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毒殺者 仮面劇



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【この小説が収録されている参考書籍】
仮面劇 MASQUE
仮面劇―MASQUE (講談社文庫)
毒殺者 (文春文庫)

毒殺者 仮面劇の評価: 3.00/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

記述トリックを駆使したサスペンスフルなミステリ

時間をへだてた、M氏による妻の複数のトリカブト殺人事件が主たるテーマの推理小説。 Mを頭文字にもつ登場人物が三人以上いて、その誰が犯人なのかが謎になる構成である。スリリングでサスペンス横溢した作品だが、作中病人がするあることがその人に可能とは思いにくい点がマイナスである。解決部はややとってつけた感がある。記述トリックをやりすぎたかもしれない。
毒殺者 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:毒殺者 (文春文庫)より
4167902230
No.3:
(3pt)

微妙でした

東野圭吾の仮面山荘の後書きを読んでこちらを購入。素直な感想は読んでいて疲れました。あと水島の妻が妊娠していたのにお酒を飲むことに抵抗しなかったり、妊婦検診に行ってる様子がなかったり、お腹の赤ちゃんをいたわるような気配があまりなかったところが残念でした。そこはなんとなく違和感というか…。
全部読んで正直、疲れました。
仮面劇―MASQUE (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:仮面劇―MASQUE (講談社文庫)より
4061859013
No.2:
(3pt)

トリック過剰かな…

良く練られた内容だというのが第一印象。 ただ余りにも現実離れしたトリックだとも感じたので星は3つにしました。
毒殺者 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:毒殺者 (文春文庫)より
4167902230
No.1:
(3pt)

「仮面劇」の書き直し

作者の「〜者」シリーズの最新刊かと思って購入したら、「仮面劇〜マスク」という作品の書き直し(焼き直し?)だった。
作者のほとんどの長編は読んでいるので、「しまった!」と思ったが、案外忘れているもので、それなりに面白く読ませてもらった。
計二度の「叙述トリック」があって、1回目の叙述トリックは、「うまくひっかけられた!」と思わされるが、2回目の叙述トリックは、もう少しそれらしい伏線を張っておかないと、「やられた!」というカタルシスを得る所まで行かない。
例えば、主人公の女性が、病身を押して車で信州へ向かうシーンでは、「車が揺れるたびに、バックミラーを注視した」、などという文を付け加えるとか。
また、峠でスコップで穴を掘るシーンでは、『女にとって過酷な労働のあと、流れる汗をぬぐいながら、いつまでも崖の上へ立ち尽くした』とあるが、これを、『女にとって、穴掘りをしたりなどの過酷な労働をしたあと〜』というふうに、少しヒントをちりばめておくと、ラストのどんでん返しの衝撃が、一層効果的なものになったと思う。
主人公の女性が階段を登りながら、『足が鉛のように重く、肩がちぎれるように痛かった』などというようなヒントはあるのだけれども。
それにしても実際問題として、病身の女性が、アレを担いで車に乗せたり、階段を登り降りできるのかな、と思ったり、夫が何も告げずに、愛人の所へ行ってしまった理由が説明されていなかったり、そのマンションのドアが無施錠だったりとか、また、夫の家族が、「なぜアレを疑って上京したのか」、その理由が何も説明されていないなど、ちょっと腑に落ちないところが散見される。せっかく筆を入れるのだから、そういうところを納得いく形にしてほしかったと思う。
作者自身のあとがきで、「デビュー当初は、密室トリックや叙述トリックを使った、マニア臭の強いミステリーを、長く続けていく自信がなくて、実際に起こった事件をヒントにした作品を書くようになった」とあるが、初期の作品の「螺旋館の殺人」「倒錯の死角」などの作品では、脳みそをグデングデンにかき回されたような衝撃を受けて、2度3度と読み返したものだ。
叙述トリックを駆使して、あの頃の勢いで書いてもらって、「本当の新作長編」をぜひ読んでみたいと思う。
毒殺者 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:毒殺者 (文春文庫)より
4167902230

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