見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。

わたし、城の外に行きたいの 一家団欒に突然飛び込んできた少女は、「城」の外に出て行くと言う。

両親が急死し、多額の遺産を相続した少女が恋をした。

核シェルターにひとり籠った男の胴体が捻り切られていた怪事、柩の中で数十カ所刺されて発見された男……。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

ミステリー作家・有栖川有栖が挑むまったく新しい大阪の怪談。

女子高生の梨乃はある日、記憶が短時間で消えてしまうことに気付く。この現象は全世界で発生し人類はパニックに陥った―。

大学院生・井森建は、ここ最近妙な夢をよく見ていた。

Ｘ県山間の町。そこには虻狗隧道（あぶくずいどう）と呼ばれる謎の洞窟があり、〈モグラ〉と称される住民が住んでいた。

異次元との接触現象〈涯て〉に侵食される地球。

抜群の頭脳と美貌、そして最悪な性格を併せ持つ女探偵・新藤礼都が、よりブラックにパワーアップして還ってきた!ナンパ教室講師やマルチ商法会員、鴬嬢など、相変わらず怪し気なバイトを掛け持つ礼都。

全人類がウイルスに侵され、死ねば誰もが活性化遺体になる世界。

「世界一異常な探偵」こと四里川陣のもとを訪れた1人の女。

世の中、間抜けばかり―あんな簡単な事件の真相も見抜けないなんて。

盲目の美女ロザリンドとのロマンスを描いた表題作他、全十編の最新小説集。

頭上に地面、足下に星空が広がる世界。人々は僅かな資源を分け合い村に暮らしていた。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

科学とは無縁の世界で育った青年はある日、月世界を目指して天空へと伸びる「天橋立」に向かう。

犯人当て、安楽椅子探偵、日常の謎、バカミス…ミステリでお馴染みの七つの「お題」を解くのはマッドサイエンティストに記憶障害の探偵、超天才殺人者!一筋縄ではいかない狂った事件、犯人、探偵を巧緻な論理で寄せ木細工のように組み上げた、叙述トリックの名手としても知ら

限りなくロジカルで、理不尽で、グロテスクな恐怖――。単著未収録短編集! わたしは20年前の記憶に苛まれ続けていた。

妻が傾倒し出した百舌鳥魔先生の芸術。それは生き物を生かしたまま切り刻んで繋げるという異様なものだった。

惨劇に隠された秘密を見抜けるか。

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。

若い夫婦と五歳の一人息子が、地震と洪水が重なった大災害に襲われる。

夢の中にある世界〈不思議の国〉の住民である蜥蜴のビルは、砂漠を彷徨う中でドロシイと名乗る、案山子とブリキの樵とライオンを連れた少女に助けられる。

巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。

パッチワーク・ガール。そう。

ウルトラマンが去った後の地球で―世界各国はウルトラマン不在の状況で、迫り来る異星人や怪獣に対抗する戦力の開発を進めていた。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

小説家ネッド・バントラインがその日本人と会ったのは、西部辺境【フロンティア】取材の帰途だった。

魔法の指輪で人の記憶を宝石にする青年・カギノ。彼は相棒とユイミとともに、ある宝石を求め「思い出泥棒」として活動している。

犯罪抑止のために開発された「人工脳髄」。

国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。

帰省時に小学校の同窓会に参加した井森建は、研究の疲れから会食の場で気絶してしまい、夢の中で〈蜥蜴のビル〉となって、ネヴァーランドという子供と妖精と海賊の棲むおとぎの国に紛れ込んでしまう。

「あの年の夏祭りの夜、浜から来た少女カムロミと恋に落ちたわたしは、1年後の再会というあまりにも儚い約束を交わしました。

さらば猿渡。少年の飼い猫は、見る者に運命を知らせる眼を持つ。

『アリス殺し』の鬼才が仕掛ける、予測不能の脱獄SFミステリ! 鬱蒼とした森に覆われた謎の施設で、何不自由ない生活を送っていたサブロウ。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

豪華8名によるオール書き下ろし! 意外な結末から忍び寄る恐怖まで人気作家が「毒」を使いこなして導く絶妙な競作! 致死量に詳しすぎる女、正統派の毒殺、ネットで知り合った女、身近すぎる毒、毒より恐ろしい偶然…サスペンスから本格まで、一冊に閉じ込めたバラエテ

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

なぜわたしの人生には、幸せなこ

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

何もかも理想通りで、身悶えするほどキュートな彼。あるとき彼が殺し屋なんじゃないかと不安になり…(「かわいい狙撃手」)。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。

「親友を探してほしい」。探偵は、古ぼけた四枚の写真を手がかりに、一人の女性の行方を追い始める。

高校で起きた凄惨な殺人事件――腹を割かれた被害者の額にはティカが残されていた。

「玩具修理者」で第二回日本ホラー小説大賞を受賞しデビューした著者は、自身を「本質的にはSF作家」と称し、センス・オブ・ワンダーとロジックの世界をこよなく愛していた。

ときは十八世紀後期のお侍さんの国。齢十六のお星が薮の中で光る円盤を発見した。

何をやってもうまくいかず、悲惨な生活を送る直人は、幼い頃よく見た夢の中を彷徨う。

マルドゥック・シリーズ 10年ぶりのシリーズ最新作 『マルドゥック・スクランブル』から2年―― 自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件解決の日々を送っていた。

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。

鷹央と小鳥遊。 二人の医師、運命の出会い。

友達に貢がされ、忙しい親からは金だけ与えられ放置されている中学生の暁美。ある夜、彼女の前に一冊の古びた本が現れた。