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キマイラの新しい城
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キマイラの新しい城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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フランスから中世の石造りの塔を移築した社長。塔を目玉にテーマパークを建設した。しかし社長に中世の騎士の霊が憑依した!自分が殺された事件の犯人を見つけてほしいという奇想天外な依頼をうけて石動戯作登場となる。前作「黒い仏」を読んだあとなので、何が起きても驚かないぞという心構えはできている。ツッコミどころは山ほどある。コスプレ大会、ヤクザとの派手な大立ち回りなど、ドタバタコメディーである。そして今回も石動はとんまで頼りない。真実を知るのはアントニオのみ。 | ||||
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中世騎士が現代日本で、ヤクザ相手に大立ち回りを演じるというところがメインの話です。 今回も、題名の意味がよくわかりません。その単語は作品に出てくるのですが、文章の意味が理解できない。作者の出した謎なのでしょうか。 | ||||
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個人的にはこのトリックは高く評価したい。 たしかにバカミスと言われるのも判るが、ギリギリだがセーフだと思う。 考えたことがあるかどうかで評価がかなり分かれると思う。 自分は膝を打ったタイプ。 抽象的なことしか言えないが、トリックを評価したいという意見もあるということで。 | ||||
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毎回仰々しいタイトルと設定で重厚本格ミステリーかと思わせて、ライトなバカミススレスレの作品の殊能氏の最後の長編作品となってしまった作品。 これまた設定が凄く、中世のフランスのナイトの亡霊が現代のテーマパークの社長に取り付いて、中世の殺人事件と現代の殺人事件が発生するというものだが、あまり物語が多重構成で構成の妙によってアっと言わせるような趣向はなく、過去と現在が複雑に絡みあうような趣向もないため、イマイチこのギミックは単なるギャグにしかなっていような感がある。 密室ものトリックの思い込みの盲点を突いたギャグスレスレのトリックは、なかなか鋭いと思わせるが、やはりこのネタでこの大長編の落ちがコレというのは、ややミステリーとしては何だかなあという気がする。 以前の作品と比べるとバカバカしさが抑えめで、ちょっと物足りない。 | ||||
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テーマパークの社長に殺された騎士の霊がとりつくというのは おもしろいし、ところどころ笑えておもしろい。探偵も魅力的な 個性を持っている。現代と過去の事件がどうつながるのか?という 楽しみもあったのだが、終盤警察が出てきたところでガクンと つまらなくなってしまった。刑事があまりにもステレオタイプで 、火曜サスペンスや土曜ワイドの世界になってしまった。その上 暴力団まで出てきたので興味が失せてしまった。最後は解説もなく 、やはりここは文庫版を買うのが吉か。 偉そうな私服刑事はもうんざり。確かに優秀だから刑事として 配属されるのだろうが、制服警官よりも偉いというわけではない。 あくまで階級や警察官になった年度によるはずだ。 したがって大卒で警察庁以外の警察官を目指している人は、高卒警察官の 4期後輩になって呼び捨て、アゴで使われることもあると思う。 偉そうにしていたり、かっこいい刑事の出てくるドラマや小説ってなんだかなあ。 | ||||
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設定は面白いのだが、ページの半分は事件とはあまり無関係な稲妻卿の過去話と現代のドタバタ劇という のはさすがにバランスが悪いと思った 現代の事件はかなり地味な物で、過去の事件は有名な作品を連想してしまうネタが 使われていたので、そこまでは楽しめなかった とはいえその辺の平凡な作品よりは魅力がある作品ではあったので、安いなら買いな作品 | ||||
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結構面白かったですが、ミステリとしてはイマイチに感じました。 750年前と現在で2つの殺人事件(と思われるもの)が出てきますが、 750年前の事件は、殺された領主が取り憑いた?男が語るので少し分かりにくいです。 登場人物もカタカナ書きがあるので(750年前・現在の両方で)、名前を覚えるのに苦労しました。 しかし個人的には、領主が750年前の事を語る場面など興味深く、 第2章で述べられている六本木の歴史や刑事の会話なども楽しかったです。 最後の方では石動だけでなく水城も登場して盛りだくさんです。 殺人事件の決着はいまひとつに感じましたが、設定と登場人物にはとても魅力を感じ、後味がよいのも良かったです。 | ||||
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『鏡の中は日曜日』と『黒い仏』の中間くらいのブラックさ。中世の騎士の幽霊が自分が住んでいた城を移築したテーマーパークの社長とりついた。そして「自分が殺された原因を解明して石動に推理を依頼する。小説は幽霊の主観パートと三人称パートが交互に語られる。主観パートでは中世の十字軍の話などが語れるが、果たして必要だったのかどうか…。ブラックというのは、いくつかのツイスト(偽の真相)を経た後に語られる真相のこと。カタルシスとは正反対の真相--というのは、この作者、確信犯的にやっているからなぁ…。金を払ってまだ騙されたいのはミステリ中毒者の性癖だが、この作者の場合、金を払ってバカにされてる、という感じがする。 | ||||
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