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探偵は追憶を描かない
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探偵は追憶を描かないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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著者の作品が大好きで今回も期待して購入。期待を裏切らない幻想的なミステリー。日常と非日常が上手くミックスされた感じです。 諦めつつある画家がアロマにまつわる謎を友人と解き明かしていくストーリーは先が読めなくて引き込まれます。 ただ、やや変わった文体と、普通のミステリーとは一味違うので、クセが強いかも。 はまると著者の作品全部読破したくなる不思議な魅力に溢れてます。 | ||||
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売れない画家の主人公が子供の頃に書いた肖像画の行方を探しているうちに、なぜか暴力団に追われ、最後に意外な結末を迎える。ストーリーとしては多くの人間が絵を探す理由にリアリティがないし、最後は結末を急いでバタバタとまとめた感じ。 でも、森さんの語り口、私は好きで引き込まれました。会話がおとぼけで、でも含蓄が深い。 「先輩には矜持ってものはないんですか?」「他人にやすやすと見えるところにはおかないのさ」などというオトボケの会話。 あるいは、 「過去は否定しようが肯定しようがついてまわる」というような哲学的独白、 「ただ、ちょっとずつ、夫婦ってのは自分のしたいことを優先するようになるのさ。いつまでも惚れた腫れたでつながっているには、人生は長すぎる」というようなニヤリとさせられるセリフ。 ハラハラドキドキで読むような推理小説ではないけれど、登場人物たちの会話を楽しみながら読めます。樋口有介の小説をすこしドライにした感じかな。 | ||||
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