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セーラ号の謎―漂流者
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セーラ号の謎―漂流者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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文庫本の裏に「叙述ミステリーの傑作」「恐るべき騙しのプロット」等と書かれていたので、物凄く期待して一晩で読んだのですが…。結論としては、完全に期待外れです。 確かに読んでいる途中は、ぐいぐい引き込まれました。口述テープ、手記等が多用されているあたり、ここに何かあっと驚く仕掛けがあるのだろうとワクワクしながら読んだのですが…。何だか普通に終わってしまいました。読者は、どこら辺で驚くべきだったのか分から無くなるぐらい。 三田村が実は〇〇というのは、読者の9割位が前半で予想出来てしまった事ではないでしょうか。 それに、風間の復讐劇の中で、どのように風間が船に紛れ込んでいるのかも一つのポイントになると思っていたのに、散々もったいぶっておいてただ〇〇ていただけというのは、あまりにも安易すぎやしないでしょうか。 ページ数が多い割に、全く満足できる作品ではありませんでした。残念です。 | ||||
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プロットが複雑で、「これ、どう展開するの〜??」とグイグイ読み進んでしまいました。 が! 自分としては珍しく、ほぼ全てのトリックは明かされる前に分かってしまいました。 こんなことはあまり経験がないので、どう評価して良いものやら... ただ「グイグイ読み進んでしまう」本であることは間違いありません。 | ||||
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叙述トリックの名手と呼ばれる作者の「者」シリーズ中の一作。本作の特徴は地の文が殆ど無い事である。冒頭では、作家風間の「口述」によって、ダイビング中に妻美智代と編集者佐伯によって海中に置き去りにされ、数日間、漂流した事が語られる。漂流中に見つけたゴムボートに、湯原透と言う免許書を身に付けた男と女の死体があった事も。 続いて、調査員矢吹の「手記」。調査対象は失踪した商社の副社長湯原透で依頼人はその妻。会長の女婿で愛人を作っていたらしい。更に、風間が出会った無人ヨットに残されていた三田村と言う男の「手記」。娘を轢き逃げされた三田村の復讐計画が書かれている。三田村夫妻は湯原に目を付け、女と共にヨットに連れ込む。そして、男女二人を乗せたボートが海に放たれた時点で「手記」が終る。手記を読んだ風間は無人だと思っていたヨットの中から男女二人を発見する。ヨットは漁船に発見されるが、三人は失踪する...。 辻褄が合っているようだが、飽くまで手記の記述の主体及び内容を額面通り信用した場合である。手記だけに、記述者の成り済ましや内容の虚偽があっても作者の責任は無い。作者の手前勝手が許されるイージーな手法である。叙述トリックの名手の名が泣く。しかも、騙し方までイージーで、私は既にこの時点で作者の狙いが分かってしまった。ここから、「そして誰もいなくなった」を模した風間の復讐劇が始まるのだが...。 上述の通り、叙述トリックが安易な上、現実離れした海洋冒険談が続くので、作者が何を意図して書いたのか皆目不明。「望湖荘の殺人」と並ぶ駄作と言って良いのではないか。 | ||||
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叙述トリックの名手と呼ばれる作者の「者」シリーズ中の一作。本作の特徴は地の文が殆ど無い事である。冒頭では、作家風間の「口述」によって、ダイビング中に妻美智代と編集者佐伯によって海中に置き去りにされ、数日間、漂流した事が語られる。漂流中に見つけたゴムボートに、湯原透と言う免許書を身に付けた男と女の死体があった事も。 続いて、調査員矢吹の「手記」。調査対象は失踪した商社の副社長湯原透で依頼人はその妻。会長の女婿で愛人を作っていたらしい。更に、風間が出会った無人ヨットに残されていた三田村と言う男の「手記」。娘を轢き逃げされた三田村の復讐計画が書かれている。三田村夫妻は湯原に目を付け、女と共にヨットに連れ込む。そして、男女二人を乗せたボートが海に放たれた時点で「手記」が終る。手記を読んだ風間は無人だと思っていたヨットの中から男女二人を発見する。ヨットは漁船に発見されるが、三人は失踪する...。 辻褄が合っているようだが、飽くまで手記の記述の主体及び内容を額面通り信用した場合である。手記だけに、記述者の成り済ましや内容の虚偽があっても作者の責任は無い。作者の手前勝手が許されるイージーな手法である。叙述トリックの名手の名が泣く。しかも、騙し方までイージーで、私は既にこの時点で作者の狙いが分かってしまった。ここから、「そして誰もいなくなった」を模した風間の復讐劇が始まるのだが...。 上述の通り、叙述トリックが安易な上、現実離れした海洋冒険談が続くので、作者が何を意図して書いたのか皆目不明。「望湖荘の殺人」と並ぶ駄作と言って良いのではないか。 | ||||
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