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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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個人読書履歴。一般文学通算421作品目の読書完。2012/08/20 | ||||
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たしかに他人に勧めたくなるような小説ではないし、読後感が良いとも言えない。 だが、つまらないとか不快だとかは、感じなかった。 言わば、読者の倫理観を問う作品である。 この小説よりも、もっと異常でもっと登場人物の心理を理解しがたい小説なら、いわゆる不条理文学に高名な作品が少なくないので、登場人物に共感できないからつまらない、といった批判は当たらないと思う。 もっとも、この小説では、自分の罪深さを自覚している者が他者の罪とどのように向き合うのか、が描かれていると見ることも出来るから、およそ自分には罪など何もないと思っている方には、作品内世界が縁遠いものに感じられたとしても、仕方の無い所だろう。 個人的には、アンドリュウ・ガーヴの『ヒルダよ眠れ』を、家族崩壊や共依存や人格障害といった言葉が一般的になりつつある今の日本を舞台に作り直したら、この小説のようになるなぁと、納得しつつ読了した。 | ||||
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私はこの作品を一気に読んだ。 この作品の評価は読者の感じ方によって大きく分かれるだろう。私は主人公の小児科医押村悟郎と死に瀕している姉千賀子のパーソナリティや行動に共感できた。だからこのストーリーに惹きつけられた。もちろん私の経験の範囲を遥かに越えた設定なので、分かったような気がするということでしかない。 真保裕一の小説を読んだのはこれが最初である。そしてこれを読み終える前に次の作品『密告』を購入した。 | ||||
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やっぱりというかさすが真保裕一の作品といったところです。他の方のレビューを読む通り登場人物の性格が形成されて入った過程が全く描写されずに物語りは進んでいきますが、そこはラストで明かされる秘密から推測するように作者が意図的に隠したとしか思えません。ストーリー的にはむしろ新鮮味はありませんが過ちを犯すこと、それが乃ち人間というものであるという作者の優しい視点にほのかな感動を感じました。 | ||||
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なかなか良い。 他の読者のコメントを読む限り、 「ホワイトアウト」他の作品を読んだ人からすると、 物足りないのかも知れないとも思うが・・・ ストーリー的にもテーマ的に見ても、良書であると思う。 | ||||
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18年振りに再会した姉は頭を銃で撃たれ変わり果てた姿になっていた。その後、孤児として親類に引き取られた弟(小児科医者)は、姉の過去を洗っていく物語。 姉の人生は波乱万丈。それだけでもかなり興味をそそられるが、事件を担当する刑事や姉の周辺の人間関係が読み応え充分であった。 後半は内容がやや重く人生経験が少ない若者受けがしない気がしたが、大人の恋愛小説といった感じで一気に最後まで読み切った。結構ボリュームはあるが1.5日で完読。 | ||||
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冒頭、幸せそのもののカップルのデート。結婚に踏み出せない優柔不断な主人公が恋人に『何故小児科医になったのか』その理由を話す。その直後、両親の事故死後たった一人の身内となった『最愛』としか呼べない姉が不慮の事故にあって重篤な状態であるとの知らせが警察から入る。頭に銃弾を受けた姉。養父母の家を出て以来音信不通の状態でどんな人生を送ってきたのか。いったい何があったのか。姉の過去を調べていくうちに変わらぬ姉の強さと一途さに愛おしさで胸を締め付けられ、長く過ごした養父母の家での記憶より姉との短い思い出が鮮明に蘇って来る。互いの養父母の家の事情で違う人生を行くことになった二人だったが、姉の人生には常に自分が居、自分の人生にも常に姉が居た。『何故、小児科医だったのか?』これがページ数わずかになったところでもの凄い衝撃で明かされる。養父母家での姉の扱い・共に住めない心細さと幼さが二人を二度と会えなくしてしまっていた! ラストの主人公の行動に何故?と思ったのは私だけでしょうか? | ||||
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十八年間音信不通だった姉が、頭部に銃創を負い意識不明で救急病院に搬送された。それは婚姻届を出した翌日の出来事だった。しかも、姉が選んだ夫は、かつて妻を殺めた男で、連絡も取れない。姉の過去を調べ始めた小児科医の押村 悟郎。姉の不審な預金通帳、噛み合わない事実。逃げる男と追う男・・・。 ラストは、切ないです。 皆さん評価が、低いようですが・・・。確かに、恋愛小説なのか、推理小説なのかどっちつかずなのがいけなかったのかな?私は、ジャンルに拘って読む訳ではないので、両方の要素があって面白かったのですが。 | ||||
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始まりに謎は終わりに行くにつれて解決していくけれども、どんどん切なさが増してしまう。 最後は本当に辛さがこみ上げてくる。 それにしても初版だから仕方ないけれども、「初めて」が「始めて」という誤植は、大出版社としては情けない。 | ||||
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