厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き山中へ向かう。

『シャトゥーン ヒグマの森』（『このミステリーがすごい！』大賞・優秀賞受賞作）、 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』（大宅壮一ノンフィクション賞＆新潮ドキュメント賞受賞作） の著者が描く、新たな恐怖と惨劇! 狂暴化した850頭の猿が襲いかかる!!

法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。

マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。

常駐看護師の冬木栗子が勤める老人ホーム「山南涼水園」で、男性入居者が滝壺に飛び込んだ。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

長野県安曇野。半年前に山で行方不明となった妻の頭蓋骨が見つかった。

東京都の果ての美しい島。少女、椰々子は、死者を通し預言を聞く力を持ち、不吉だと疎まれている。

友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。

嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。

この巨大な壁は何? 人々を消失させる恐怖のWALLから逃げられるのか? 202X年のある夏の日、シコタン島(色丹島)の墓地で祈りを捧げていた ロシア人老夫婦が、丘の上から半透明のヴェールが近づいていることに気づく。

夫のDVから逃れ、7歳の娘を育てるシングルマザーの貴代に届いた、滞納家賃の督促状。仕事もなく、財布の中は小銭だけ。

幕末の佐賀藩を舞台に、からくり儀右衛門の孫が冴えわたる機智で怪異に挑むが……話は横道に逸れまくり、なかなかストーリーが進まない!?　膨大な情報量で挿し込まれる史実に話は脱線を繰り返し、ついにはストーリーをも凌駕する！　脱線の先に隠された○○とは？　著者初の

第21回『このミステリーがすごい！』大賞・文庫グランプリ受賞作です。

星川駒子は県立高校の図書館に勤める学校司書だ。

末期がんが判明した椎名利夫の余命は一年。予期せぬ宣告に家族や周囲の人々は戸惑いを隠せなかった。

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

十一月七日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。

北アルプス、漆沢渓谷。獣や鳥の“瞑りの楽園”に突如起こった地滑り。

失踪した父の車が、長野県大町市で見つかった。その発見現場で息子の一成は深雪という地元女性と出会う。

１７音の奥に潜む誰も知らない物語。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。

米海軍空母内で殺人事件が発生！　最強の捜査機関「特別強行捜査局」は、見えない敵に辿り着けるか。

作家生活10周年記念! 物語の魅力がぎゅっと詰まった、珠玉の作品集 「緑の子どもたち」 植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。

北関東の平穏な町で、事件は起こった。 葬儀場で死者が甦り、他の遺体を貪り食ったのだ。

いい気味だ…… 予測不能の展開、予想外の読後感。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

作家デビュー50周年に放つ、至高のクライム・ノヴェル 狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。

目の前に犯人がいるのに逮捕できない――大胆不敵な新警察小説、誕生 三年前のバイク事故で右眼を失明した警察官の尾崎冴子は、訪れた事故現場でその一部始終を目撃する。

クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。

南アフリカ出身の母親と日本人の父親との間に生まれたダブルの少年・ジェリコは、小学校でいじめに遭ってから不登校になり、VRドローンレースにのめり込む。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。

世界中で人気を博す、生きる伝説のバレリーナ・クレスパンが密室で殺された。

香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。

男は22年前の友人たちに憑依する。迷宮入り殺人事件の真相を追って。

生きながらにして臓器を摘出された死体が発見された。

一級建築士で探偵の蜘蛛手啓司は、相棒の宮村達也からある事件の記録を渡される。

「あなたには、捕虜の処刑および民間人に対する虐待の容疑がかけられています」戦後まもなく、インパール作戦の日本人指揮官にかけられた嫌疑。

30歳、臨床心理士。マイアミで幸せな新婚生活を送っていたルビーだが、ある日1型糖尿病を患う夫が、夜間低血糖で急死。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

マネーロンダリングを内偵中のMI6局員がロンドンで殺された。

その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。

一人孤島に住む、元医師のフレドリックは、就寝中の火事で住む家も家財道具もすべてを失う。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

瀬戸内にある波鳥町。

人生はあっという間と言うけれど、走馬灯に映し出される色とりどりの絵のごとく、たくさんの喜怒哀楽があり、これまで生きてきた年月は、実は長いのだと、このエッセイは教えてくれる。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

K県見幸市を統治する佐久間種苗を襲った細菌テロは、100名超の研究員を殺害する。

私は、幸せになるために芸術をやるんです。

3月14日――円周率の日――に、数学教師アダム・マークスの焼死体が発見された。