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(短編集)
ななつのこ
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ななつのこの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| 語り手である短大生「入江駒子」は、児童文学『ななつのこ』を読み、キャラクターの少年〈はやて〉と謎の女性〈あやめさん〉、そして作品にひそむ「謎」に魅入られてしまう。駒子は作者である「佐伯綾乃」に、駒子自身が最近体験した出来事を含むファンレターを送る。返信が届くが、驚いたことにそこに書かれていたのは「謎解き」だった…… やっぱり小説は予備知識や思いこみをできるだけ排除して読んだほうがいいな、と改めて思わされた一冊。最近のぼくは前情報を遮断するため、文庫本を買って帰宅すると同時にカバーを一旦外して裏表紙の文章を読まない工夫をしている。 そんな工夫をしていても「この小説が日常系ミステリの良作の一つ」という予備知識はあった。だからこそ、上記のストーリー設定を読んで「こんなややこしい手続きを踏んだ連作短篇集だったのか」といい意味で衝撃を受けた。 ストーリー的にも時間軸的にもつながりをもたせた連作短篇集であり、正直なところ、ミステリとしての短篇それぞれの謎解きは軽くてふわっとした印象で、「それはさすがにどうなんだろうか」というオチも少なくない。しかしながら随所にちりばめられた人物や言動が最終話にきれいに結びついて、「ああ、だからこそこのタイトルなのだ」と読後感はよかった。おそらく作者は、この大きな謎を最後に開示するために、一つ一つの小さな謎をつづったのだろう。 惜しむらくは、1999年の作品ということで、登場人物たちの言葉のチョイスにむずむずし、ユーモア部分がかなりすべっていると感じてしまうところ。平成はかなり過去のものとなりつつあるのだなあ。 | ||||
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| よく工夫しているけど、既視感溢れるほんわかミステリーでした。 実際にこんな長い謎かけの手紙をもらったら、読む方はさぞ「ウザイ」でしょう。人との出合に偶然が過ぎるのもミステリーとしては弱いです。 私にとっては、何年間かに1冊くらい読むがなかなか連続買いに至らない作家さんです。 | ||||
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| 何というのか、、少しダークな底意地の悪さを内包していて 各エピソード読後の印象はあまり良くない。 もっと温かくてほのぼのしたものを想像していた。 (以下ネタバレあり) 親子泥棒とか、友人のペットを轢き殺して死体遺棄とか、、。 それで解決としてあっけなくフォローもなく各章が終わる。 後味が悪い。 | ||||
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| ささらさやとは同じ著者とは思えない…。 でも書いたのは昔っぽいので、まだ作風が固まってなかっただけかも? ただ、ささらさやであれだけ好きになった表現の数々が、こちらでは皆無。 何度も「なに言ってんの?」ってなりました。 あやめさんの推理も、手紙の文面だけであそこまでわかるのはいくら何でも不自然。 日常系ミステリーだけど、これまた流れが不自然。 その日常の内容自体も退屈で、ミステリー部分も退屈。 何かしら事件があって、あとはどーでもいい内容でページを埋めて、話に動きがない。 そして、頃よいページ数に達したらあやめさんに手紙を書いて推理させて、終わりのくりかえし。 ささらさやと、てるてるあしたを読んで「この作家は間違いない!」と思って、この人の本いっぱい買いそろえたけど、 早まったかもと思っているところです…。 | ||||
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