■スポンサードリンク
ホワイトアウト
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ホワイトアウトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあまあ面白かったんですが、ダム、発電所、山岳部の地形等、その道の用語が多くてわかりにくかったです。 富樫君が今どこを目指してどこでどう頑張っているのかわからない場面が多かったですね そこらへん考慮したのかマンガ版には簡単な図面が載っていて少しだけ理解の助けになりました。 ネット時代なので一々調べながら読んでも良いのかなと思ったのですが、途中で面倒になったのでやめました。テンポも悪くなるし。 それから昔買った単行本版で読んだのですが、明らかに推敲ミスって部分も残ってしまっていて(特に後半)、残念ポイントでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ずっと読んでみたいと思って、機会がなかったのですが、今回読み始めました。30℃を超える真夏日に 読んだのですが、雪深いダムの景色が頭に広がり、体感温度が下がって涼しくなりました。 他のレビュアーの方も指摘されているように、日本版「ダイハード」で舞台は雪山のダムという所でし ょうか。スノーモービルでのカーチェイスも、ダイハードが思い出されました。映画のようで一気に読め る勢いがあります。 物足りなかったのが、主人公が困難を突破する方法のほとんどは「ど根性」レベルで、頭を使ったり、 冷静に対応する所が少なかった点です。確かにダムの構造や雪山を熟知している主人公ですが、それを活 用したテロリスト撃退がそれほど多くなかったと思います。あとは、笠原の役割。もう少しストーリーに 奥行きを与えると思ったのですが、最期は尻すぼみになってしまいました。 でも、雪山に行きたいと思える本です。以前、スキーに行ったときにリフトの上やゲレンデで、風の音し かしない状況を体験すると自分や自分の悩みが非常にちっぽけなものに思えたのを思い出しました。たまに は自然に帰るというのもいいものです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夢中になって読めるのですが、読後感の薄い作品のように思います。 私は作品を読む際に、自分に投影しながら読んでしまうのですが、富樫の自己復権に賭ける気持ちは分かる一方、プロセスや結末が現実離れしていて人間くさくないのです。だからイマイチ共感できませんでした。生身の人間はもがき苦しみながら思い通りにならなくて、辛酸を舐めざるを得ないというのが現実ではないでしょうか。通常の人間の範囲で解決に向かっていくのが好みなので、つい超人的なものを敬遠してしまいます。 話の運びは飽きさせず、一気読みできます。それぞれ場面も、描写によって目前にダムが再現されるような生々しさがあります。それに比して、登場人物たちの心理描写が深くないのが少々心残り。アクション物だと割り切って読むのが良いかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ダムの描写が緻密で、すごくよく書けていると思います。最後まで読んで、「あー。読んだ!」と思うのですが、この作品のテーマそのものが、「それで?」という感じがどうしても拭えなかったのです。過去のあやまちに関する贖罪や、失われた自分への信頼を取り戻す意味とはなんなのか?それを求める人間の強さや、おぞましさ、身勝手さ、というのはこういうだったのか……という種類の感動ではなくて、映画にたとえるなら、時間をかけて、丁寧にダム現場をリサーチした、ハードアクションということになるのだろうか。不思議と全然残るものがないのです。結局、「そうなんだろうね……」とか、「うん……」という後味。この作者に関していうと、ホワイトアウトが最高傑作じゃいけない人だと思います。力はすごくあるので、そのうちスゴイ作品を残す人かもしれません。問いかけが納得できないだけです。繰り返しになりますけれども、作品自体は良いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
厳冬の吹雪のダムで放水路からの脱出シーン。あれだけずぶぬれになれば凍死は免れないのではないの??少なくとも手足の指は凍傷でえらいことになりそうなんだが?持ち出した紙燃やしたくらいで暖をとれるほど甘くはないはず。それまで快調に読んでいたんだけどな。急にテンションが下がったシーンであった・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物造詣は類型的。可もなく不可もなく、といったところでしょうか。変にこだわるよりも、これぐらいが丁度いいかもしれない。今あるサスペンス小説の中でも高いクオリイティーを持っているでしょう。通勤電車で読むのにはもってこいの作品です。ただし、私の観点からすると☆3つに留まります。理由は簡単。これぐらいの物造詣はマンガの分野では極々平均的なレベルだから。いい作品だったらもっと人物造詣にこだわっている。小説家は絵が使えないというハンデがあるんだから、この部分で差をつけなければいけません。マンガ家、アニメーター、映画作家がどうしても出来ないことをやるのが小説家だと思うんですが。これで傑作と言うなら浦沢直樹の『MONSTER』はどうなるんだ、と思うのは私だけではないはず。読んで損はしません。が、運命的な出会いは感じない。私からは以上です、編集長。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!