大公女殿下(プリンセス)に捧げる密室
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あらすじ
「あきれたものね、無能な探偵だこと」 欧州の小国を訪れた森江春策。ツンデレお姫さまとともに、 不可能犯罪と国家を揺るがす陰謀に挑む!? 「お力を貸してください――」昔なじみの鞠岡未来生(まりおかみきお)から助けを求められ、欧州の小国“ヴェルデンツ大公国”に向かった弁護士兼探偵の森江春策。なぜか到着するや大歓迎を受け、大公ヘルマン七世から晩餐の席で解決を頼みたい重要案件があると告げられる。そこへ彼の妹、大公女ヴィルヘルミーネが飛び込んできた。宮殿内の通信塔で殺人事件が起こったのだ。二人が射殺され、森江たちが駆けつけるまで誰も出てくる者はいなかった。塔内にいた未来生が最有力容疑者になるが、凶器は現場にない。勅任捜査官となった森江は解決に乗り出すが、行く先々でおてんば大公女に振り回されるのだった……。(「BOOK」データベースより)
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評判
大公女殿下(プリンセス)に捧げる密室の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
大公女殿下(プリンセス)に捧げる密室の総合評価:
5.33/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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おてんばなお姫様に森江が振りまわされるお話かと思いきや、まあそんなシーンも多少ないこともないのですが、タイトルや表紙イラストの印象ほどにはお姫様が前面に出てこなくて拍子抜け。少々勝気なゲストヒロイン程度の扱いでして、いつも以上にアクティヴな新島ともか嬢にすっかり食われてしまいます。
中欧の小国家、ヴェルデンツ大公国が舞台の連続殺人事件。ベタベタな宮廷陰謀あり、チャンバラあり、全体にライトで大時代がかった冒険活劇といった調子でストーリーは進んでいくのですが、さてミステリーとの相性がどうだったかとなると首を捻らされてしまうところ。体裁こそは長編ですが、新しい事件が起こっては森江が解決するという三部構成ということもあって、スケールの割には食い足らなさが残るような。終盤の展開もベタベタで、意外性を欠くといいましょうか、直球も直球、まるで往年の時代劇映画を見ているかのようなそのまんま。ミステリー要素がまったくとってつけたかのようです。
結末で示唆される事件の背景は、国際政治の暗部といえるような社会派的な趣向なのですが、本編に活かしきれていないのがまことに残念であります。