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嫌われ松子の一生



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嫌われ松子の一生の評価: 3.74/5点 レビュー 218件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 1~20 1/2ページ
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No.36:
(3pt)

松子はあなたの街にもいる

松子はあなたの街にもいる

地元警察ホームページの身元不明遺体一覧や
事故物件サイトの中高年女性の自死などみると、それぞれみんな人生があって、
それぞれ松子のような人生があるんだろうなと感じられる。
結婚や男や子供や友人に恵まれず、コツコツと頑張ってみたけれど
空回りしたり、自分の人生立て直そうと努力してきたけどうまくいかなかった人たち。

風俗や薬物に関係する人は限られていても、コツコツやってもうまくいかなかった人は多数存在する。

そんなことに気付かせてもらえる小説。
時代設定的には30-40年前以上前の気がするのでその時代を踏まえて読めばそれほど突飛な言動とも思われない、が若い人には
難しいかも。昭和映画ドラマ好きなら分かるかな。

何をもって幸せとするか
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.35:
(3pt)

「松子」スピンオフ、以上

内容的にはこれ単体ではありふれた内容。
嫌われ松子の一生Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生より
4344002857
No.34:
(3pt)

昭和を生きた女性の悲哀を追体験

昭和という時代を生きた一人の女性。
その悲哀に満ちた生涯を描いた作品。

読み始める前は、女性の華やかなサクセスストーリーをイメージしていたが、全くそうではない。
物語は、主人公松子の視点と、その甥である笙の視点とが交差しながら展開していく。

松子を翻弄するエピソードや登場人物は、どれもよくある話であり、どこにでも居そうな人達という印象。
フィクションだからと言われればそれまでだが、
首を傾げたくなるようなご都合主義やリアリティの欠如がそこかしこに見られる。
とはいえ、哀れで、愚かで、惨めで、不愉快なそれらが醸す雰囲気は、妙に生々しい。
また、情景描写はやたら細緻で、割と飽きずに読み進めることができる。

甥の笙は、松子の人生を肯定するこの物語の救いであり、その成長は頼もしくも微笑ましくもある。
一方恋人の明日香の存在はやや消化不良でもったいない。
物語後半の「生まれて来たからには…」のくだりは、松子の人生と対比させる演出だろうと思うが、
明日香というキャラクターの輪郭がぼんやりしていて、その効果がいまいち発揮されていない。
エピソードの必然性よりも蛇足感の方が勝っていると感じられたのは残念。

それと、松子の幼少期の記述がどうにもボリューム不足に思えて、これももったいない。
側からは順風満帆な才色兼備の淑女に見えるものの、実は自分を押し殺し、周囲の期待に応えていただけ。
狭い地域での世間体に怯え、父親からの愛情を渇望し、妹への嫉妬に苦しみながら…。
こういった松子の性格形成過程をもっと詳述していれば、それが成年期の躓きと転落へのフリとなり、
その後の松子の選択や判断をよりドラマチックにしたのではないか。

全体としては、今の自分と全く異なる他人の人生の追体験だと思えばなかなかにスリリングな作品。
自らの価値観を色々と再確認できる。

☆は正確には3.4。
人生を達観してる人、したい人、世間のネガティブなものに耐性がある人はエンタメとして楽しめる。
嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)より
4344405625
No.33:
(3pt)

人の業のあれこれ

読んでいて、人間には様々な業の形があるのだなと感じざるを得なかった。

両親から受ける愛に満足ができなかったために恋愛依存症のようになるのも業なら、年齢問わず周囲の異性を惑わせる美しさも醜さも業である。
世間知らずであるために状況を悪くしてしまう判断をするのも業であるならば、目的意識を持てないために暴力という形であっても自分を求める人間をタイミング無視で盲目的に求め返すのが幸せだと感じる生き方もまた業なのではないだろうか。
上手く大人になれなかった主人公は、私でもあなたでもありえるという解説は鼻につくが、異論のない話で、上手にまとめられている。
解説まで含めて、時間のある時に読む分には良い読書ができるのでは。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.32:
(3pt)

一般的な小説であれば脇役になる女性の物語です。

著者も言いましたが「どうでも良いような女性の物語がウケた」とあります。
好きか嫌いかは読む人によると思います。
主人公と親和性の高い女性はリアルに存在していますから
どう読むかはそれぞれに違いますよね。
一般的な小説であれば脇役になる女性の物語です。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.31:
(3pt)

うーん、、、

ストーリー展開はスピーディーでおもしろい。三文記事的なおもしろさ。
ただどうも主役の松子に全く感情移入できず。途中の判決の主文じゃないけど、美貌に恵まれ何か熱中すれば才能を表すことができるのに、場当たり的で流される性格、ってただ都合のいい女とうだけでは。心理描写も浅い気がする。
物語が成り立つのは、川尻家でタブーにされていた松子という人間に興味を持った甥が過去を追う、という構造がかなり物をいうところがあると思うけれど、この状況で松子の存在をここまで追おうとするのだろうか、というのも納得できず。
なのでラストも感動できない。
もしかして男性が好きな物語かもしれない。女性の私にはなんかうーん、な物語でした。
嫌われ松子の一生Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生より
4344002857
No.30:
(3pt)

別に嫌われているわけではないが

これもやや題名に惑わされた感じがある。所詮嫌われ者でも何でもないが、ちょっと男を見る目がなく、ちょっと判断ミスが
多く、そしてかなり不運な女性の一生である。ここまで来るのに何度も立ち直れるチャンスがあったのに、所詮は男にひっかき
回された人生である。周りもまた演出するが如く、冷たい人間が多い。ここまで人生が狂いだすと、止まらないものだなあと
思わざるを得ない。最後に彼女が不良少年少女たちに殺されて、この女性の一生をどう思うかとの感想を求められても、
結構難しい。素晴らしい女性と言うわけでもないが、どうしようもない悪女でもない。じゃあ、この作品のテーマは何だったのか。
解説で触れられているように、ある意味お昼のメロドラマなんかで、これでもか、とばかりに不幸を被っていく女性の物語として
やはり女性も筆者に共感というか興味を引くということだろうか。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.29:
(3pt)

本のタイトルが間違ってます

「嫌われ松子の一生」という題名ですが、読み進んでいくうちに違和感を感じるようになりました。私が題名をつけるとしたら、「愛に飢えた女の一生」、「親の愛を受けずに育った女の末路」、などです。
松子自身の視点と甥の視点と交互にアングルを変えて松子の人生をクローズアップしていきます。最後まで飽きずに読むことが出来ました。残念なのは、設定が不自然な点がいくつかありました。一つ目は、甥っ子と龍さんが東京の河川敷でばったり出くわしたり、また刑期を終えた松子と龍さんがこの広い東京でばったり出くわしたり、他にもそれはないだろう、という「偶然」にあふれています。二つ目は、会話が自然でないこと。大学生同士の会話に、「腹が減っては戦が出来ない」、とか、刑事が甥っ子に、「よっ、少年」とか、背筋がしびれました。このように設定や会話が不自然なところはかなりあるのですが、作者の筆力は相当なもので、リサーチも相当量行っていると思います。麻薬取引や、刑務所内の状況などのディテールは圧巻でした。映画化されており、しかも松本清張の「ゼロの焦点」で迫真の演技を行った中谷美紀が出演していることを知り、是非見てみたいと思いました。
嫌われ松子の一生Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生より
4344002857
No.28:
(3pt)

出色のエンターティメント小説

付けも付けたりのこの題名であるが内容は面白い。要因は構成に有るのではないか。冒頭、小さな新聞記事が提示される。東京の片隅の粗末なアパートの一室で独り住まいの53歳の女性が殺害された。内臓を破裂するほどの酷い暴行を受けている――。

何故、彼女(松子)は孤独の内に殺されたのか。その謎を現在の視点で19歳の甥が探っていく。次の章は過去の松子の視点で、22歳からの彼女の生きざまが点描される。それが交互に描かれているので間然することなく、読者は一人の女性の波乱万丈の一生を多層的に読むことが出来る。

重量感は無いものの、出色のエンターティメント小説といえる。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.27:
(3pt)

嫌われ松子の一生

どうしてドラマや映画になるほど話題になったのか分からなかった。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.26:
(3pt)

映画とはいっそ「別物」として…

映画を観た後に読みました。(ちなみにドラマは見てません)
ド派手・骨太・エンターテイメント性バリバリの映画に比べ、小説はジミで哀愁ムンムンのエレジー風というか。あまりの違いに、いっそパロディ?パラレル?(どっちだ)と思って読んじゃってもいいと思いました。私は映画→原作の順で読んだのでギャップによる衝撃の中でもとくに物足りなさを感じました。たぶん皆そうだと思う。
あまりに世界観が違いすぎるので、映画に足りなかったものを求める目的で読むのは薦められないです。まぁ、映画のストーリー進行がすごいスピードだったからじっくりおさらいするとかいう意味で読むにはいいんじゃないかと思います。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.25:
(3pt)

それぞれなんだけど。

泣くんだろうな?って、思いながら読み進めていたのですが。
まったく《泣かなかった。》アタシがいた。
物語の書き方?だったから?でしょうか?
松子の視点から『わたし』という書き方の章と。
叔母松子の死後に、初めて松子の生き方に出会っていく甥の笙(しょう)からの視点。
交錯していくお話。
生々しく、現実っぽかかったから?
ドキュメンタリー観ているみたいな感覚で。
淡々と読み進められて。一晩で読破OKでございます。
考えさせられます。松子の行き方。選択の仕方!
でも、言葉にまとまんないアタシがいるかも。
ボタンのかけちがい?すれ違い?戸惑いっている。
きっと、絶対、もっと違った人生を歩めた女性がみえてくるから。
どうして?
って。トコなのかしら?
松子より、教え子だった『龍洋一』に寄り添うことができるアタシがおります。
嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (幻冬舎スタンダード)より
4344009142
No.24:
(3pt)

奈落の底への転落劇

一度道を踏み外すと、決して元には戻れずどん底へと落ちていく。
その過程が痛切に描かれている。
松子は、自分の意地とプライドを守る余り、小さな過ちを犯す。
そこから、彼女の人生の転落が始まる。
同じ女性であり、同じ職業を持つ自分自身が松子に重なり、なんともいえない気分になった。
嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)より
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No.23:
(3pt)

松子が波乱万丈の生涯を送るきっかけが書かれている上巻

上下巻の内の上巻だけを読み終わった時点でレビューを書きます。
物語は時代が異なる2つの視点から交互に書かれています。
1つ目の視点は、松子死後の平成13年に東京の大学生である松子の甥の"笙"が松子の生涯を調べる話
2つ目の視点は、"松子"が中学校の国語の教師を行っていた昭和45年とからの話
松子は福岡県大川市の大野島という筑後川と早津江川に挟まれた三角州で生まれ育ち、時代背景、判断の誤り、育った家庭のトラウマなどが原因となり、波乱万丈の人生を過ごすことになります。上巻では、波乱万丈の人生を送ることになったきっかけを中心にかかれており、死に至るまでの人生はおそらく下巻に書かれていると思われます。
物語は、テンポ良く進行し、また、読みやすい文章で書かれています。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.22:
(3pt)

実は自分の選んだ一生

 ひどい男に不幸にされたとばかりはいえない。なぜ繰り返しそんな不実な人ばかり選ぶのか。そしてまた、なぜ己の人生を他人である男に賭けてしまうのか。自分の一生について、決定的に他力本願である。いかに努力しようと、いかに研鑽しようと、最終的に自分の生き様には自分で責任を持つという態度が、松子には決定的に欠けていた。
 そんな松子の姿勢を意図的にあぶりだしているのかというとそうでもなく、妹の久美の存在にしても、今ひとつ必然性がない。
 ただ、波乱万丈で悲劇的な女の一生を描いて面白い小説だった。
嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)より
4344405625
No.21:
(3pt)

縋るべきもの

 自称「寂しく生きている」自分には、ちょっとした怖さも感じるお話であった。自分にも縋(すが)るものがなく、そして縋りたいからだ。
 自分に手を差し伸べる人に対して素直に接することができず。自分が縋ろうとする人には捨てられる。そんなことは世間では当たり前のように起こることだ。小説はそれを大げさに見せてくれる。自分の人生と照らし合わせながらいろいろ考える部分もあり楽しめた。
 読みようによっては作者に宗教的な意図があって書かれたのでは思えなくもない。別に悪いことでもないが、自分は宗教ではなく松子のように誰かと支え合って生きたいと思う方だ。そうかだから怖かったのか。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.20:
(3pt)

“激しく”、“濃く”、精一杯生きた松子

中谷美紀主演でミュージカル仕立ての映画になったことにより、’03年に書かれた本書が、原作として一躍ブレイクした。
川尻松子の、23才の新任中学教師時代から53才で孤独な死を迎える、昭和45年から現在までの波乱の生涯を描いている。
この小説は、映画とは異なり、松子の存在すら知らなかった甥が、彼女の辿った人生を追跡してゆく章と、松子自身が実際の出来事を語る章とが交互に交錯して展開してゆく。彼がつかんだ事実から謎が広がり、それを松子の一人称が明らかにしてゆく。さすがはミステリーの新人賞で世に出た著者ならではの、読み手の関心を先へ先へとどんどん進ませ、ページを繰る手を休ませない叙述スタイルである。
一般に本書は「転落の人生」、「男運のない女」、「流転の生涯」の物語として受け止められるのだろうが、私は読み終えてまた別の印象も受けた。
松子は、最初と最後の事件を除いて、情熱的で激情的な性格ゆえ、「今はこれしかない」、「思い込んだら命がけ」とばかりに、自ら過酷な状況に飛び込んで、いずれも裏目に出て幸せにはつながらないのだが、その時その時を精一杯生きたといえるのではないだろうか。
能天気で軽薄大学生だった甥は、はじめは興味本位だったが、次第に松子の人生の軌跡を追うことに没頭し、ついには裁判所の傍聴席で激情するまでになる。彼は単に松子の生涯の悲運に同情したのではなく、彼女の生き様の凄まじい迫力とか情念といったものに心を突き動かされたのだと思う。
本書では、松子の41才から50才までがわずか1ページで記されているだけだが、彼女は40代の10年間分をそれだけで済ませられるほど、それまでの20年弱を“激しく”、 “濃く”生きてきたのである。
嫌われ松子の一生Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生より
4344002857
No.19:
(3pt)

作者の勉強不足

シナリオとしてはいいのであろうが、本の読者は時代の設定や空白の時間を埋めるものが一切書かれていないことに不満を感じるであろう。
腑に落ちないところが山程でてくる。いくら家が厳しいからといって、はじめから幼馴染がいない、あるいは友人がいないこと。国立大学を出ているのに学生運動などもでてこない。
作者にもっと勉強してほしいと思いました。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
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No.18:
(3pt)

一番のインパクトは、タイトル!?

松子さんは一言で言うと、ターニングポイントで普通の人が九割がた選ばない選択肢を選ぶ人。そこへ毎度のように悪運が重なり、とんでもない場所に転がりつく。本来美徳のはずの一途さすら、裏目裏目に出て恨めしく思われてきます。
昼ドラばりのジェットコースター的展開の一生を一冊の本に(文庫では二冊ですが)収めるのですから、掘り下げ・書き込みが浅くなるのはいたしかたないのでしょうか。悲惨な中にも「救い」を匂わせる終わらせ方ですが、消化不良の感は否めませんでした。ですが、読み始めたら途中でやめられなかったのもまた事実。
いつか映像化されるだろうなと思っていましたが、とうとう映画になるのですね。中谷美紀さんが松子さんとのこと。はまりそうですね。主演女優賞を意識した気合の入った演技をなさっていることでしょう。怖いもの見たさで関心がつのります。語るべきことの多すぎる松子さんの一生。多数の情報を一度に見せられる映像の方が、この物語を表現するにはもしかしたら適しているのかもしれません。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617
No.17:
(3pt)

起こり得る?得ない?

上下巻、通勤時間など利用して2日くらいで読み終わりました。面白いとか、感動とか、哀しいとかでもないのに、なんかどんどん読み進んでいってしまう本。一生を通して歯車があわずにどんどん悪い方へはまっていく松子。まじめで教師だった松子が、ただ流されて男に依存して生きてるのがなんかミスマッチな気がしました。人ってもしかしたら、小さなことがきっかけとなって松子みたいに不幸にはまっていくのかな?って思ったけれど、やっぱりここまで堕落してしまうのはそうそうない、と思いたい。絶対に自分におこる可能性がないわけじゃないという危機感を感じたりもする。松子みたいにはならないように、しっかり生きていこうと読み終えて思った。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)より
4344405617

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