【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

恩師と向き合う悪徳弁護士・御子柴礼司。「贖罪」の意味を改めて問う、感涙のリーガル・サスペンス。

”どんでん返しの帝王”が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ! 死ぬ権利を与えてくれ――。

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、次々に殺される事件が起きた―。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

幼馴染の美人双子、優衣と麻衣。僕達は三人で一つだった。

マスコミは人の不幸を娯楽にする怪物なのか 葛飾区で女子高生誘拐事件が発生し、不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

悲劇なんかじゃない。これが私の人生。

「しばらくの間でいい。

東日本大震災直後に起きた殺人事件。

嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。

”どんでん返しの帝王”が放つ、社会派ミステリ!人気シリーズ第三弾! 少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。

中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は 従姉妹の蒲生美智留に命を救われた。

ゲーム会社を辞め、引き籠っていた史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。

金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了 衛は20年ぶりに故郷に帰る。

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。

黄色いアサガオだけは追いかけるな―。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

県警内部、全員敵!? 千葉県警の警察官が殺された。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

埼玉県警のホームページの掲示板に“修正者”を名乗る書き込みがあった。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。

3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。

報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。

出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー 「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。

口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。

時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。

大手企業に就職したものの、うだつの上がらない日々に塞ぐ井上雅也。

少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

世田谷区祖師谷で起きた母子三人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、当時起きた殺人事件のことを思い出す。

伝説的映画監督の大森が、新作『災厄の季節』を撮る!若き助監督・宮藤映一も現場に臨むが、軽薄なプロデューサーや批判を繰り返す外部団体など周囲には難敵ばかり。

この男、 前代未聞のトンデモ作家か。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

沖縄の活動家死亡事故を機に反米軍基地デモが全国で激化する中、新宿署の東弘樹警部補は、「左翼の親玉」を取調べていた。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

拉致監禁。両手親指切断。

中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。

あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。