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冷たい校舎の時は止まる
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【この小説が収録されている参考書籍】
冷たい校舎の時は止まるの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全174件 121~140 7/9ページ
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| ちなみにこの設定って、まんま『レベルE』の高校野球地区予選編と同じ話だよね。系統としては、森生まさみさんの『7人目は笑う』も同じ。そしてどちらも、短編としては驚くべき完成度を誇る傑作というのも同じだと思う。少年漫画と少女漫画というテイストの違いはあるけれども。同時に3冊読んでみると、いろいろ共通項が見えて面白いかもしれません。単純にいえば、ある空間に閉じ込められて、そこから抜け出すためには、なぜそうなったかを・・・・閉じ込めた犯人の心理を読み解いていく・・・言い換えれば、この作品でいいえば、自殺にまつわる自分との関係をを徹底的にえぐることになるという作劇です。「なぜ閉じ込められたか?」という物理的な脱出劇の部分と、「その謎を解く」という心理的な追及の両方を重ねることで、ともすればウザくなりがちな、内面の奥底まで深く潜っていく追求をしていく・・・ああ、、、考えてみると、ハーレムメイカーや並行世界の物語も、結局とのところ「どこかへ脱出する」という作劇の構造になっていたな・・・・。この1)脱出劇と2)心理探究という二つは相性がいいのかもしれない、物語類型として。 | ||||
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| まず一言、長い。8人も登場人物がいて、彼ら1人1人の内面を描いて行ったら、そりゃこれくらいの分量になるとは思うが…いかんせん長すぎる。描写が丁寧なのはとても評価したいが、中だるみ感が否めない。下巻の中盤以降から物語は加速していく。そこからラストまでは一気に読めた。犯人探しではないが、ミステリーとしてはなかなか面白いのではないかと思った。疑問が1つ。主人公は作者本人なのか、単に名前を同じにしただけなのか、そこら辺の作者の意図がよく読めなかったが、どちらにしても、この主人公がなぜこのグループに居られるのかが分からない。そもそも、登場人物たちは皆、「良い子」すぎるのではないか。もう少しヒール役というか、ハズレ役がいても良い気がするが…とにかくその「良い子」たちが主人公に甘いというか構いすぎる。子離れできない親じゃないんだから……作者が自己投影したのかは分からないが、もう少しどうにかならなかったのか…ただ、話自体は面白いし、描写も丁寧、かつ処女作ということもあり、☆3つ。これ以外の作品も多く書いていらっしゃるので、そちらにも期待できるような作家さんだと感じた。 | ||||
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| 私がこれを読んだのは高校を卒業してすぐ、登場人物とほぼ同じ年齢でしたが、どの人物にも共感や感情移入できなかったです。どのキャラもこの小説のために作られたキャラって感じで、生の人間らしさがないんですね。ライトノベルや子ども向けの小説としてならいいけど、大人向けとして通用するレベルではない気がします…。実力のあるベテラン作家の作品を読んだあとにこれを読むと、人物描写の力の差がはっきりわかってしまうので。ホラーやミステリーの雰囲気、怖さを盛り上げる表現力はあると思いました。 | ||||
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| こういう設定大好きなんです。裏表紙の粗筋を読んで、作者のことは今まで一度も聞いたことすらないのにきっと面白いはず!と文庫本にしては少々高めの値段にも躊躇せず購入しました。期待は裏切られませんでした。いえ、期待以上でした。先が気になって、途中で切り上げることができず上巻を一晩・下巻を一晩の計2日で読みきりました。登場人物の多さがあげられているようですが、わたしは脇役の一人一人の背景なども知りたい方なので、彼らの過去のエピソードも楽しく読みました。ただ、飛び降りをしたのはだれか・ホストはだれか・・というのは上巻からこの人だろうなと思ったその人であり、少し残念。ので、星4つ。ただ、「HERO」でのエピソードのつながりは見抜けなかったです。この章が作品で一番輝いている部分だと思います。泣かされました。また、最後の解説が川原泉であったことに少し驚きました。彼女が推薦していることで、この作品の言葉の選び方のうまさが頷けるような気がしました。 | ||||
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| 私には、ミステリーというよりホラーのような感じがしました。 ときどきぞっとするような描写があり、怖くて読む手を止められませんでした。 夜寝る前に読むのには向きませんが、読者を引き込む文章力はさすがだと思います。 読み終わっての感想は、こんなに素直に思い合える仲間がいるというのは幸せだろうなぁと思いました。 主人公の深月を中心に、仲間8人がお互いを信じ、思いやりをもっていて、 異質な空間なのにはじめのうちは妙な居心地のよささえ感じます。 それぞれが抱える、学校、家庭環境などに抱える悩みの描写も丁寧で、感情移入しやすく、 結末は、それほどの驚きはないものの「そういうことか」と納得でき、読後感もよいです。 辻村さんの作品はこのほか『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』を読みましたが、 恐怖、悲しみ、怒り、苦しみなどの表現がとても上手い作家さんだと思います。 読み手がつらくなるくらいに。 そしてそれが辻村さんの魅力だと思うのですが、この作品ではミステリーと心理描写の両方に力を注いだ結果、 どちらも中途半端になってしまっている印象を受けました。 なので、これから辻村さんの作品を読もうと思っている方には先ほど挙げた2作品の方が個人的にはおすすめです。 | ||||
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| 上巻はどこか薄気味悪い緊張感がぴりっと保たれていて、ああこうやって物語が展開されて行くんだな、と流れが読め始めたところで終わる。描写がとても丁寧で良かった。でも下巻になると、特に主要なキャラクターの描かれ方が中途半端で全く魅力が伝わってこない。この人もっと悩むんじゃないかとか、この人こんなこと言わないよ、という違和感を感じるところが多すぎて読み手を上手く物語に惹き付けられてない。 描写だけが素晴らしくて物語の終わり方としては随分ご都合主義的な感じがして、なんとも後味が悪かった。物語を終わらせたくてああするしかなかったというところか。メフィスト賞と言えば舞城王太郎の『煙か土か食い物』が素晴らしかったから期待して読んでみたらがっかりした。でもやはり一人一人の描写は本当に素晴らしかったので星は2つで。 | ||||
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| 自殺をしたのは誰か。一人一人が自分の(主に暗い)過去を振り返りつつ、その“誰か”に迫っていきます。とにかく登場人物の掘り下げが上手で、誰が自殺をしていてもおかしくないような過去を各章で書いています。皆考え方が高校生らしく、優しい。いつも互いに気を配っていて、誰も疑心暗鬼に陥ることなく良いと思えました。読後感もさっぱりしていて、納得がいきます。ラストはまさかという展開。展開が読めてしまうよりずっと良いです。ただ、私が話の随所で気になったのが煙草の描写。舞台は県下一の私立進学校の筈が、登場人物が煙草を吸います。これは倫理的にどうなの。梨香は学校でも異色なことが特徴になっていますので気になりませんが、優等生でさえ煙草を吸う、又は吸ったことがあるという書かれ方をしています。私立でこれじゃ問答無用で退学ですよね。しかし現状は停学で済んだりと、処置は甘いです。…そんなことを言ったら春子が深月にしていたことだって退学になりかねないのでケチをつけだしたら話になりませんが。どうせなら県下一の進学校、とはしない方が違和感がなかったのではないでしょうか。唯一この進学校の荒れっぷりが私にはどうも…。私の学校は別に県下一ではありませんが、煙草なんて誰一人として吸いませんよ。私みたいに細かい所が気にならない人には、是非読んでほしいです。まあ、煙草がキーな訳ではないのでそれくらい目を瞑ればいいのですが。キーでないからこそ許せないというのもあるけど。 | ||||
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| デビュー作と思えない世界観。設定もおもしろいし、登場人物みんなが魅力的です。文章も私は作者と年が近いからかすごく読みやすい。真相が知りたくて知りたくて、時間があれば続きを読みたくてしょうがない!という状態に陥りました。ただ、長いです…。 | ||||
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| とりあえず言える事は、買ってよかったなと純粋に思える作品ということです。 文章の構成も上手いですね。場面の情景を手に取るように感じることができ、かつスラスラ読めるのはよいです。 最近読んだ評判のライトノベルと比べると「ああ、小説を読んだんだなぁ」としみじみと思うことが出来ました。 ただ、難点を挙げるならやはり冗長に過ぎる、ということは感じます。 主要登場人物八人の話の掘り下げ方など特に これが、作者と同名の登場人物としていなければまた違った感想になりそうですが(深月は好きですよ?)。 しかし、まぁ自分の高校生活を思い出しながらどっぷりと物語に引き込まれますね。 伏線も私は一個くらいしか予想が当たらなかったくらいには驚けました。 それでも物語の構成には若干甘さもみられますが、 著者が高校、大学生時代に執筆した作品と言うことも考慮すると文句無く☆5付けることができます。 | ||||
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| こんなに長い作品なのに、途中で飽きずに最後まで一気に読んでしまったことに自分でも驚いた。犯人が知りたいと無我夢中にページを捲った。登場人物の過去編も上手くできていた。短い文章なのに、入り込めた。特にHEROの章はすごい好きだ。勿体無かったのは登場人物が多すぎること。他のレビューを書かれている方も指摘しておられるが登場人物は半分でよかったと思う。あと、主人公と作者の名前が同じなのもいただけなかった。しかしながら、こんなにも同じことの繰り返しにも関わらず、飽きさせなかった彼女の力量に惚れてしまった。他の作品も読んでみようかなって思う | ||||
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| もう、この上巻の長さときたら。 ぐだぐだいつまでも回顧シーンは多いし、メインヒロイン、しかも感受性がゆたかでみんなから守られていて・・が作者と同じ名前ときたら、ちょっとケッて感じ? なんだかねぇ、薄っぺらい。 やたらと人間的にできている高校生の集まりで、でもなんだかひたすら不幸だったり妙な非現実的なヒロイン妄想に取り付かれていたりときたもんだ。 高校生向きじゃないこれ。ジュブナイル小説ってゆーんですか? あーいらっとする。なんだこれ。 でも、投げるのやだから下巻も読む。 | ||||
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| 「凍りのくじら」があまりに素晴らしかったので、辻村さんの作品を順番にと思いこの作品を。 途中までの印象はバイオハザードのような閉塞感。上巻を読み終わった後で、ここまで話しに片がついて、まだまるまる下巻が残っている。途中で本を閉じて寝てしまうと、嫌な夢を見そうなそんな印象。かといって残りを一気に読むには中身が重過ぎる。そんなジレンマ。 長い小説は大好きだし、先の読めない展開は少しも退屈させないけれど、こうも緊張感が続くと少々疲れるかもしれない。登場人物8人の過去が各章でひとつひとつ明かされていくという展開なのだが、8人誰も進学校の生徒会関係者で、何かのトラウマを抱えるできる子という共通点があるだけに、キャラもかぶるところがあるのが否めない。しかし一人だけ違った印象の○○さんのお話になって急にトーンが明るくなる。これが下巻の半ばくらい。これが読むほうにとっては大きな救いとなり、物語的にも結末への伏線の一つとなって、大団円となだれ込む。作者の名前と、登場人物の一人の名前が一致していることについて、違和感を感じているコメントもあるが、少なくとも本作に関しては、作品の伏線の一つとして読めると思う。謎解きが終わってからのエピローグは少々長すぎな印象だけれど、これは処女作品に対する作者の思い入れの深さを表しているのだろうし、素直に最後までつきあおう。 読みながら「何か変だなあ」と感じていたところは、謎ときですべて解決する。そういう意味で伏線の張り方は本当に見事だし、アイディアをこれだけの長編の作品として破綻なく完成させた作者の力量には舌を巻く。読み終わっての読後感は、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に近いものがある。メタフィクション的なところは、フィクションの意味を考え続けた人の作品だなあと感じさせられる。 | ||||
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| ひたすら長く、続き ひたすら長く、降り続け 同じように長い下へと続く ただ個人の章のかき分けは上手 | ||||
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| この作品を貫いているのは3つの緊張感だ。 1.ミステリーとして8人のうち誰が自殺したのかという緊張感。 2.密室と化した真冬の学校の校舎という緊張感 3.高校時代の狭い人間関係という緊張感 この3つの緊張感が最後までテンションを保っているため、 長い作品ながら最後まで飽きさせず読ませるのだと思う。 | ||||
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| そこそこ面白い。 続きは気になる。 登場人物に魅力はあまりないが、物語は面白い。 正直書き分けもあまりされていないと思う。 時々これは誰のセリフだと思う。 第一作だからそこらへんはご愛嬌だろう。 だがメインヒロインが作者と同じ名前というのがいただけない。 彼女の描写になると途端に痛々しい。勿論悪い意味でだ。 メインヒロインと作者の名前が違ったら、もう少し面白く読めると思う。 下巻でメインヒロインと作者が同じでなければならない理由が解明されるのだと信じている。 | ||||
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| 自殺したのは誰? 自分の隣にいる友人が…? いや、自分自身が自殺したのか? 疑心暗鬼になる8人。 自殺の理由は…と考え、各々が抱えていた悩みが浮き彫りになっていく。 他人から見れば、何と言うことのないことや、優越感と思われることが反ってその人にとっては深い悩みであったり…。 読者それぞれが、登場人物の誰かと共感する部分があるのではないでしょうか。 二重三重に仕掛けられたトリック。 私は、最後まで騙され続けました。 確かに途中だらける部分もありますが、ミステリー青春小説といった分野でしょうか。 唸らせる作品でした。 | ||||
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| あまりに冗長すぎる。 この内容を300ページに纏めてくれたなら、傑作と呼べるものになったと思う。 何人か必要ないんじゃないかと思える登場人物がいるので、それを減らすだけでもずいぶん違っただろう。 著者のデビュー作という先入観もあってかどうしても、書きたいことを全部無理矢理詰め込みました、って印象を抱いてしまう。 読者のことを考えているのだろうか、と疑問に思う。 自己満足と陶酔が全編に漂っている気がして、どうにも気持ちが悪い。 結末は良かった。 ただ、締めはしつこく感じられた。 もうちょっとさらっと終われなかったものだろうか。 とはいえ、上下巻で千ページを超える大作を、最後まで読ませる力量はすばらしいと思う。 | ||||
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| 学校という巨大な密室。そこで起こる、チャイムが鳴るたびに 一人ずつ消えていくという恐怖に満ちたできごと・・・。 8人の中に自殺したものはいるのか?この不思議な空間を生み 出した者の目的は?不思議さと怖さが入り混じり、ページを めくる手が止まらなかった。逃げ場のない空間の中で必死に 当時のことを思い起こし、何とか解決の糸口を見つけようと する8人。彼らのそれぞれの回想の中に手がかりがあるの だろうか?どんな些細なことも見逃すまいと必死に読んだ。 ラストにかなりの期待をしたのだが、こういう持って行き方は どうなのだろう?ネタバレになるので詳しいことは書けないが、 読む方としては何だかだまされた気持ちになる部分があった。 「うーん、だからあの部分はあんなに長かったのね。でもね〜・・・。」 かなりの長さをがんばって読んだのに、その分報われてない 気がする。無難にまとめられているとは思うが。 | ||||
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| 基本線はクローズドサークルでのサスペンスなのだが,ホラー的でもあり,ファンタジー的でもある作品. 序盤は,明るく健全な高校生の受験を中心とした悩みや人間関係のトラブル,年齢が近く兄貴分的な担任教師など,古臭いモチーフのオンパレードで,これは1980年代の小説か??という印象を受けるが,中盤あたりから緊張感が増して,イマドキの高校生らしい裏事情も露わになったりする.ラストにはミステリーっぽいどんでん返しも用意されていて十分楽しめた. 難点は少々長すぎること.心理描写が長いのは教育学部出身の作者らしくよく書けてはいるのだが,導入部分が冗長で眠くなる.そこを乗り切れば面白くなるので,がんばって読みましょうw | ||||
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| 似たようなことを書いても詮ないので、褒めるべき点は他のみなさまのをよく参照されたし。 好印象で読み始めただけに出鼻をくじかれたのが、登場人物に作者と同名の人物がいること。しかもちょっと不幸なメインヒロイン。あまり良い感じはしない。 あくまで現代を舞台にした青春群像劇としてみるよりも、ファンタジーとしてみた方が楽しめると思う。仲間がみな善人でそれ以外は悪人では現実味に欠ける。舞台が進学校なせいもあるが天才の苦悩や外見はチャラいけど実はいい人系は私自身おなかいっぱいということもあった。 とはいえ魅力的な設定や心情を細やかに描く作者の力量は伺える。彼女の名前を覚えておいて損はない。そう思わせる処女作だ。 | ||||
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