまでのタイムリミットは約5時間。それまでに洞窟に閉じこめられた調査隊を助け出さなければ―。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

親友の耀子が、曰く付きの大金を持って失踪した。被害者は耀子の恋人で、暴力団ともつながる男・成瀬。

「右手を見せてくれ」。スーパーで万引犯を捕捉する女性保安士・八木薔子のもとを訪れた刑事が尋ねる。

「三年坂で転んでね」―帝大生の兄が怪死する直前に残した言葉を手掛かりに、東京の坂を巡る実之。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

皇居に侵入して、“お宝”を盗み出せ!ターゲットは、徳川家光が愛でたという名盆栽「三代将軍」。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

東京・葛西のトランクルームから、女性の全裸腐乱死体が発見された。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

夏の甲子園。

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。

女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。

友人の雅人がヤクザから1260万円の借金を! そんな大金、あるわけない。おれは偽札を作ることにした。

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。

AVでレイプされ、失踪した一色リナの捜索依頼を受けた村野ミロは、行方を追ううちに業界の暗部に足を踏み入れた。

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。

CM制作者・日下が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。

「朴美愛」偽造パスポートを手に入れたミロは海峡を越え韓国に渡る。

八木薔子はアメリカ最大の警備会社で要人警護を多く務めたエリートボディガード。

地震で津波が発生し、警報が遅れる事故が起こった。

プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。

乱歩賞受賞作『左手に告げるなかれ』の八木薔子が帰ってきた！欲と憎悪、金と名声、女達のタブーを八木が暴く！極上ミステリ５連作。

小田切可憐は毎日家事を終えると「デル・エア」へ向かう。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。

高校二年生のあの日。薔薇(ばら)が咲き乱れる自宅のベッドで、ミロの口から「義 父と寝た」という驚くべき話を聞かされた。

心を病んで入退院を繰り返し、妻に去られた大間木琢磨。父の遺品を手にすると、生まれる前・昭和三十年代の光景が脳内に蘇った。

人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。

沖縄から米海兵隊が撤退した。それは米国防総省が、たった一人のテロリストに屈服した瞬間だった。

公正取引委員会の審査官伊田は汚職の嫌疑をかけられた。何者の策略に嵌り事件に巻き込まれたのだ。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

悪党・八神俊彦は自らの生き方を改めるため、骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていた。

大物弁護士西垣文雄が横浜の自宅で惨殺された。首や手足はねじ曲げられ、顔は激痛にゆがんでいた。

浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。