嫌われ松子の一生
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点10.00pt |
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親切でやったのに、これが正解と思ってやったのに「なんでこんなことやったんだ」とか | ||||
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未読の方はご注意ください
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松子はあなたの街にもいる 地元警察ホームページの身元不明遺体一覧や 事故物件サイトの中高年女性の自死などみると、それぞれみんな人生があって、 それぞれ松子のような人生があるんだろうなと感じられる。 結婚や男や子供や友人に恵まれず、コツコツと頑張ってみたけれど 空回りしたり、自分の人生立て直そうと努力してきたけどうまくいかなかった人たち。 風俗や薬物に関係する人は限られていても、コツコツやってもうまくいかなかった人は多数存在する。 そんなことに気付かせてもらえる小説。 時代設定的には30-40年前以上前の気がするのでその時代を踏まえて読めばそれほど突飛な言動とも思われない、が若い人には 難しいかも。昭和映画ドラマ好きなら分かるかな。 何をもって幸せとするか | ||||
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内容的にはこれ単体ではありふれた内容。 | ||||
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先に映画を観ていて大体のストーリーを知っていたにも関わらず、とても面白くて一気に読みました。 言ってしまえば、主人公の不幸は自業自得です。 生徒よりも自己の保身を優先してしまったところから、主人公の転落が始まります。 行く先々で目の前の男に流されたり、自己陶酔が激しかったり、すぐにカッとして犯罪を犯したり、お世話になった人を簡単に裏切ってしまったりと、色々とやらかしまくります。 実家の家族に散々迷惑を掛けてお金まで借りた上に、罪もない弟のお嫁さんを引っぱたいたシーンでは、「この主人公、嫌い」と思ってしまったくらいです。(笑) 自分を心配してくれたり愛してくれる人がいるのに、それに気づけずに間違った方向にばかり行ってしまう、愚かな人です。 正直言って、私は主人公よりも家族や周囲の人に同情しました。 でも、読み物としては、とても面白かったです。 | ||||
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昭和という時代を生きた一人の女性。 その悲哀に満ちた生涯を描いた作品。 読み始める前は、女性の華やかなサクセスストーリーをイメージしていたが、全くそうではない。 物語は、主人公松子の視点と、その甥である笙の視点とが交差しながら展開していく。 松子を翻弄するエピソードや登場人物は、どれもよくある話であり、どこにでも居そうな人達という印象。 フィクションだからと言われればそれまでだが、 首を傾げたくなるようなご都合主義やリアリティの欠如がそこかしこに見られる。 とはいえ、哀れで、愚かで、惨めで、不愉快なそれらが醸す雰囲気は、妙に生々しい。 また、情景描写はやたら細緻で、割と飽きずに読み進めることができる。 甥の笙は、松子の人生を肯定するこの物語の救いであり、その成長は頼もしくも微笑ましくもある。 一方恋人の明日香の存在はやや消化不良でもったいない。 物語後半の「生まれて来たからには…」のくだりは、松子の人生と対比させる演出だろうと思うが、 明日香というキャラクターの輪郭がぼんやりしていて、その効果がいまいち発揮されていない。 エピソードの必然性よりも蛇足感の方が勝っていると感じられたのは残念。 それと、松子の幼少期の記述がどうにもボリューム不足に思えて、これももったいない。 側からは順風満帆な才色兼備の淑女に見えるものの、実は自分を押し殺し、周囲の期待に応えていただけ。 狭い地域での世間体に怯え、父親からの愛情を渇望し、妹への嫉妬に苦しみながら…。 こういった松子の性格形成過程をもっと詳述していれば、それが成年期の躓きと転落へのフリとなり、 その後の松子の選択や判断をよりドラマチックにしたのではないか。 全体としては、今の自分と全く異なる他人の人生の追体験だと思えばなかなかにスリリングな作品。 自らの価値観を色々と再確認できる。 ☆は正確には3.4。 人生を達観してる人、したい人、世間のネガティブなものに耐性がある人はエンタメとして楽しめる。 | ||||
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ドラマと映画を先に観ていました。 私は本が一番気に入りました。 優しすぎる所や、人に好かれているのに人を信用しすぎて騙されやすい所が自分に似ている。 涙が止まらなかった。 読み返せば幸せに成るんじゃないかと、何度も繰り返し読みました。 松子さん大好きです。 | ||||
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