文芸誌編集長・三村は、高岡真紀と名乗る女性から投稿原稿を受け取る。

仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある塔は密室状態で、警察は自死と断定した。

本格ミステリーの天敵、降臨! この男、事件を解決する気がまったくない。

高級老人ホームに住む資産家女性が殺された。犯人は金を無心していた孫なのか。

ミステリ界注目の新鋭によるシリ-ズ第一作有名画廊の社長が密室で殺された。

平和な休日、婚約者が突然怒り狂う。路上では外国人に殴られ、ファミレスでは麻薬取引現場に遭遇。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

大阪で相次いだ猟奇殺人。被害者はいずれも男性で、ホテルで血まみれになり死んでいた。

天賦の才能に恵まれ、華麗な私生活を送る世界的テノール歌手・藤枝和行。

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。

越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷である坂牧市に越してきた少女は、母と弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始めた。

東京都中野区で、二人の若いシングルマザーが相次いで射殺された。彼女達は、ともに売春を生業としていた。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

昆虫好きの、おとなしい少年による殺人。その少年は、なぜか動機だけは黙して語らない。

熊本県A市の日野誠一郎は聖徳会日野病院の医師で、泌尿器科の部長をしている。

望月諒子の語りに摑まれると、絶叫マシンに乗ったかのようにぶんぶん振り回される──大森 望(解説より) 人間が秘める暗部に鋭く迫る傑作ミステリー、新版で登場! 悪名高い宗教家が入院中に死亡した。

立志館大学を囲むように出現した「呪」と「殺」の落書き。それは次第に増殖し、ついには女子学生が正門前で刺殺体に。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

霧たちこめる釧路で生まれ、貧しく苛烈な少年時代を経て、男は、自らの過剰な指を切り落として、夜の支配者へとのし上がる──。

ベルギーの小さな村の教会から、壁に掛けられていた絵がなくなった。

脳底部に腫瘍影が認められたため、入院していた秋山が、手術前日となって突然、脳外科医の俺に言った。

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。

とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

「どうして今の時代はこんなに渇いているんだろう」 『蟻の棲み家』に続く「木部美智子シリーズ」最新刊。

歌劇『トスカ』公演の真っ最中。プリマドンナが相手役のバリトン歌手を突き刺したそのナイフは、なぜか本物だった。

フランスのとある田舎町の元領主ゴラーズ家に嫁いできた女。

月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って肌をあわせる男と女。傷はいつしかふさがり、ふたたび生まれかわるだろう―。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

アメリカの諜報組織に属する十万人以上の諜報員を日夜監視する極秘機関。

未発見のフェルメール作品『ニンフと聖女』がスイスで見つかった。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

伝説的映画監督の大森が、新作『災厄の季節』を撮る!若き助監督・宮藤映一も現場に臨むが、軽薄なプロデューサーや批判を繰り返す外部団体など周囲には難敵ばかり。

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。

21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。

六本木の違法クラブで女子中学生が惨殺される事件が起きる。

最高に格好いい87歳、伝説の元刑事。

その時、核ミサイルのスイッチが押された 入社4年目の自動車会社エンジニア、倉木京平は、社長直筆のスピーチ原稿を乗せたまま消えてしまった社用車もろもと、密輸船で見知らぬ国へと向かうはめになっていた。

社運を賭け、巨大ビジネスとなる高純度人工水晶開発に取り組む藤岡は、インドのある町から産出された高品質の種水晶を求め現地に向かう。

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかった。懸命な捜査にもかかわらず、事件は迷宮入りとなった。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

「刑事を辞めるか、人間を辞めるか」 新宿署の一匹狼刑事・佐江は法を捨て、日本最大の暴力団最高幹部・延井は、面子を捨てた。