雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

―おれは彼女のストーカーになった。彼女の全てを知るために後をつけ、盗聴器も仕掛けた。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

私立秀青高校の軽音楽部の部室を覗いたのは、用務員の各務原氏だった。染めているわけじゃないんだろうけど、赤みがかった髪。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

女子大のゼミ室から学生が消え、代わりに警備員の死体が。当の女子大生は屋上から逆さ吊りに。

十年前に解散した女性三人組アイドル・トライスター。彼女たちが所属していた事務所の元社長が他殺死体で見つかった。

推理小説家志望の氷川透は久々にバンド仲間と再会した。が、散会後に外で別れたはずのリーダーが地下鉄の駅構内で撲殺された。

埼玉県と長野県の境近く、かつては個人の別荘であった寮「リラ荘」を、日本芸術大学の学生七名が訪れた。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

密室、容疑者全員アリバイ持ち―「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。

エレベーターの前で胸を刺された男は「常務に、いきなり刺された」と、犯人を名指しして絶命した。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

トリプルゼロクラス探偵にしてパラレルシンキング&マルチタスクの天才、龍造寺月下が突きつける驚愕の『黒の挑戦』―難攻不落の「密室十二宮」は残り六つ!原作ゲーム『ダンガンロンパ』のシナリオライター・小高和剛からの直々の指名を受け、「物理の北山」こと本格ミステリ

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

夏休みも中盤に突入し、風ヶ丘高校新聞部の面々は、「風ヶ丘タイムズ」の取材で市内の穴場水族館に繰り出した。

私は栗林晴美。どちらかというと無気力な今時の女子高生。

世界一気弱な名探偵、お弁当持っておそるおそる不可能犯罪の謎解きに挑む──キュートでコミカル、しかし心は本格ミステリ。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

鮎川哲也編集で『本格推理』が始動したのは、1993年4月のことだった。以来、本編15冊と別巻5冊の計20冊を刊行。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。

テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。

美しすぎる謎と鮮やかすぎる解決が出会う！「本格とは何か」不断の問いかけがここに結実。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

第5回「本格推理」募集の当選作品集。

女性を狙った殺人事件が連続して起こった。同一犯が疑われるが、動機が見いだせない。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

粋のいい、仰天の新作そろってます。

色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。あのとき、目をそらしていたら。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

武器密売裁判の重要証人が航空機事故で死亡。

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。

小さな町の菓子店で、何者かが商品に毒入りチョコレート・ボンボンを混入させ、死者が出るという惨事が発生した。