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ホワイトアウト
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ホワイトアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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なぜ一般的でない単語を使うのでしょうか?天場や蓋道など全くイメージできませんでした。やさしい単語を使えとは言いませんが、調べても分からないような単語を使う必要性があるのか甚だ疑問です。 | ||||
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導入部の掴み、テロリストがダムジャックにいたるまでの流れは著者が無数の資料、取材と格闘した結果なのだろう。本作はパズルのピースを手際よくはめ込む様に進んでいく。 だが賢明な読者諸氏はテロリストが女を人質として確保し、食事係に任命した時点で失笑したのではないか。 こういった計画は入念な計画を何度も何度もシュミレーションし、演習を重ねて実行されるのではないか。不測要因だった女を見つけた時点で射殺し、性への欲求を断つ。隊員たちの士気を強める、といったプロ意識ぐらいはあってもよかったのではないか。女を生かすのであれば一工夫が必要だった。 テロリストの描写も筆は冴えない。いくら金目当てで私利私欲を肥やす事が目的であっても、彼らはプロのはずなのだ。簡単に食事を摂る手段ぐらいは事前に準備しておくべきだったのではないか。ましてや舞台は厳冬の山奥なのだ。登山経験者ならばまず考える事だろう。携帯用には流動食、そして三食の時には固形のしっかりとした食事を摂る。 本作の問題点は全てが「巧く失敗しすぎた」点にある。女を捕まるのも予定調和、ダム職員が逃げ出し、彼らを撹乱して挑み、追い詰めていくのも作者の筆の上での予定調和なのだ。文体が平坦で冷静だからテロリストにも人質にも「焦り」がなく失敗すらも予定調和に見えてしまう。一般の女性がテロリストに遭遇してあそこまで冷静に観察できるだろうか。筆者は確かに文章が巧い。だがそれが不利に働いたのだ。 日本版ダイハードとは笑止千万。あれは完璧な計画を立てたテロリストがたった一人の、不運だがしかし機転だけはずば抜けて効く刑事によって崩されていくから楽しめる、目が離せない。本作になくダイハードにあるもの、それは「知恵」だ。絶対的不利な形勢から逆転する瞬間に、機転から突破口を見出だした主人公の行動に読者、観客は興奮を得る。そしてそれは家庭など身近な場所にあったりするのだ。一般人が足を踏み入れられないダムの中などではなく。 罵詈雑言を堪えて筆を握ったが本作が映画化されにわかに話題になった現実は認めざるを得ない。 冒険小説には無数の名作があるし、本作の作者のリーダービリティー、アイディアは特筆に値する箇所もある。 一読し、自分の目で確かめてほしい。 | ||||
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映画も最低の出来だったがそもそも何故こんな出来の悪い小説を映画化しようとしたのか理解に苦しむ。山岳小説としても新田次郎には遠く及ばない。むしろ震源の方をお勧めする。 | ||||
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この人の本は、決してハードボイルドではないのに、なぜか帯には”ハードボイルド”と書かれる。それなりに何冊か読んだ。どれも無駄に描画記述が多く(読み飛ばしてもまったく弊害ない)、独特の言い回し(表現、文調)にイライラしながら、この本も読破した。まるきり劇画用。現実には、ありえん。ありえんことを、妙にクドく書くから、ページ数だけかさむ。「密告」は早々に挫折したし、「トライアル」も途中でやめた。こいつのナヨナヨした文章を心地よいと感じてる人は読めばいいんじゃないか?俺は、嫌いなの承知で、しかし買ってしまっていたので、読んだ。乱歩賞の「連鎖」だけに留めておけばよかった。 | ||||
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話の筋を追う娯楽小説としては秀逸といえるでしょう。 アクションシーンについては、ダイハードを想起させる内容でした。 山岳小説的位置づけとしては、いまいち。「神々の山嶺」「栄光の岸壁」などの正統派の山岳小説とは比べるまでもない | ||||
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レビューの点数が高いので読んでみましたが、個人的にはイマイチ。文章体(表現方法)がそのまま描写しているだけの単純な書物のような気がして、心に響いてくるものが無かったのが残念です(この手の書物の場合仕方ないのかな?)。書き方によってはこの半分の量で終わったのではないかなあ、なんて失礼なことを考えました。あくまでも私個人の意見ですので読んでみて評価してみて下さい。読み終えたので今度はビデオで見てみます。絶対、映像の方が面白くなると思います。 | ||||
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本作を読んだのは映画を見た後。映画がそこそこの出来だったので、原作もそこそこ面白いのでは、と期待したのだが・・・。 とにかく地味! 退屈! 展開も映画と比べて地味で退屈だし、キャラも地味で退屈。 また、映画にはいかにも芝居っぽいシーンや台詞があったが、それらは製作者が脚本にあえて盛り込んだものだろう、と思ってばかりいた。が、それらが原作からそのまま流用されたものと知ってびっくり。 程々面白かった映画が原作を読んだためにつまらなく感じるようになってしまった。 | ||||
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