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嫌われ松子の一生
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【この小説が収録されている参考書籍】
嫌われ松子の一生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全218件 1~20 1/11ページ
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松子はあなたの街にもいる 地元警察ホームページの身元不明遺体一覧や 事故物件サイトの中高年女性の自死などみると、それぞれみんな人生があって、 それぞれ松子のような人生があるんだろうなと感じられる。 結婚や男や子供や友人に恵まれず、コツコツと頑張ってみたけれど 空回りしたり、自分の人生立て直そうと努力してきたけどうまくいかなかった人たち。 風俗や薬物に関係する人は限られていても、コツコツやってもうまくいかなかった人は多数存在する。 そんなことに気付かせてもらえる小説。 時代設定的には30-40年前以上前の気がするのでその時代を踏まえて読めばそれほど突飛な言動とも思われない、が若い人には 難しいかも。昭和映画ドラマ好きなら分かるかな。 何をもって幸せとするか | ||||
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内容的にはこれ単体ではありふれた内容。 | ||||
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先に映画を観ていて大体のストーリーを知っていたにも関わらず、とても面白くて一気に読みました。 言ってしまえば、主人公の不幸は自業自得です。 生徒よりも自己の保身を優先してしまったところから、主人公の転落が始まります。 行く先々で目の前の男に流されたり、自己陶酔が激しかったり、すぐにカッとして犯罪を犯したり、お世話になった人を簡単に裏切ってしまったりと、色々とやらかしまくります。 実家の家族に散々迷惑を掛けてお金まで借りた上に、罪もない弟のお嫁さんを引っぱたいたシーンでは、「この主人公、嫌い」と思ってしまったくらいです。(笑) 自分を心配してくれたり愛してくれる人がいるのに、それに気づけずに間違った方向にばかり行ってしまう、愚かな人です。 正直言って、私は主人公よりも家族や周囲の人に同情しました。 でも、読み物としては、とても面白かったです。 | ||||
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昭和という時代を生きた一人の女性。 その悲哀に満ちた生涯を描いた作品。 読み始める前は、女性の華やかなサクセスストーリーをイメージしていたが、全くそうではない。 物語は、主人公松子の視点と、その甥である笙の視点とが交差しながら展開していく。 松子を翻弄するエピソードや登場人物は、どれもよくある話であり、どこにでも居そうな人達という印象。 フィクションだからと言われればそれまでだが、 首を傾げたくなるようなご都合主義やリアリティの欠如がそこかしこに見られる。 とはいえ、哀れで、愚かで、惨めで、不愉快なそれらが醸す雰囲気は、妙に生々しい。 また、情景描写はやたら細緻で、割と飽きずに読み進めることができる。 甥の笙は、松子の人生を肯定するこの物語の救いであり、その成長は頼もしくも微笑ましくもある。 一方恋人の明日香の存在はやや消化不良でもったいない。 物語後半の「生まれて来たからには…」のくだりは、松子の人生と対比させる演出だろうと思うが、 明日香というキャラクターの輪郭がぼんやりしていて、その効果がいまいち発揮されていない。 エピソードの必然性よりも蛇足感の方が勝っていると感じられたのは残念。 それと、松子の幼少期の記述がどうにもボリューム不足に思えて、これももったいない。 側からは順風満帆な才色兼備の淑女に見えるものの、実は自分を押し殺し、周囲の期待に応えていただけ。 狭い地域での世間体に怯え、父親からの愛情を渇望し、妹への嫉妬に苦しみながら…。 こういった松子の性格形成過程をもっと詳述していれば、それが成年期の躓きと転落へのフリとなり、 その後の松子の選択や判断をよりドラマチックにしたのではないか。 全体としては、今の自分と全く異なる他人の人生の追体験だと思えばなかなかにスリリングな作品。 自らの価値観を色々と再確認できる。 ☆は正確には3.4。 人生を達観してる人、したい人、世間のネガティブなものに耐性がある人はエンタメとして楽しめる。 | ||||
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ドラマと映画を先に観ていました。 私は本が一番気に入りました。 優しすぎる所や、人に好かれているのに人を信用しすぎて騙されやすい所が自分に似ている。 涙が止まらなかった。 読み返せば幸せに成るんじゃないかと、何度も繰り返し読みました。 松子さん大好きです。 | ||||
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主人公は、比較的普通の女性ではあるが、周囲に居る少しだけ悪い奴らにいいように嵌められ、落ちていく。悪い奴らも完全に極悪なのではなく、彼らも保身のためや私利私欲のために少しだけ悪く、またその自覚もある。 そうであるので、この主人公の女性が非常に強い人間であればここまで悪いようにはならないが、残念ながら少しだけ判断が弱く、それにより深みに落ちていく。 この小説をどのように読むかは、読者の状況次第ではあるが、このような少しだけ悪い奴らは、普通に世の中にたくさん居るため、具体的に周囲の人に置き換えて読むと感情移入しやすい。 読み終わったあとも全く爽快感は無く、陰鬱な気持ちで読み終わる。 何を学ぶべきか、何を味わうべきか、人それぞれであるが、もう少し救いがあっても良いのではないか。もしくは最期の心の叫びが救いなのかもしれないが、あまりにも唐突に終わっている気がする。実際の人生もそういうものかもしれないので、その意味では辺にリアリティーがあるのかもしれない。 この著者が一体どこからどういう着想でこの小説を書くに至ったのかが非常に興味がある。 | ||||
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酷いです。Amazonさん。正規の値段より高値で販売している上に中古の本だなんて。詐欺もいいところです。 表紙には折り目があり、紙面は黄ばみ劣化。 最悪です。 | ||||
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上巻しか読んでいません。松子は風俗で働いていて、貯めた大金を株の儲け話を持ちかけてくる出会ったばかりの男に預ける。そんなアホいるか?今まで男に散々裏切られてるのに? 能無し梅子の一生とタイトルを変えたらどうか。 松子を嫌われ者にするために無理筋になっていて、楽しめない。また、登場人物のリアクションが臭い。どこの日本人がそんな受け答えをするのか?というような会話が書かれている。 | ||||
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映画とは全く違った視点で読めておもしろかったです。 | ||||
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非常に良いの評価だったが、中まで日焼けした本が来た。返品のチャットの返事も来ない 新品で買った方が良かった | ||||
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写真と違う表紙の本が来た。 上巻下巻同じ装丁の本で当然、来ると思ってた。返品チャットの返事も来ない。 | ||||
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不幸な方向に行ってしまう松子だが、不運だけではなく、要所でまずい判断、まずい選択をしてしまうことも少なからず影響する。いわゆる転落人生を描くが、読んでいて不快感はなかった。人の弱い面は書くが、常に救いがある。 この作者が「コンタクト」(こちらも面白い)も書いていることに驚く。色々なテーマで物語を書ける筆者に脱帽! | ||||
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キャッチーなタイトルですが、色んな読み方ができる小説です。私としては松子が不幸と言えるのかが気になりました。松子は平均を大きく上回る美貌と知性を持ちながら、生涯不運に付き纏われます。男に何度も騙され、振り回されますが、本人のスペックと根気強さで何度も立ち上がります。松子自身も人間的に成長していくのですが、持ち前の悪運で何度もドツボにハマります。色々教訓になりそうな小説でした。 | ||||
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あるある ツイッターでゼンブラニテイで検索してたらあるあるネタとか言い換えてあった | ||||
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人生の岐路でバカな選択だけをしつづけた女の転落人生。 あまりの愚かさに哀れみより憤りの気持ちが勝ってしまう。 こんなのに手を差し伸べるより野良犬に餌をやった方がまし。 | ||||
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10数年来振りに再び読みました。2回目でもとても面白かった。気持ちが良い位容赦なく転落して行きます。大体覚えていても先を知りたくて読み進めてしまう。上巻は怖い。 | ||||
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松子に哀しみはあるけど同情も愛情も湧かないのですが、衝撃小説のキャラクターとしては大好きです。トルコ風呂では幾ら稼いだのかな。5歳の笙と言葉を交わした場面は切ない。妹の久美とは絆があったんだね。松子安らかに眠れ。 | ||||
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田所文夫を射殺した龍洋一のところに、田所の孫娘が面会に来て「あなたを許す」というけれど、田所もそれ相応のことをして殺されているんだから、孫娘が何を上から目線で偉そうなことをいってんだかと思った。だが著者はこの話を美談扱いして書いている。 川尻松子を殺した犯人の裁判で、甥の川尻しょうが「犯人を許せない!」と叫ぶ(これも感動シーン仕立てで書かれている)が、あなたのおばさんだって小野寺を殺しているんだけどね。あれは正当防衛なの。とてもそうとは思えない。 作品の巻末に、参考文献として鈴木啓之牧師の「愛されて許されて」が載っているけど、龍洋一がクリスチャンに改心するくだりも、いかにも参考文献からヒントを得て取ってつけてみた感じで感動はない。 所詮エンターテイメントだからただの作り物、深い感動なんてなくてもしょうがないか。 | ||||
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不運と言っていいのかわからないが、主人公の女性には哀れみの情しか起きない。主人公の少年の心情の変化が、読み進めていく読者の心情の変化を表現、文中での行動で体現してくれている。 | ||||
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上下巻とも一気に読破しました。とてもおもしろかったと思います。 | ||||
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