夭折したはずの画家から届いた絵葉書――。

仏滞在中の黒猫は、恩師の依頼でイタリアにある〈遡行する塔〉の調査に向かう。一方、付き人は学会参加のため渡英することに。

私立扇央高校朗読部の主・華影忍（ルビ：はなかげしのぶ）。

パリで大規模な交通事故が発生。 深夜、そのニュースを目にした付き人は、 相変わらず連絡のない黒猫の安否が気になっていた。

推理研究会めあてに戸山大学に入った蝶子。だがうっかり酔いの追究が目的の〈酔理研究会〉なるサークルに入ってしまう。

閉鎖された中学校の校舎で、かつて軽音楽部で生まれた曲の歌詞通りに起こる連続殺人。

戸山大学に入学した坂月蝶子は痩身の文学青年・神酒島先輩から声をかけられ、“スイ研”―酔理研究会に入ることに。

自分が死んだら周りの人たちはどんな反応するんだろう。その願い<葬偽屋>が叶えます。

アガサ・クリスティー賞受賞の鬼才が放つ、連作恋愛ミステリー。

<スイ研>こと酔理研究会で、神酒島先輩とともに数多の謎に遭遇してきた蝶子。

卒論に悩む私は、ある事件をきっかけに黒いスーツ姿の青年から美学とポオの指導を受けるようになり……『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の2年前、二人が黒猫と付き人になるまでの物語

黒猫の渡仏から半年。付き人はポオをテーマに博士論文に挑むが、つい黒猫のことを考えてしまう。

でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽…日常に潜む、幻想と現実が交差する瞬間。

募集内容・・全身整形に抵抗のない二十代から三十代の男性を急募。 報酬・・一千万円。

――ピロウボーイ。要するに、枕少年だ。

かつて高級リゾートだった“ホテルモーリス”に、今は毎日ギャングがやってくる。

黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。

死にたい。でも一人じゃ死ねない――。

ギャグで、ホラーで、微妙にラブ!? かつてない多〈獣〉解釈ミステリー!! 「怪物率とは、〈怪物〉の絶対的現実存在性を一〇〇とした場合の割合を表したものだ」 怪物狂の美青年・ナイトさまとお供の美少女・ウサギが街に溢れる怪しい噂にびびびっと反

深海楓は架能風香に恋文を渡し、それは見事に振られた。

1話4分、必ず騙される!31の恋愛掌編集 かつて天才ギタリストと称された佐木山義徳。セルマは彼を愛し共に暮らした。

ひと月前に大学へ長期休暇を申請して以来、一切の連絡がつかない黒猫。

「白雪姫」「ラプンツェル」「かえるの王さま」「くるみ割り人形」 ――誰もが知っている、おとぎ話に隠された、 恋物語と事件の≪真相≫を “偽"恋愛小説家&駆け出し編集者コンビが読み解く 連作恋愛ミステリ第2弾。

ポオの研究を続ける付き人は、街で遭遇した自分そっくりの人影に怯えていた。

東京・神楽坂の路地に佇むレストラン、マージュ。イケメンシェフ、真沙流が出す絶品チーズ料理で人気の店だ。

若き大学教授とその付き人という関係から一歩踏み出し、新たな生活を送り始めた黒猫と私。

瀬戸内海に面した椅子作りがさかんな町、宝松市鈴香瀬町。

毎日ギャングがやってくる。彼らを迎え撃つのは、伝説のホテルマンの妻、元殺し屋のチーフ・コンシェルジュ、そして新人支配人。

No.1ホストのジョン太は店を休みがちで、いまいち歯車のかみ合わないインディゴ。

イケメン警部・音無美紀は、今日もぬいぐるみ片手に謎を解く。音無警部率いる個性派刑事たちに加え、あのお騒がせキャラも登場。

冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズの著者が描く、初の科学捜査ミステリー! 科学警察研究所・本郷分室にやってきた三人の研修生たちは、科警研の仕事に興味を示さない室長・土屋の態度に困惑する。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

若くして評価を受けるも、すでに失業気味の画家・濱松蒼。

時は元禄。生類憐みの令で知られる犬将軍・徳川綱吉の時代。

「ワトスン」として生きることを信条とする岩藤すずは、医学部の合格発表に出向いていた。

あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社で職に就いていた。

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。

人生に絶望していた「僕」は、新しい「自分」を手に入れるために、治験モニタ人材バンクのサイトにあった異様な募集に応募し、O島に向かった。

密室状態の別荘で、若き映画スター・比留間稔流が殺された。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

想い人のフオンと別れ、今日も腐れ縁の友人・小吹蘭都の家で暮らす売れない画家・濱松蒼。

越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷である坂牧市に越してきた少女は、母と弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始めた。

家族の借金、失職、恋人だった男の死…人生のどん底にいたセレナに声を掛けたのは、“葬偽屋”を名乗る謎の僧侶・殺生歩武だった。

高円寺あづま通り商店街にオフィスを構える銀田探偵事務所。

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

次々と国宝級の遺物を掘り当てることから天才と呼ばれる若き発掘師・西原無量が派遣されたのは、神々の集う島根県出雲市。

聖地。チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下、長い眠りについていた試料の収められた遺跡は、まさに人類の聖地だった。

体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》! □「応募してませんよ、わたしは」 新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車) □「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」 あ

文字は嘘をつかない。

「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。

今日も今日とて、ゆるり営業中の『花月香房』だけど今日は…雪弥さんが、ちょっとおかしい。

現象学者の凪田緒ノ帆は、火災で恋人を失った。そのスマホには謎の女性・メグミの画像が。

『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました! クールでちょっととぼけた死神を、今度は書き下ろし長編でお楽しみください。