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獣の樹



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【この小説が収録されている参考書籍】
獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)
獣の樹 (講談社文庫)

獣の樹の評価: 3.86/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

舞城作品はけっこう読んでます

舞城さんの作品はデビュー作の『煙か土か食いもの』、続編の『暗闇の中で子供』、短編の『熊の場所』と『スクールアタックシンドローム』、中編の『好き好き……』と『世界は密室で……』などを読んでいて、他にもけっこう読んでいます。
僕は最初に読んだのが『煙』で、そこでガツンとやられてからファンになりました。そんな僕ですから、舞城王太郎の作品は、『煙』や『密室』のようにクレバーな主人公がいて暴力的で愛に溢れていてリアルさと非日常感が超絶なバランスを保っている作品であるべきだ、と思っています。
しかし今作ではそのバランスが崩れています。リアルさが無いのです。具体的に言ってしまうとネタバレになってしまうので、説明が難しいのですが、短編『SPEEDBOY!』で登場するナルオ君のようなリアルさの欠如です。ですので『SPEEDBOY!』を読んでみたがどこが面白いのかわからんという人にはこの作品はお勧めできません。
そんな今作ですが、いいところもあります。『密室』で登場した大胆なトリック、逆卍のあれです。あんな感じの仕組みが登場します。僕は舞城さんのそういう発想力、空想力が大好きなので、それだけでリアルさの欠如は許容できました。
『煙』、『密室』には及びませんがそれでも舞城感は楽しめる作品でした。
獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)Amazon書評・レビュー:獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)より
4061827278
No.2:
(3pt)

舞城王太郎という作家を知るにはいい機会かも。

舞城先生の作品を読むのは4冊目くらいになるかな。
「煙か土か食い物」を読んだときはスゴイなと思ったけど他を読んでてもあれ以上の驚きはなかなかない。
この作品もその例に漏れず読み終わってからは特に興奮を覚えなかった。
ただ、500P以上ある小説を1日で読ませてしまう文章力は相変わらずで、単に私自身の中で気にくわなかっただけだろう。
軽く触れると、
馬から生まれた主人公が蛇の口の中に乗る少女『楡』に恋をする。
この、現代に神話テイストが含まれているように感じる独特の世界観は流石だなぁと圧巻させられる。
しかし、途中からそのテイストが薄れ、辻褄合わせというか、ラノベチックになってしまったのは残念。
もっと無茶苦茶やってもいいんじゃないかなぁというのが感想です。
また、最終的に事件は終息せずにモヤモヤした感じが強く残る。
よもや続編という案はないだろうがなんだか肩透かしをくらってしまった気分だ。
以上、
強く薦める作品ではないが、舞城王太郎という作家を知りたいのなら一読してみるのも悪くはない。
獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)Amazon書評・レビュー:獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)より
4061827278
No.1:
(3pt)

舞城王太郎という作家を知るにはいい機会かも。

舞城先生の作品を読むのは4冊目くらいになるかな。
「煙か土か食い物」を読んだときはスゴイなと思ったけど他を読んでてもあれ以上の驚きはなかなかない。
この作品もその例に漏れず読み終わってからは特に興奮を覚えなかった。
ただ、500P以上ある小説を1日で読ませてしまう文章力は相変わらずで、単に私自身の中で気にくわなかっただけだろう。

軽く触れると、
馬から生まれた主人公が蛇の口の中に乗る少女『楡』に恋をする。
この、現代に神話テイストが含まれているように感じる独特の世界観は流石だなぁと圧巻させられる。
しかし、途中からそのテイストが薄れ、辻褄合わせというか、ラノベチックになってしまったのは残念。
もっと無茶苦茶やってもいいんじゃないかなぁというのが感想です。

また、最終的に事件は終息せずにモヤモヤした感じが強く残る。
よもや続編という案はないだろうがなんだか肩透かしをくらってしまった気分だ。

以上、
強く薦める作品ではないが、舞城王太郎という作家を知りたいのなら一読してみるのも悪くはない。
獣の樹 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:獣の樹 (講談社文庫)より
4062773198

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