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密告



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【この小説が収録されている参考書籍】
密告
密告 (講談社文庫)

密告の評価: 3.08/5点 レビュー 12件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

警察に正義はない

警察官である萱野は過去に確執のある上司矢木沢から面罵された。
それは矢木沢が特定業者から接待を受けたととの密告からだった。
萱野は密告者の汚名を着せられる。
署内には異様な雰囲気に包まれ過去の確執から萱野の密告を信じないものはいない。
萱野は一人この密告者の真犯人を突き止める動きを始める。
彼の正義感は同情できるが二つ嘘を付く点などは感心できない。
そうして自分を保身しながら正義感を出すのは彼の狡さか?。
作品はある意味重苦しく著者の得意とするところだろう。
一般文学通算1314作品目の感想。2016/08/12 18:15
密告Amazon書評・レビュー:密告より
4062091089
No.4:
(3pt)

謎の真相が…

 主人公は警官。かつては射撃でオリンピックを目指したが、その夢もかなわず、普通の公務員のように内勤をしている。彼は射撃をしていたときに、ライバルを蹴落とすためにある「密告」をした。そして、それから8年経った今、また同じ相手に対して密告をしたと疑われている…
 著者が描く主人公の中には、あまり立派なヒーローとは言えない人物がいる。「連鎖」がそうだったし、この作品もまた然り。あまり応援する気にはなれないのだが、一般人に近いぶん、親しみやすく、感情移入しやすいのかもしれない。
 この作家には少し作品によって当たりはずれがあるのだが、この小説はどちらかと言えば”当たり”である。興味深い話で読者を引きつけ、提示された謎で最後まで読ませる。パターンとしては、処女作の連鎖に近い。
 密告の謎を突きとめようとして、主人公は行動するが、そこには予想以上の障害が待ち構えていた。果たして、事の真相は…か細い手がかりが少しずつふくらみ、確かな証拠となって「密告」の全貌が明らかになる。確かに、構成は魅力的だし、いい作品だとは思うのだが、肝心の真相が意外とちゃちで、とても読者を納得させられるものではない。はっきり言って拍子抜けである。その謎を知りたくて読者はこの小説を読み進めるのである。もっと誰も考えつかないような真相を用意してほしかった。
 それでも、ラストは緊迫感あふれるアクション・シーンがあり、一応読者を満足させてくれる。作者は、こういったシーンの描写となると、本当にうまい。しかし、全体としての評価は、星3つといったところであろう。
密告Amazon書評・レビュー:密告より
4062091089
No.3:
(3pt)

登場人物のだれにも最後まで共感できず・・・

それなりに最後まで読むことはできるのですが、登場人物のだれにも共感できないままでした。まずつきあっていたとさえ言えないくらい薄い間柄(でしか描かれていないと思うのですが)の女性からの頼みで、その女性の夫を尾行する心境がよくわからいないし、そのあとの展開の動機として、その女性の誤解を解きたい一心でどんどん単独での捜査(?)にのめりこんでいくという過程もなじめませんでした。もう少し主人公とその女性の恋愛関係がたとえ過去のものでも深く描かれていれば理解できたのかもしれないけど・・・でもこの主人公の粘着質な性格が最後まで好きになれなかったです。
密告Amazon書評・レビュー:密告より
4062091089
No.2:
(3pt)

主人公に共感できない

真保裕一の小役人シリーズの中でも、特に話が渋いというか、暗い。
かつて、警察官である上司のミスを密告した主人公。
その8年後、再び密告を受けた上司から疑われた主人公は、単独で捜査に乗り出す。
主人公がねちねちとした正確で妻や回りの人間と絡み合うため、好きになれない。それ以上に、周囲を傷つけてまで強引に自分のための捜査を続けようとする主人公に、共感できない。
それはたぶん、動機の部分が弱いからだと思う。
ほかの真保さんの小説同様、先が気になって最後まで読まされてしまうが、どこかのめり込めない感じがしてしまった。
ミステリ、サスペンス好きよりは、ハードボイルドファンにお勧めします。
密告Amazon書評・レビュー:密告より
4062091089
No.1:
(3pt)

今度は警察かー?

誰が密告して、自分をと貶めたのか・・?がメインの謎で、けっこう良かったよ。けど、この主役の警官も、意外と悪党だよね〜。嫉妬からライバツの奴の失態をチクったりしてる。そういったちょっと小悪党な小役人って設定が、これまでの小役人と一線を画してるのではないかなーー。いっつも青臭いのでね。、これくらいの肝っ玉の奴のほうがいいですぅー
密告Amazon書評・レビュー:密告より
4062091089

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