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発火点
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発火点の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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主人公の捻くれっぷりと自己中ぶりに読んでてイライラしました。 被害妄想ぎみの考えに、何か都合悪いことがあると聞く耳を全く持たなくなる。 電話も出ない留守電も聞かない、なにか気に食わないことがあるとすぐにキレる。ヒステリックな女かと。 そんな主人公でもイケメンらしく女が寄ってくる。女も女だと思う。この主人公のどこに惹かれるのか全くわからない。 そんなウジウジした似たような描写が長い長い。 ミステリーの部分も伏線をこれでもかとなぞりますが、真相が明らかになっても説得力が薄い。 そして解明されない伏線も多い。夢を語らない理由は?父親といた女性は結局誰? 事件が起こった背景もそんなことで?という感じ。 ラストの描写もモヤっとします。 | ||||
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主人公の「俺」は子供のころに父親を殺された。以来、周りの人間に特別扱いされることにいらだちを覚えている。高校を卒業し、正社員になるのだが、不満が出てきてすぐに辞めてしまう。その後は定職に就かず、フリーターとして過ごす日々。 父親を殺したのは、沼田静夫という、父の同級生だった。 現在の「俺」の様子と過去の出来事が交互に語られる。そして「俺」は、沼田が釈放されたことを知る。 読んでいると、疑問が出てくる。なぜ主人公は父親を殺した沼田を「あの人」と呼ぶのか。殺人事件の真相はどういうものなのか。 父親が殺された、という過去のために「俺」の人生は全てがうまくいかない。少なくとも、本人はそう思っている。 「俺」はいつまでも、12歳の時のあの事件にこだわっているのだ。 そして9年が経ち、彼は再び故郷を訪れる。 普通のミステリーやサスペンスではなく、純文学に近い作品である。しかし、最後に事件の真相が明かされるので、一種のホワイダニット小説と考えることもできる。 事件の真相が明らかになっても、あまり意外な真相ではなく、驚きもショックもない。 この小説は、21歳の若者の葛藤と成長を描いた物語、と思って読んだほうがいいだろう。 | ||||
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とにかくうだうだと長い…そして主人公の性格がとことん合わない…(笑) 最後の方はもしかしたらここでどんでん返しが…と期待したのだがそういうこともなく。 裏表紙の要約とタイトルに惹かれたのだが期待はずれでした。 | ||||
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万人には受けないことは理解できますが、私には自分が生まれてきた幸せ、そして両親の想いを感じる本でした。 | ||||
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裏表紙の謳い文句に騙された感が大きいです。 主人公の青臭さが、本人が自覚して回想してることを踏まえても限界ギリギリなレベルで、読み進めるのが億劫になるくらいでした。 最後にはそれを覆すだけの真相が待っていると期待してましたが、説得力が弱く、全く不満です。 これまで真保作品で読んだ本は売ったり捨てたりせずに持ってますけど(そう冊数は多くありませんが)、本作品にはその価値はないかなと思っています。 | ||||
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うじうじうじうじしたプロットが長々と続きます。 あまりにうじうじしているので、途中で斜め読みしてしまいました。 で、最後は真保さんらしいエンディングを迎えます。 まぁ、こういうエンディングは嫌いではありませんが、途中までの うじうじがちょっと耐えられませんでした。 好き嫌いの問題だとは思うのですが、わたし的には「なし」かな…。 | ||||
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万人向けはしないでしょう。それは認めます。しかし私にはどストライクな上,出逢えて感謝な作品となりました。自分ではなく家族からもたらされた環境からの苦しみに,大人になっても引きずられている人には是非ご一読をお勧めしたいです。少なくとも私は相当救われました。真保裕一さんに深く感謝致します。 | ||||
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子供の頃に父を殺され、真っ当な人生を歩けなくなった青年の再生への物語といったところだろうか とにかく主人公が自らの愚かな行動に自己嫌悪的な考えをしながらも、また似たようなことを 繰り返すという展開が延々と続き、読めなくはないがかなりだれる 過去の話もねちねちとしているだけで面白くなく、とにかく全体的に回りくどい 重要な部分だけくり貫いてこの作品を構成すれば、おそらく400ページくらいで綺麗にまとまるのでは ないだろうか 丁寧な描写がウリの作者とはいえ、この作品はやや失敗ぎみかもしれない | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算389作品目の読書完。2012/06/23 | ||||
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ウダウダしてる主人公。後半やっとミステリーっぽく進展したと思いきや、ラストは?父親を殺された少年の話しってことで、かなり期待してただけに残念。ウダウダしてた主人公が、気付けばいきなり敬語バッチリの大人のオトコになる過程も理解出来ない。 | ||||
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前半部分が主人公「杉本敦也」の人物像を丁寧に書き過ぎたせいか冗長な印象を受けます。 読み進めていくと実は父親にそっくりだったことを主人公が思い知らされるところへの伏線だったのかなと思いますが...。 二人の女性、新聞記者との出会いを通じて主人公が成長していく様は非常に良く書けているのですが、敦也が母親と行ったことのある墓地から始まる意外な事実の展開が中途半端に終わり残念です。 ラストの終わり方も月並みです。 他の傑作を読んでいる為、評価が辛くなりますが、ごく普通の作品です。 | ||||
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人間が人間をみるものがたり、真相を確かめたく動く青年。なぜ父は殺されたのか。 なんで助けた少年の....こんなにも人間ドラマが見れる作品も珍しいことわないけど ここでは珍しいといおう。伊豆が故郷であるのだが、殺人に関する観点、被害者遺族 のこと、まわりの人間、全てがそうでありたい。 | ||||
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真保裕一は大好きな作家の一人なので即買い。しかし、暗い。果てしなく暗かった・・・。真保氏の作品の中では、「密告」にかなり近い暗さだと思います。主人公がひたすら後ろ向きで重い。1冊丸まる後悔とつぶやきみたいなことになっちゃってるのは、回想録的な書き方だから仕方ないのかもしれません。でも話の展開はさすが、読み始めたら止まりません。ただ、ラストの言葉は、誰に向けて言ったの?はっきりしなくて、へ?こんな終わり方?とも思いました。 | ||||
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眉間にシワが寄ります。読み辛くて。途中で読むのを止めようと思った唯一の小説。読んだけど。長ったらしく語っているワリには、主人公の性格がよくわからない。本当の犯行理由に「なるほど」と思わせるものが何も無い。そして、この終わらせ方は何?最初から最後まで、登場人物の姿も、景色も、何も見えて来ない、内容が薄い小説。これが超傑作ミステリーだと言わんばかりに陳列していた本屋さんを恨みます。 | ||||
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自身の家族に降りかかった事件により、斜に構えた(というよりそこら辺に転がっていそうな)性格を自覚する主人公。様々な出会いや経験を元に、事件を消化することで、自分自身を見つめ直していく・・・。作中「クズ」と様々な人から言われてしまう主人公。その「クズ」な様子が、延々と中盤近くまで、しかも私には似た内容で繰り返し描かれ、かなり辟易。ようやく抜けたラスト部の展開も、今一つ消化不良で、ちょっと困ってしまった作品です。散漫で中途半端な感じが、最後まで続いてしまいました。「小役人シリーズ」や「ホワイトアウト」などに非常にのめり込んでいましたが、「黄金の島」などもそうですけどどうも主人公が、個人的に物足りない作品が続いており残念。ストイックな主人公を描いた作品が読みたいのですが・・・。 | ||||
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真保裕一の作品は文庫化されたものは殆ど読んでいるのですが、『発火点』は初めて途中で読むのを止めました。半分くらいまで我慢して読んだのですが、新しい展開も何もなく、青臭い主人公の甘えた独白が延々と続くだけのストーリー。読みながら何かに似ていると思ったのですが、そうそう、桐野夏生の『柔らかな頬』を読んでいるときの感じに似ていました。ミステリーだと思って読んだらそうじゃなくてガッカリ、てな感じです。 | ||||
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九年前。十二歳の夏。敦也は伊豆の海で入水自殺をしようとした男を助けた。その男は、偶然にも父の友人だった。その頃、家庭の外に生きる道を見出そうとしていた父を、その男なら諌めてくれるかもしれない。母と息子は、計らずも共謀し、男を家に引き取ろうと提案するが、藁にもすがろうとしたその想いが、後に大きな悲劇をもたらす結果を招く。九年後、二十一歳になった敦也は、殺人事件の被害者遺族、という世間からの無言のプレッシャーに囲まれつつ、日々を窮屈に過ごしていた。仕事とも、大事な女性との付き合いも長続きせず、自らの進むべき道をみつけられずにいる敦也のもとに、“あの人”が刑期を終えたとの報せが舞い込む。九年前と現在とを行き来する方式で物語は展開し、“あの人”の凶行の動機を模索する、一種の“アイデンティティー探しの旅”物語とも言えるだろう。「誘拐の果実」とは、また違った静かな感動を与える物語だと思う。 | ||||
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現在の出来事と過去の出来事が交錯するように話は進んでいく。敦也自身が淡々と語っていく展開に少々うんざりする場面もあった。「平坦な道をただひたすら歩いていく。」読んでいてそんな感じだった。人の心に憎しみの炎を燃やす発火点。果たして、この作品に書かれているようなことで人はそうなるものだろうか?真実を直接つかめないもどかしさも残る。「読後すっきり」にはならない作品だった。 | ||||
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ほとんどの作品に感動しました。むずかしい作品もありましたが・この内容は息子の心情場面があまりにもおもしろくない。同じ事ばかり。最後迄読んでも犯人が犯人でないようで空しい気持ちになりました。 | ||||
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物語の展開については、個人差があると思いますが、真保 裕一ならではのとっつき易さは健在、一気に読んでしまいます。「黄金の島」が大好きな私にとって、真保作品の中では上位ランクインです。 | ||||
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