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晩秋



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晩秋の評価: 4.00/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

手慣れたもの

『初秋』の続篇。『初秋』初出のポールが、連絡のとれない母親の捜査を依頼するところから物語が始まる。例によってそこそこ面白い展開。手慣れたものだ。本作では、スペンサーの過去が語られるのと、犬を飼い始めるのが新味か。これでマンネリを防いでいる意図が読み取れます。
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.8:
(4pt)

スペンサーがポールに教える大人の決断力とは⁉️

結果は見えている。そこから大人になったポールが何を学ぶのか、寄り添い見守る父親がわりのスペンサー。一体ポールの身に何が⁉️
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.7:
(5pt)

未熟な親は愛情がいびつ

ハラハラドキドキどうなることかと思ったけど、そうなったか、という感じでした。親になりきれていない親が子どもを育てると、子どもが悩むのだなと。考えさせられました。
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.6:
(3pt)

『初秋』と比べて読んでみたが。

先日『初秋』を読んでからその後編ともいえる『晩秋』を読むことにした。
 本書『晩秋』は、スペンサーが親代わりになって15歳だったポールを助けだしてから10年の時が過ぎたところから物語は始まる。
 今ではプロの舞踏家になったポールが突然スペンサーとスーザンのところを訪れる。
 ポールは、隔絶していた母とも時を経てつながりを持つようになっていた。
 が、この二ヵ月ほど電話をしても留守ばかりなので心配になりスペンサーに母を探してほしいと依頼する。
 スペンサーとポールは、ギャングがらみの事件に巻き込まれた男ボーモントと母パティが失踪した居所先を探し出したところから、やっとスペンサーのハードボイルドが始まり、多少は面白くなってきた。
 ネタバレになるから詳しく書くことは避けるが、スーザンの元夫のおきみやげのパールという名前の犬がやたらにページを占めて描写されていてページを繰る手が鈍くなる。
 スペンサーとスーザンとの会話もインテリ臭が鼻につきはじめてくるし、この二人がスノッブなのも気になり始めると嫌味になってくる。
 スペンサーがパールとどこへ行くにもこの猟犬を連れて歩いて行く理由が判らないんだ、とポールに問うと、すかさずポールが「カセクシス」と言う。
 「お前なら知っていると思ったよ」とスペンサーは言う。(P47~48)
 読者のなかで「カセクスシ」などの意味を知っている人が何人いるだろうと思いはじめたら、こんな会話も嫌味に思うようになってしまった。
 評者は、サマセット・モームの『英国諜報員アシェンデン』を読んだばかりだったから、ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズ『晩秋』を読みはじめて、どうしてもモームの人物描写や情景描写と比べて読んでしまうことになった。
 やはり、モームのほうがパーカーより文章も描写力も優れていることを思い知らされてしまったのです。
 人品骨格から服装、そして装身具などに至るまで、モームも『英国諜報員アシェンデン』のなかで描写することが多いが、その人物造形には観察眼(上から目線ではない)に優れていて嫌味なく読ませてくれた。
 まあ、訳者の力量の差も考慮しなければならないかも知れないが・・・。
 ただ本作では、スペンサーの生い立ちを知ることが出来たのが唯一の収穫であったかも知れない。
 ロバート・B・パーカのスペンサー・シリーズは、『失投』など何作か読んできたが、本作『晩秋』は、『初秋』ほど良く出来た作品ではなく期待外れであった。
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.5:
(3pt)

スペンサーがなぜあれほど色々なことができるのか?

スペンサー探偵がなぜ、ボクシングができ、家を土台から建てられ、料理もできちゃうのかが明かされます。
女にはもてるし好きなんだけど、日常生活に女がいなくとも別に困らない。この女に依存しない生活の姿勢をもつ男の姿は、ダシール・ハメットあたりが最初かな。ひとつの章が終わり方の軽い余韻を残すやり方はチャンドラーそのものだし、ロバート・B. パーカーってハードボイルドが好きで好きでたまんない感じなんでしょうね。
星が三つなのは、私がそれほど犬好きではないから。パールという名前の犬の描写がとても多いので、犬好きの人にはいいかも。
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No.4:
(4pt)

晩秋

期待にそぐわぬ面白さ。スペンサーシリーズは外れが少ないです。
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No.3:
(5pt)

読みたかったので

20代の頃に読んでいたものですが、最近になって読み返してみたくて持っていないものを購入しました。
でも、これは持っていました。
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.2:
(3pt)

傑作と言われているらしいが

会話が多くて初心者向けだが、探偵小説としてではなく、重松清の書くようなゆるいストーリーで、英語の勉強向け、か。
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No.1:
(5pt)

初秋もいいが晩秋もいい

あの傑作「初秋」でめぐり合ったポールと,今ではほとんど父親のような役回りのスペンサー.「告別」で仕事の依頼を持ち込み,他にもこれまでちょくちょく登場してきたが,今回はポールの母親が失踪するという問題に関わることに.単なる母親探しではなく,自分自身の精神的問題(葛藤)を解決し,母親の(より大きな)精神的問題をもなんとか解決しようとするポール.そしてそれを渋く手助けするスペンサー.スペンサーとポールの関係がギャングのブロズ親子と対比されていたり,スペンサーとスーザンの関係を身近に見てポールが自分のフィアンセとの関係に疑問を抱くなど,伏線がいろいろあって面白い.またスペンサーが犬を飼い始めるというのは傑作.
晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:晩秋―スペンサー・シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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