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後悔と真実の色
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後悔と真実の色の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 21~40 2/4ページ
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著者の作品は6作品目だが、慟哭と同じぐらい傑作だ!特に後半ぐいぐい読ませる。 | ||||
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貫井氏の警察小説で、指を切断する連続猟奇殺人犯を複数視点で警察組織のそれぞれの立場で捜査する一応ミステリーとカテゴライズされる作品。 犯人探しよりも警察内部の人間関係から生じる悲劇模様が強く押し出されているのが本作の特徴。それと殺人犯の特異な人間性が対比されていて、相変わらずリーダビリティは抜群である。 最後まで引き付けるのは犯人の意外性だが、これは貫井作品を多く読んでいる人には、途中で分かってしまうかもしれない。ちょっと真犯人の人物の描写が伏線を付けるあまり、不自然な印象の残してしまう。が、犯人当てだけではない面白さが本書にはあり、他の最近の貫井作品としては読後それほど陰鬱になることもないで、初めて手に取るような人にはお勧めできる作品である。 | ||||
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貫井作品はどれも読みやすくこの作品もかなり期待をして手に取りました!! 事件発生から初動捜査、その後の捜査本部内でのやり取りと しっかり読ませてくれます。 飛ばし携帯や巨大掲示板による殺人予告と捜査は攪乱され 一体犯人は誰なのだろう? どんな動機を抱え殺人を行っているのか? など先が気になり、ページを捲る手が止まりません。 【結論】 犯人の意外性については、なんとなく想像がついていましたし、 実際、意外感は感じませんでしたが、 トリック的なものに関してはなるほどうならせます。 けれど、読んでいて感じたのは 作者のデビュー作、『慟哭』とかぶる部分が多い気がしました。 登場人物のキャラや、家庭内の葛藤、マスコミにスキャンダルを暴露されるなど……。 自分的には『慟哭』の方が好きですし、 殺人の動機に関しては、どうなんだろう……と首を捻ってしまいました。 | ||||
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途中で何となく犯人が誰か推測出来ましたが警察の内部事情やネット犯罪等、物語として退屈せず読めました。 途中で飽きてしまった等のコメントがありましたが、作家の好みや読み手の感性の違いがあると思うので、私の場合はこの作家が好きなので分厚さも気にならず、だんだんページ数が減っていくのが逆に寂しかったです。 まだまだ先が長い西條さんのその後の人生が気になります・・・ | ||||
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読んで損はないと思いますが、 同著者の他の作品を読みたいとは思いません 彼女からすすめられて読んだのですが、 登場人物の描写があまりにも冗長に過ぎます ストーリーは悪くありませんが、 半分の厚さで、十分だったのではないでしょうか? 行動全般、主人公の描き方には疑問を覚えます ハードボイルドにしたかったのでしょうか? 全然かっこいいと思いませんし、胸に迫るものもありません こういう作品を読むと、今野敏さんの簡潔な文体ながら 登場人物を魅力的に描き出す能力に改めて感心します | ||||
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いつも思うことは、この人の作品の登場人物は絶妙にキャラが立っている。 もっと言うならば、突飛で分かりやすい人物を書くことは容易いだろうが、あえてそうせず、 「いそう」な人物を精緻に書くことで、その人物の顔付きや体温までも読者に想像させる。 そういった描写が上手いおかげで、節ごとに主体となる人物が変わっても違和感なく読み進めることができる。 そしてそういった筆力があるからこそ、捜査や警察の焦りをより多角的に、リアルに感じることができる。 批判もあるようですが、ボリュームのある小説の作り方としては正しいと私は思います。 内容自体も非常に練られた印象を与えるもので、犯人の警察に対するトラップの巧妙さや、 なんといっても後半の西條の行動、その基礎となる西條の単純な「格好良さ」には惹き付けられます。 犯人は、終盤でなんとなくわかってしまいましたが… 皆さんレビューしているように、「慟哭」と似ている部分が多々あります。 人物描写とミステリ感を見事に両立させている点で、本作は貫井作品の王道とも言える作品で、 総合的に見て、「越えられない」とも評されていた傑作にも引けを取るものではないと、私は思います。 | ||||
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労作だろうなと思う。しかし、率直な感想は、紙に書いた簡素な方程式をいくら分厚く絵の具で塗りつぶしても、読める人には読めてしまうといった感じ。つまりは、サプライズが無かった。 | ||||
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大好きな作家さんなので作品は必ず読みます。 難しいことはわからないので単純に感想を。 今回の作品、読み終わった後にまず感じたのは…せつなさ。 西條さんの人生がせつない。 彼は、そんなにも苦しさを与えられなきゃいけない男なのか… 貫井さんの作品にせつなさを感じることは多かったけど、今までで一番の気がします。 西條さんのこの後の人生を考えると…本当にせつない。 ほんの少し、本当に頼りない光でもいいから、西條さんの未来に灯してほしかったな… でも、現実の人生はもっと残酷で、時としてこんな風に容赦ない痛みを伴うものなのかな。 そして、タイトルにもある通り、後悔を抱えながら生きていくのかな、と…わかった風に思いました。 | ||||
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冒頭でいきなり殺人事件が発生し、「つかみはOK」のはずが、何故かその後は 波にのれずにダラダラと進んでしまうので途中までは退屈。 しかし、加速がついてからは流石は貫井徳郎。しっかりと引き込んでくれる筋立 てだ。途中で犯人が誰なのか何となく分かってしまうものの、それでも面白い。 いかにも群像劇のように入れ代わり立ち代りで多くの刑事の目線で話が進むが、 最後の方で、結局のところは主人公以外はどうでもよいような展開になってしま うのは肩透かしを喰らったようで残念。 それにしても貫井さんは主人公を悲惨な状況に追い込んでしまうことが好きな方 ですね・・・。9年前に「慟哭」を読んだ時のことを思い出してしまいました。 | ||||
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死体から指を切り取って行く殺人鬼。その狙いは何か……。 警察組織のことがよく描かれていて、人間模様が楽しめました。ただ、後半に若干不満が。個人的な事情で組織から追放されたとしても、一人前の男性があそこまで急に落ちぶれてしまうものだろうかと。このへんは、警察小説とは別のものを読んでいる印象です。 しかしラストは盛り返しました。犯人の正体、指集めの意外な動機が判明したときは、なるほどと納得することができました。 | ||||
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死体から指を切り取って行く殺人鬼。その狙いは何か……。 警察組織のことがよく描かれていて、人間模様が楽しめました。ただ、後半に若干不満が。個人的な事情で組織から追放されたとしても、一人前の男性があそこまで急に落ちぶれてしまうものだろうかと。このへんは、警察小説とは別のものを読んでいる印象です。 しかしラストは盛り返しました。犯人の正体、指集めの意外な動機が判明したときは、なるほどと納得することができました。 | ||||
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猟奇的な連続殺人を追う刑事達を描く推理小説であり、刑事達の抱える背徳を描くヒューマンドラマでもある。この二重構造の物語は、非情で、リアルで、深甚だ。 前半は特捜対殺人鬼というスリリングな展開で進むのだが、後半から刑事一人一人の心理描写が色濃くなり出す。ここで著者の意図がようやくじわりじわりと浸透してくるのだが、やはり貫井の構成力には進境著しいものがある。最後まで目を通し終えると、著者がどれだけ高いハードルに挑んでいるかがよくわかる。作品のクオリティもさることながら、著者の志にも読者として敬意を表したいものだ。 ミステリ部分においては、誠に抜きん出ている。犯人の意外性は注目に値するし、論理のピースをはめる作業にも得心がいく。もちろん、これらに先だった伏線の張り方も巧妙だ。恐るべき書き手である。 ただし、主人公の西條以下、刑事達の負い目をめぐる要素においては、あいにく、いかがなものかと思う点が散見された。まず、視点が一章ごとに別人に移行してゆくが、もっと西條に固定した方がスムーズに読ませられたのではないか。群像劇ならともかく、これは西條をメインにした話なのだから。 犯人をめぐるどんでん返しや、そのための叙述トリックが必要とは思えなかったのも失点だと思う。著者の挑戦に寛大になりたいところではあるが、作品の性質上、蛇足だとの感は拭えない。 | ||||
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猟奇殺人を題材にその捜査に関わる刑事の人生が描かれていた。 正直何もそこまでと途中で思ったことは最後までぬぐい切れなかったが 楽しく読むことが出来た。 ただ、なんとなく慟哭に似たもの感じた。 | ||||
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文中、○「言動と行動」は誤用だよ とか ○巨大掲示板は2ちゃんねるがモデルだろうけど、現実の2ちゃんねるは日付が変わるとID変わるんじゃなかったっけ 等つまらない揚げ足取りをしながら読んだのですが、恥ずかしながら肝心の犯人は分かりませんでした。 「慟哭」を再び読んでいるような登場人物、人間関係でしたが、ラストに主人公の幼い娘が亡くならなくて良かった。 | ||||
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文中、○「言動と行動」は誤用だよ とか ○巨大掲示板は2ちゃんねるがモデルだろうけど、現実の2ちゃんねるは日付が変わるとID変わるんじゃなかったっけ 等つまらない揚げ足取りをしながら読んだのですが、恥ずかしながら肝心の犯人は分かりませんでした。 「慟哭」を再び読んでいるような登場人物、人間関係でしたが、ラストに主人公の幼い娘が亡くならなくて良かった。 | ||||
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これだけの猟奇的連続殺人事件が現実に起きた場合、捜査陣がこんなにのんびりしているだろうか。緊迫感がない上に、捜査方法そのものは旧態依然、まるで松本清張の頃のそれに終始している。最近のスカーペッタもマンネリ気味とはいえ、科学的捜査法はとっくに導入されている。第一、連続殺人なのに、凶器に対して誰も関心を示さない、こんな事ってあり得ない。犯人も結末もご都合主義。「慟哭」を超えられない辛さを本人が一番感じているのではないかな。 | ||||
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これだけの猟奇的連続殺人事件が現実に起きた場合、捜査陣がこんなにのんびりしているだろうか。緊迫感がない上に、捜査方法そのものは旧態依然、まるで松本清張の頃のそれに終始している。最近のスカーペッタもマンネリ気味とはいえ、科学的捜査法はとっくに導入されている。第一、連続殺人なのに、凶器に対して誰も関心を示さない、こんな事ってあり得ない。犯人も結末もご都合主義。「慟哭」を超えられない辛さを本人が一番感じているのではないかな。 | ||||
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最初の100ページぐらいまで引き込まれ感がなく、ちょっと読むのがつらかった。それを過ぎると面白くなる。一気に読める。ただしこれは謎解きを楽しむよりストーリーを楽しむ話。世相をよく反映している。「こういう事件、あったなぁ」とか「ネットの反応ってこうだよなぁ」とか。普段接することのない警察の内部構造がちょっと分かった。警察官の中にもいい加減な人がいたり、足のひっぱりあいがあったり、プロジェクトに対して小さなグループを作ったり、一般の企業と同じですね。映像化することがあれば、村越さんは高田純次? | ||||
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最初の100ページぐらいまで引き込まれ感がなく、ちょっと読むのがつらかった。 それを過ぎると面白くなる。一気に読める。 ただしこれは謎解きを楽しむよりストーリーを楽しむ話。 世相をよく反映している。 「こういう事件、あったなぁ」とか「ネットの反応ってこうだよなぁ」とか。 普段接することのない警察の内部構造がちょっと分かった。 警察官の中にもいい加減な人がいたり、 足のひっぱりあいがあったり、 プロジェクトに対して小さなグループを作ったり、 一般の企業と同じですね。 映像化することがあれば、村越さんは高田純次? | ||||
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ミステリ、あるいはエンターテイメントもの、というより、「貫井流ハードボイルド小説」だな、と思いました。 現在売れている、有名な男性作家の方々のなかで、新刊をついついチェックし続けてしまうのは、貫井徳郎、東野圭吾、村上春樹あたりですが、この三名、どんな作品を書こうとも、それぞれの女性観が、はっきりと作品に繁栄されていて、それが女性の目から見ると、興味深く、面白いのです。貫井さんはその点で、『慟哭』でも本作でも、かなり顕著に、正統派ハードボイルドっぽい感じがしますね。 (おかげで女性の登場人物にはまったくもって感情移入できないのが、女性読者としては少々難ではありますが。ちなみに村上作品も同じです。反対に東野作品の女性は、かなりリアルだと思います。どうあれ、「これが、この作家さんの、女性の好みなのかなー」などと妄想すると、ちょっと楽しいのですが、それはさておき・・・) 貫井作品は、男性の登場人物、特に西條のような陰のある男性の描写が、群を抜いてすばらしい、と思います。なので本作は、西條を主人公としたハードボイルド小説だと思って読めば、読後感は最高でした。 でも、ちょっと、サービス精神が旺盛すぎた作品かもしれません。読み始めは、90年代に多かった、けど近頃珍しくなった、ホラーまがいの猟奇事件的作品か? と思い(初期バージョンの『家族狩り』みたいな・・・)、半ばになると最後の最後まで気を抜けない高度な群像ミステリ小説の気配も濃厚、しかし犯人はわりにあっさりわかってしまう。 「ジャンルを超えた面白さがちりばめられている」と云うことも可能でしょうけれど、他の方も書いていらっしゃるように、おかげで本筋に集中できない、それは、たしかにそうでした。なので☆ひとつ減らしました。 | ||||
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