法の網をすり抜け、街なかに紛れる犯罪者たちー。

１９４５年、東京。関東最大級の暴力組織、四代目水嶽本家。

両親の死の真相を探るため、引きこもり生活を脱し警察官を志した19歳の沖野修也。

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。

1947年。英国軍人のイアンは、戦場で不当に斬首された兄の仇を討つため来日する。

昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が 頭に麻袋を巻かれた刺殺体となって見つかる。

東京のやくざ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三を殺害した。

天文年間、小土豪が群雄割拠する中国地方で没落した宇喜多家の嫡男・八郎は、その器量を見込まれ、豪商・阿部善定のもとで父母とともに居候していた。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

透明人間が事件を起こしたら？ アイドルオタクが裁判員裁判に直面したら？ 犯行現場の音を細かく聞いてみたら？ ミステリイベント中のクルーズ船で参加者の拉致監禁事件が起こったら？ 阿津川辰海の傑作短編集がついに文庫化。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

昭和２４年、ミステリ作家志望の風早勝利は名古屋市内の新制高校３年生になった。

読字障害というハンディキャップを抱えながらもアメリカ留学の後、作家・評論家として活躍する三条公彦。

映画原作「ヘルドッグス」続編! 警察小説を超えた、慟哭の人間ドラマ 関東最大の暴力団・東鞘会の跡目争いは熾烈を極めていた。

昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。

「亘君、君は真実を語るべきだ」農薬コーラ毒殺魔、局部切断女、そして恐怖の三十人殺し！昭和史に残る極悪犯罪者たちが地獄の淵から甦り、現代日本で殺戮の限りを尽くす。

不思議な共同生活を送る彼女たちの目的とは。

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。

『ヘルドッグス 地獄の犬たち』に連なるクライム・サーガ、堂々完結! ヤクザにも物怖じしない、恐れ知らずの老ジャーナリストが殺害された。

大手銀行に勤める４１歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。

東京、炎上。正義は、守れるのか。

VS帝国陸軍1000人 たった二人の六日間戦争 小曽根百合――実業家・水野寛蔵の下、幣原機関で訓練を受け、十六歳で実地任務に投入。

圧倒的なオーラを放つスター、堀尾葉介。彼の「光」に触れると運命が動いていく。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

２人以上殺した者は“天使”によって即座に地獄に引き摺り込まれるようになった世界。

共謀罪、始動。標的とされた若者達は公安と大企業を相手に闘うことを選ぶ。

ラスト、せつなさ迫るミステリー 「知ってる? 川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。

接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」発覚で 大蔵省は大揺れ。

初夏、名人戦の最中に詰将棋の矢文が見つかった。その「不詰めの図式」を将棋会館に持ち込んだ元奨励会員・夏尾は消息を絶つ。

あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかったー。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人を襲った脅迫電話。

同一犯か? 模倣犯か? 群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見! 十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。

娘を殺されながらも極刑を望まなかった半田龍樹は、妻とも別れ、小さな居酒屋を始めた。 一見、平穏に流れる日々――。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

銃撃テロを生き延びた五人。

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。

渡辺探偵事務所の沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、赤坂の料亭の女将の身辺調査をしてくれという。

憂鬱な不採用通知、幼い娘を抱える母子家庭、契約社員の葛藤…。

男は22年前の友人たちに憑依する。迷宮入り殺人事件の真相を追って。

社会派エンターテインメントの雄が贈る衝撃作 「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。

相手はヤクザから国会議員まで。“地獄の沙汰も金次第”を地で行く人材派遣会社「NAS」が大暴れのシリーズ第3弾。

新たな警察小説のシリーズが誕生した!刮目せよ、刑事たちの執念の捜査を! 15年前、ひとりの少女が突如失踪した。

都会の片隅で生きる人々の切なく苦味に満ちた人生。

血の繋がりのない９歳の娘と暮らす、元ヤクザの探偵・矢能が正体不明の富豪から依頼されたのは、２億円の価値がある非合法な商品取引の交渉人だった。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

「誰の心にも淀みはある。

粉飾、癒着、学閥……。

大沢在昌のデビュー作「佐久間公シリーズ」幻の長編小説が蘇る。

「傭兵代理店」と対をなす国際謀略アクション クリスマスも近い小京都・角館にやってきた、フリーのエージェント影山夏樹。

橋岡恒彦は「名簿屋」の高城に雇われていた。名簿屋とは電話詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。

大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。

目立った手柄はないのに、警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉（えりさわせん）。