下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。

中禅寺洲齋、幽霊騒動に挑む。歌舞伎舞台のために書き下ろされた長編小説! 時は江戸。

舞台は明治30年代後半。

デビュー30周年を記念した京極夏彦のファンブック。

舞鶴の海辺の町で発見された、記憶喪失の青年。

いまや誰もが知っている“妖怪”。

怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。

SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。

理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。

明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、異様な書舗と巡りあう。

直木賞受賞作がついに文庫で登場 京極夏彦の直木賞受賞作。ラストに訪れる仕掛けが読者の胸を打つ感動作。

明治三十年代初頭。古今東西の書物が集う書舗に導かれる、一人の若き女性。

花も盛りの明治40年――高遠彬の紹介で、ひとりの男が書舗「弔堂」を訪れていた。 甲野昇。

長く人間に支配されていた動物たちは、人間と伍すだけの知能を得て独立した。

無類の不思議話好きの山岡百介は、殺しても殺しても生き返るという極悪人の噂を聞く。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

自分の目となり耳となって遠野保の民草の動向を見極め、逐一報告せよ――盛岡藩筆頭家老の密命を受け、御譚調掛として巷間の噂話を蒐集する宇夫方祥五郎。

江戸川、大磯で発見された毒殺死体。二つの事件に繋がりはないのか。

行者に祟られ、座敷童子に守られているという古い屋敷に、 後継者選びのため親族一同が集められた。

「完全なる密室」の謎を解け。横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ! 富山県の沖合に浮かぶ油夜島。

時は明治。

昭和29年春から夏にかけて続く怪事件。 「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。

新しい戦前? 否、死者の声は響き続けてきた―― ある殺人事件を機に巻き起こる、国家機密の「K文書」を巡る謎……。

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。

あの屈強な佐助が血だらけになって、犯人は小鬼の鳴家だってぇ？　 菓子職人・栄吉の新作あられの味見会は見合い話を摑む場になっちゃうし、 若だんなと妖は摩訶不思議な怪異に遭遇、 おまけに若だんなは独立する奉公人の世話をしろと命じられちゃった！

この現実は、すべて虚構だ。価値観を揺るがす連作奇譚集! 元デザイナーで小説家の「僕」は、知人友人からよく相談を受ける。

希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 「考えうる、最大級の恐怖を」。

人に見えないものが視える。闇の中に、他人の恐怖が悔恨が苦痛が悲哀が―視えてしまう。

藤木稟のもうひとつの人気シリーズ、待望の文庫化リブート! 昭和13年、浅草。

奥多摩の、太古から神を祀ってきた霊山・御嶽山の上にある村。そこにある神官屋敷は浅田氏の実家である。

妻との離婚以来５年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。

「神隠し――と云うより天狗攫いね。高尾山だし」 聞き終えた敦子は先ずそう云った。

「推理はしないんです。彼は」。

特別な能力で大衆を煽動する殺人犯・ホムラvs. “猟犬”の異名をもつ元捜査一課刑事 「あの、私も妹も、交通課から来ました」。

人間の身体と記憶を乗っ取る人工生命体〈蛇〉は、“衣裳替え”を繰り返し悠久の時を生きてきた。

この世ならぬモノに反応する目を持つ悠希と、卓抜した霊能力を持つ水月。 過去に傷を持つ兄妹は、新宿でひっそりと生きていた。

高校時代からの親友が行方不明になり、独自に行方を探そうとする道警捜査一課捜査支援分析室所属の刑事、天野伶佳。

幽晦との境界が、破れている。内部の薄明が昏黒に洩れている。

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。

「おお!そこに人殺しが居る!」探偵・榎木津礼一郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ―。

学問としても芸術としても敬遠され、表舞台からパージされてきた、荒唐無稽な語りのエンターテインメント！民話と妖怪を愛好する面々が縦横無尽に語る、あなたの知らない民話の世界。

民俗学のフィードワークの手法を用いて、取材を元に怪談を執筆してる呻木叶子が遭遇する四つの事件。

辣腕の選挙コンサルタントとして鳴らしたシャルテルは、大手広告代理店DDT広報部のアップショーとともに、英連邦から独立間近のアフリカの小国アルバーティア初の国家元首選挙に駆り出される。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

ベストセラー作家・森林麻美がブログで自死をほのめかし「私の死体を探してください」という文章を残して消息を絶つ。

庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。

通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が蘇るーそんな言い伝えが残る朽無村の名士・古柳哲郎氏が亡くなった。

”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。

「バチカン」シリーズをもっと楽しめる!キャラと謎が交差する短編集第7弾 結婚式に参列するため、イギリスのウエイブスタンを訪れた平賀とロベルト。

臼原市で死体遺棄事件が起きた。女性の遺体は強姦の跡があり身体の一部は切り取られている。

日向由衣は裁判官に任官して三年目。念願がかなって志波地方裁判所の刑事部に配属された。

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。

ドロドロに液体化した男性の遺体が都内で発見された。 死亡した男性は坂口の学者仲間・古屋教授。

時代の濁流が兄弟の運命を翻弄する。

巨大な鍾乳洞内部につくられた、白い直方体の建物が並ぶ奇妙な集落・八つ箱村。