京都に伝わる稀覯本『黄母衣内記』。その所有者が謎の死を遂げた。

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。

京都の街で次々起こる“シャーロック・ホームズ譚”見立て殺人事件。

河原町今出川にある妖しき大怨寺で殺人が起きる。容疑者は、龍樹家の龍師・御堂達也。

学園裁判。暗号。

オーロラが教室を覆ったとき、女子高生たちの姿が忽然と消えた――。10年ごとに発生する神隠し。

大学生の遠近綸人は気になる美少女、青河幸の気を引くために「謎」追う。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

さあ、始めよう。“探偵殺し”を――。

怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。

ある雨の日「Yuregi Detective Office」の表札がある部屋の前で、女の人が一人で煙草を吸っていた。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

内気な中学2年生・暮志田千鶴は、母親の言いつけで四谷のカルチャーセンターで講座を受けることになる。

極上のキャットフードを作りたい―化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。

藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原(さいばら)樹里は恋愛に興味がない。友情にも興味がない。

それは、「推理」でなく「検証」。

大東亜戦争後、日本は南北に分割され、北海道は独立。国内には北のスパイが暗躍している。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

市立高校に入学したばかりの頃は、こんなにも不可思議な事件に巻き込まれて、波瀾万丈な学園生活を送るとは、僕は想像だにしていなかった――。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

内気な性格に悩む中学生の千鶴は、自身を変えるための新しい挑戦として、“憧れの国"と呼ばれる四谷のカルチャーセンターに通い始める。

天才的頭脳の少年・論語は、若きスター探偵・獅子丸に“忘れられない女性”プルミエールの正体を知りたいと依頼する。

時間や場所を問わず、京大構内で営業を始める「三号館」は、謎を持つ人しかたどり着けないという不思議なバー。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

「君に謎の解き方を教えよう」少女ノゾムが、難病の治療法を見つけるために参加したデスゲーム。

小児科病棟で相次いで起こった急変。同じ病室の男子三名が、原因不明の嘔吐、喘息発作、不整脈を起こした。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

街歩きサークルの遠近倫人は、幻の古書を探すため、古本市でバイトを始めるが、不可解な万引き騒動に巻き込まれてしまう。

階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

中学生がビルから飛び降りた自殺未遂事件。

2年前に母が失踪して以来、小学5年生の心澄望と弟の甲斐亜は父・茂雄の暴行を受け続けていた。

あらゆる感情を持たないがゆえに、 生き延びることに長けた少年、空々空。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

著者のエッセンスが満載された最後の短編集 八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。

テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

魔法の指輪で人の記憶を宝石にする青年・カギノ。彼は相棒とユイミとともに、ある宝石を求め「思い出泥棒」として活動している。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

「伝説のSF作家が遺した未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい。

彼女は病院にいる。館を離れ、あの家政婦から逃れ。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。

猟銃を持った殺人犯(黒のキング)が、妻・友貴子(白のクイーン)を人質に我が家に立てこもる。