ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。

「しずくは観覧車に乗りたい」富豪の夫人に売られてゆくことが決まり、最後の願いを口にした見世物小屋の人魚は、観覧車の客車から泡となって消えた。

ヨーロッパを巡業中の曲芸一座で、敏腕の番頭として名高い孝介と料理上手の新入り・晴彦。

安西検事の口から語られるロータスとの因縁。そして大怪盗の思惑が、高広と礼を巻き込んで交錯する。

とある代議士夫人の影が盗まれた。にわかには信じ難い事件の調査を頼まれた高広と礼は……。

樹齢千二百年の金木犀が見守る昔懐かしい街。

神隠し伝説が残る田舎の高校に転校してきた徹は、孤高の少年・大地に誘われ廃部寸前の地学部に入る。

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。

中学生の弟・拓を養うため、元大物政治家・大堂剛の事務所で事務員として働く佐倉聖は大学三年生。

星城大学准教授の早乙女静香、川原学園講師・翁(おきな)ひとみ、 聖シルビア女学院大学院生・桜川東子(はるこ)の歴女学者三人はいずれも美形。

『邪馬台国はどこですか?』再び! 日本文化を研究する「和風研」の女子高生たちが、討論形式で日本史の謎を大胆に解く連作短篇集。

(瑠璃子さん…今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。

海に浮かぶ街、ヴェネツィア。 この地で友を亡くし、同じ悲しみを知る君と出会った。

明治末期の日本――貿易の拠点として栄えた港町・横浜で起きる難事件を、美貌の青年名探偵が鮮やかに解決！

悪魔のごとき頭脳を危険視され、わずか13歳にして特殊房に収監されている少年、ローレン・ディルーカ。

宇宙技術振興推進株式会社――通称STeP。

熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、天空に忽然と巨大な十字架が浮かび上がった。

笑いの本質とは?能面はなぜ必要か?世界の神話と日本の神話はどうして似ているのか―。

弟を喪った晴彦はパリに戻り、曲芸一座の名番頭・孝介の下で再び働き始めた。

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。

「僕は何もしていないよ、揉め事が勝手に起きただけだ」 帝都を騒がす怪盗ロータスこと蓮と、 その幼馴染であり元検事の安西省吾。

アガサ・クリスティー賞受賞の鬼才が放つ、連作恋愛ミステリー。

にぎやかなキャラクター達の織りなす楽しさ、軽妙さに加え、恐ろしい妖の要素で背筋がぞくっともさせられる、「明治・妖モダン」シリーズ絶好調の第2弾! 明治21年の東京・銀座。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

たんぽぽ探偵事務所(略してタンタン)の翔太とマリンは、横浜・馬場道で亡くなった女性の第一発見者となる。

死を目前にした人にかつて食べた最上の味を完璧に再現する“最期の料理請負人”が挑む、極上のミステリー。

「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。

明治三十九年の東京。

「よろず探偵承り」珍妙な看板を掲げる発明家・柿三郎が、不思議な発明品で事件を解明!? 大正“ハイカラ"ミステリー。

パリで大規模な交通事故が発生。 深夜、そのニュースを目にした付き人は、 相変わらず連絡のない黒猫の安否が気になっていた。

時は明治。銀座は南紺屋町に「静修館」という古いけれど居心地の良い下宿屋がある。

市立高校に入学したばかりの頃は、こんなにも不可思議な事件に巻き込まれて、波瀾万丈な学園生活を送るとは、僕は想像だにしていなかった――。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた! ミステリ専門店でバイト中の女探偵葉村晶は、元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。

江古田にある日本茶専門喫茶店“ひとつぶの涙”には、今日もご近所さんが集まってくる。

イタリアの森で、男女がゾンビに襲われるという衝撃的な事件が発生した。

落語に興味がないのに、オチケン(落語研究会)に入部させられた越智健一。

警視庁=通称・桜田門に勤める久米川さくらは、ドジでちょっぴり腹黒な事務職員。

「復刊ドットコム」で絶大な支持を得た傑作サスペンス、待望の文庫化！ 1954年、イギリスの名門パブリック・スクールで学ぶ14歳の気弱な少年ジョナサンは、同級生ばかりか教師にまでいじめられ、つらい日々を送っていた。

大学に入学早々、廃部の危機に瀕したオチケン(落語研究会)に無理やり入部させられた越智健一。

私立扇央高校朗読部の主・華影忍（ルビ：はなかげしのぶ）。

仏滞在中の黒猫は、恩師の依頼でイタリアにある〈遡行する塔〉の調査に向かう。一方、付き人は学会参加のため渡英することに。

真以は恋人の南野刑事との久しぶりのデートに心をときめかせていた。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

天然キャラの凜田莉子が、その振る舞いとは反対に信じられない鑑定眼で難事件に立ち向かう『万能鑑定士Q』。

横浜の片隅に佇むチョコレート色の小さな店、雨宮骨董店。

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

平賀、ロベルト、ジュリア、シン博士──人気キャラの魅力満載の短編集! さる宝石商が、呪いの宝石に悩んでいるという。

泣いて笑って喜んで、妖怪と心でつながる家族の輪 迷家荘に新たな珍客現る!? 司貴&童子コンビの過去を知る"女の子の座敷童子"、迷える可愛いさとり少女、好々爺のぬらりひょん。

美女目当てに大金が舞う秘密交際クラブで、超高級バッグのバーキンをオトリにした連続詐欺事件が発生。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

「怪異が潜むのは、『日常』と『日常』の隙間にある『非日常』だよ」―怪異収集家の准教授・高槻と、嘘を聞き分ける耳を持つ大学生・尚哉の下に、小学校で噂のコックリさんの調査依頼が。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

雑誌記者の勝村は、下北沢の夜道で男に絡まれていたところを、謎の女に助けられる。

動物園ミステリ・待望の第二弾! ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

吾輩は猫である。名は、石榴。

閉鎖された中学校の校舎で、かつて軽音楽部で生まれた曲の歌詞通りに起こる連続殺人。