探偵は追憶を描かない

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種別
長編
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あらすじ

2021年05月18日 探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA)

想い人のフオンと別れ、今日も腐れ縁の友人・小吹蘭都の家で暮らす売れない画家・濱松蒼。ある日彼の元に、後輩の澤本から「絵を教えてほしい」との電話が入る。当座の生活費を得るため承諾した蒼だったが、澤本の父親からも、蒼がかつて描いた女優の肖像画を探してほしいと多額の報酬を提示される。一方、蘭都は蒼の絵を追う組織の影に気づき、事件は二人の想像をはるかに超える事態に――。『探偵は絵にならない』続篇(「BOOK」データベースより)

評判

探偵は追憶を描かないの評価:

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探偵は追憶を描かないの総合評価:

8.00/10点 レビュー 2件。

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No.2
(4pt)

幻想的なミステリー

著者の作品が大好きで今回も期待して購入。期待を裏切らない幻想的なミステリー。日常と非日常が上手くミックスされた感じです。
諦めつつある画家がアロマにまつわる謎を友人と解き明かしていくストーリーは先が読めなくて引き込まれます。
ただ、やや変わった文体と、普通のミステリーとは一味違うので、クセが強いかも。
はまると著者の作品全部読破したくなる不思議な魅力に溢れてます。
探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA)より
4150314853
No.1
(4pt)

会話が秀逸です。樋口有介の小説をすこしドライにした感じかな。

売れない画家の主人公が子供の頃に書いた肖像画の行方を探しているうちに、なぜか暴力団に追われ、最後に意外な結末を迎える。ストーリーとしては多くの人間が絵を探す理由にリアリティがないし、最後は結末を急いでバタバタとまとめた感じ。
 でも、森さんの語り口、私は好きで引き込まれました。会話がおとぼけで、でも含蓄が深い。
「先輩には矜持ってものはないんですか?」「他人にやすやすと見えるところにはおかないのさ」などというオトボケの会話。
あるいは、
「過去は否定しようが肯定しようがついてまわる」というような哲学的独白、
「ただ、ちょっとずつ、夫婦ってのは自分のしたいことを優先するようになるのさ。いつまでも惚れた腫れたでつながっているには、人生は長すぎる」というようなニヤリとさせられるセリフ。
 ハラハラドキドキで読むような推理小説ではないけれど、登場人物たちの会話を楽しみながら読めます。樋口有介の小説をすこしドライにした感じかな。
探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA)より
4150314853

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