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ホワイトアウト
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ホワイトアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 61~80 4/5ページ
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映画は観ていないので、DVDを衝動買いしたくなりました。読み始めから引き込まれる、文章力に脱帽です。緻密に考えられた脚本、他に必要なものは何もありません。少し頁数の多い文庫ですが、リズムが良いので読み始めると止められません。富樫は、ダムの運転員。仲間と遭難者を救う場面から始まります。ホワイトアウトの表題に相応しい雪山の場面から武装グループが占拠するまでの息もつかせぬ展開は本当に冒険小説の域を超えています。そして432-433頁、今までの小説でも、たくさん涙腺が緩みましたけどこんなに質の違う涙が止まらなくなったのは、初めての経験です。上司の清水課長からの伝言「君は日本一のダムの運転員だ」この一言が、この小説のクライマックスだと思います。そしてラストシーン、この涙が乾いた頃に、また静かに泣けるんです。真保さんの奇跡の人も、読んでみたくなりました。 | ||||
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織田裕二主演により映画化もされた本作は、「このミステリーがすごい!」'96年度第一位を獲得した傑作です。本作で特筆すべきは、まず真保裕一氏の圧倒的筆力でしょう。極寒の冬山、降りしきる雪の厳しさと美しさ。そういった描写が行間からにじみ出てきます。それでいて一切エンターテイメント性を失わず、超一級の現代ミステリとしてページを繰る手が止められないほどの名作となっています。映画を否定する訳ではありませんが、原作を読んでしまうとどうしても見劣りしてしまう感は否めません。映画を見て本作に興味を持った方でも十二分に楽しめると思います。「奪取」と並んで、新保裕一を読んでみようかとお思いの方にまずお勧めしたいのがこの一冊。安心して読める純エンターテイメント作品です。 | ||||
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素晴らしい構成と描写力!本末転倒ではあるが、私は映画で表現されていた危機的状況がいかにして言葉で表現されていたのかに興味をもち読み始めた。結果、その微細な描写と展開に心を鷲づかみにされた。映画だけでは「ホワイトアウト」の世界観を味わうに十分ではない。原作には富樫の葛藤が詰まっている。映画は小説に勝てず、小説もまた映画に勝てず、、、再読の価値あり! | ||||
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私 日本や海外のあちこちで ダムを作ってきました。 で、純粋技術的な面から見ると よく勉強したけど大分違うねえ、というところでしょうか。ダムの爆破も佐久間ダムのような重力式コンクリートダムでは、小説にあるような量では不可能。トンネルの爆破も穿孔しなければそこまで 壊れないと思う もう30年以上前からトンネルはNATMで地山自体を強化しているので、それほど崩れないし、崩落岩石の撤去自体は汎用のピック付バックホー、ローダー、ダンプトラックでそれこそ数日で撤去可能かな ダム自体は非常に爆破はしんどいです。MIG21によって爆撃された(直撃をうけた)大ダムを見たことがありますが、損傷は軽微なものでした。もっと恐ろしいのは自然の力です。 小説については 一気に楽しく読ませていただきました。 | ||||
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レビューの点数が高いので読んでみましたが、個人的にはイマイチ。文章体(表現方法)がそのまま描写しているだけの単純な書物のような気がして、心に響いてくるものが無かったのが残念です(この手の書物の場合仕方ないのかな?)。書き方によってはこの半分の量で終わったのではないかなあ、なんて失礼なことを考えました。あくまでも私個人の意見ですので読んでみて評価してみて下さい。読み終えたので今度はビデオで見てみます。絶対、映像の方が面白くなると思います。 | ||||
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久しぶりに、もったいなくて読み終わりたくない、このままずっとこの本を読み続けていたいと思える本に出会いました。主人公の富樫、かっこよすぎ。強い人間とはこういう人のことをいうのですね。人間は大自然の前ではとても弱い存在で、その自身の弱さを自覚している者こそが、自然に立ち向かう強い精神力を身につけることができるのだろうと感じさせられます。「奥遠和」の持つ寒々しい言霊から生まれたような作品。おすすめです。 | ||||
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言葉による景色・状況・空気の温度を想像しながら読むことで楽しみが倍増しました。読み終えて「男の根性・男の責任」ださい表現だが感じられたのは事実です。緻密に計画されたダム・ジャック、孤立し、死んだ友の恋人・ダム職員達を人質にとられてしまった主人公、友の事故死に責任をかんじる主人公が苦悩し、人質を救出に全力を尽くす。主犯の最後の計画まで超高速で進んで生きます。あなた好みのとびきりのヒロインを用意して、お楽しみください。 | ||||
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人物造詣は類型的。可もなく不可もなく、といったところでしょうか。変にこだわるよりも、これぐらいが丁度いいかもしれない。今あるサスペンス小説の中でも高いクオリイティーを持っているでしょう。通勤電車で読むのにはもってこいの作品です。ただし、私の観点からすると☆3つに留まります。理由は簡単。これぐらいの物造詣はマンガの分野では極々平均的なレベルだから。いい作品だったらもっと人物造詣にこだわっている。小説家は絵が使えないというハンデがあるんだから、この部分で差をつけなければいけません。マンガ家、アニメーター、映画作家がどうしても出来ないことをやるのが小説家だと思うんですが。これで傑作と言うなら浦沢直樹の『MONSTER』はどうなるんだ、と思うのは私だけではないはず。読んで損はしません。が、運命的な出会いは感じない。私からは以上です、編集長。 | ||||
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昔、角川映画はこのキャッチフレーズで映画と書籍のメディアミックスを始めました。で、いまでも続いています。が、大抵の場合、見てから読むとがっかりする場合が多いのですが、この本についていえば、見てから読んでもそれほどイメージの乖離がなく面白く読むことができるでしょう。でもやっぱり読んでから見るほうをおすすめしますが。 | ||||
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ホワイトアウト=ガスをまとった雪が周りを覆い尽くす様子。この小説自体がホワイトアウトだ、と言うのはまあ、言い過ぎかもしれないが。氏の小説はこれが初めてだったが一気に虜になる。スピーディーさ、ストーリー性は最高だ。読む目がとまらない、ページをめくる手が止まらない。読者を飽きさせず、なおかつミステリとしても完成されている。 死んだ友人、吉岡の婚約者が捕らわれてしまったのだから、燃えないわけもない。とにかく吉岡を安堵させたく、単独で無我夢中にテロリストに挑んでいく様は情熱性を感じさせられずにはいられない。そういう人間模様、テロリストの中で崩れていったりしていく様も濃い。心理描写も同様。富樫には何かと心打たれる箇所もある。それ故映画もヒットしたのだろう。個人的に映画を見ただけでは内容が分かりづらいと思うし、それこそ富樫のワンマンショーで好きじゃないのだが。 スーパーマンではないがもはや同等の富樫。常人なら8キロも往復できませんよ。まあ、現実離れこそしてるものもこの場合はそうしないと読者に迷惑というかなんというか。死にかけのシーンもちらほら。スリルもあるからよけいに読まずにはいられなくなるだろう。 | ||||
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本作を読んだのは映画を見た後。映画がそこそこの出来だったので、原作もそこそこ面白いのでは、と期待したのだが・・・。 とにかく地味! 退屈! 展開も映画と比べて地味で退屈だし、キャラも地味で退屈。 また、映画にはいかにも芝居っぽいシーンや台詞があったが、それらは製作者が脚本にあえて盛り込んだものだろう、と思ってばかりいた。が、それらが原作からそのまま流用されたものと知ってびっくり。 程々面白かった映画が原作を読んだためにつまらなく感じるようになってしまった。 | ||||
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やばい!!!カッコ良すぎ。原作最高。読み進むうちにいつの間にか自分が雪山に登っている。基本的には男の世界なんだけど映画のダイ・ハードも真っ青な展開だから読む人の想像力をかきたてる。もう暑苦しい夏にぜひ読んでクールになってくれ。ただし、冷えすぎに注意。映画の方はハリウッドにお願いして欲しかった。 | ||||
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映画版は駄作ですが、小説は傑作です。 挫けそうになりながらも、精神力を振り絞りながら戦い続ける主人公が見事に描かれています。 巨大な人工のダムと極寒の世界という特殊な環境でこそ成り立つドラマで、石原裕次郎主演「黒部の太陽」に通ずるものがあるように思えます(映画版は黒部ダムで撮影)。 | ||||
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映画を見る前にこの本を読んだのですが、この作家は情景描写が非常にすばらしいと感じました。対極にあるのが宮部みゆきで、だらだらだらと表現して、想像するのがだんだん疲れて行くのに対して、この方の描写は無駄な言葉が無く、頭に鮮明に風景を思い浮かべる事が出来ました。原作では重要な部分であり、映画にはなかった部分がラスト近くにありますが、私個人的には原作の方が好きですね。ただ、原作に本当に忠実に映画を作ったらまじめに凍死する人が出るだろうなと思いました(笑)。是非、この方の作品をもっと読みたい!という気にさせる本でした。 | ||||
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真保さんの作品はいくつか読んでいるが、これはその中で1,2を争う出来です。主人公の心の動き・主人公のトラウマが行動と結びつき作品にどんどん引き込まれました。ラストは感動です。 | ||||
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数あるサスペンス・冒険小説を好きで読んでいるけれどもこの『ホワイトアウト』は最高傑作だと思います。映画化の話が出る前からあまり読書をしない友人にも〝この本はおもしろい〟と薦めまくりその全員が異句同音の反応でした。息もつかせぬ展開も素晴らしいけれども主人公とヒロインの千晶(映画では松嶋菜々子さん)の心の交わりが見える最後の場面が最高です(映画ではやっぱりここまでは表現しきれていませんでしたね)いずれにしても自信をもって〝最高!〟と言える一冊です。 | ||||
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「ダイ・ハードのダム版」と言われているとおり、山奥のダムで繰り広げられる閉ざされた空間での1人対テロリストの対決。手に汗握る展開が始めから終わりまで続き、休憩する時間さえ与えてくれません。おまけに、職業柄ダムの中身が少し理解できるだけに、余計に面白かったです。 | ||||
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真保さんの事ははっきり言って最近まで知らなかった。 映画が話題になっていたのは知っていたが、それと真保さんは全く結びついていなかった。 今回たまたま友人に勧められて読んだ。 一晩で一気に読める小説は、私にとって限られたものだが 間違いなくこの本はそれに入る。 そしてこういったたぐいのストーリーは、やはり映画より活字に限る。「読んでから見るか、見てから読むか」というコピーが昔流行ったが、もちろん読んでから見るのがよい。というか、(映画は)見なくてもよい。 | ||||
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