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夜想
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夜想の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 1~20 1/3ページ
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嫁に頼まれて購入。 満足してました。 | ||||
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妻子を不慮の事故で亡くし絶望していた主人公が、特異な能力をもった少女と出会う。彼は、彼女のその力で多くの人を救いたいと考え仲間たちと行動を起こす。 営利団体でもなく、新興宗教でもないとするその組織の在り方について、悩み続ける主人公の様子がやや長めに続き、物語の展開としては途中に単調と感じました。 また、娘の行方を執拗に追う中年女性のサイドストーリーがありますが、名作『慟哭』のようなテイストを本作にお求めの方には向かないかもしれません。 | ||||
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後半のトリックには驚きました。ただ最後のエンディングはその驚きをピークに萎んでしまったので、期待はずれ。全体的には良かったので4つ星としましたが、貫井さんならさらに一捻りできたはず。意図したことかどうかにもよりますが、少し残念でした。 | ||||
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不思議な能力を持った若い女性の登場によって その先を知りたいと思ってどんどん読んでしまいますが、 最終的には落ち着くところに落ち着いたというか、 でもこういうお話は個人的には好きです。 | ||||
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前半から中盤にかけては大変面白かった。 絶望に打ちひしがれていた主人公が活力を取り戻していく過程が巧みに描かれています。 しかし、ラストが今ひとつ。トリックを用いていますが、何だか物足りなさが残った。 全体的には上出来の作品なのに、ラストで損をしているような気がします。 | ||||
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事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて、遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが…。あの傑作『慟哭』のテーマ「新興宗教」に再び著者が挑む。魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。 | ||||
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最後まで面白かったです。新興宗教やカルト集団がどのようにして出来上がっていくのかがとても興味深かったです。また2つの話が同時進行しながらいつどこで交わるのかを期待しながら読んでいくのも楽しかったです。 | ||||
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「慟哭」が良かったので、図書館で借り読み。 悲惨な交通事故、妻と娘を喪った男が、偶然に自身の悲しみを深く共有してくれる女と出会う。 この女のために残りの人生を捧げる事を誓う男、口コミや宣伝媒体で会の規模が大きくなり、 舵取りが難しくなってきた頃に事件は起きる。 会のスタッフに憐れと思われながらも、自信が女の唯一無二の理解者である事を信じて止まない 男は女を捜し続ける。 結末は消化不良な感じでしたね、引き込まれるほどの内容ではなかったですね。 | ||||
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以前読んだ篠田節子さんの「仮想儀礼」とはまた違った観点で、新興宗教的なものがどのようにして発生するのか結構リアルに書かれています。 組織を興してゆく主人公の雪藤目線で書かれているので一見まともにストーリーは進んで行くのですが、実態はどうだったのか?サイドストーリーの子安嘉子の存在もやばいです。 またカウンセラーの北條怜子の実態は?雪藤と教祖遙の結末は?ある事実も視点が違えば見え方も違うということを旨く表現されている小説でした。 要は面白かったという事で一気読み! 新興宗教そのものには関心がありませんが、新興宗教ネタ好きの私としては「仮想儀礼」共々お薦めの1冊です。 | ||||
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ブックオフで100円で買う分にはいい作家さん。新品で買うのはあり得ないという感じです。読了しましたが、また悲劇の主人公ものかと思いました。この作家さんは、悲劇の主人公と、人間の悪意や陰謀を描くことが多いので、またこのパターンかと思いました。醜い人間の内面を、すべてわかったかのように描くので読むのが正直しんどいところがあるので、新品では買いたいとは思いませんね。落ちも既視感のあるものでした。この作家さんで大どんでん返しというのはほぼ無いですね。でも100円なら暇つぶしにちょうど良い出来です。わりとい作家さんなのですが、現実の人間の内面なんて他人にわかりっこありません。それなのに、それを描くことに熱意をもっておられるので、いまいち違和感があるのでしょうね。それと毎度毎度心の弱い主要キャラクターが多いですね。リアルの人間はなかなか図太いのが多いですよ。 | ||||
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新興宗教といえば、どうしてもオウムや法の華のような集団犯罪を連想してしまうが、 この作品の内容はそっち方面ではなく、いうならば組織作りに苦労する中年男と、 忘れた頃にちょろっと出る娘を探すおばさんの物語を淡々と描いた作品で、 展開が遅くかなり退屈なものになっている また二人の人物が交互に描写されるというと慟哭を連想してしまうが、あの作品のような ミステリとしての仕掛けは無く、そういったものを期待して読むとがっかりするだろう 読み終えれば作者の書きたいものは分かるが、これほどのページを要してやるネタでもないだろう ひたすら悶々とする中年男とヒステリーおばさんの物語を読みたい人以外にはおすすめできない一冊 | ||||
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中盤まで、淡々と話は進んでいくのでカ感情移入がなかなかしにくくて、ところが、主人公が、襲われるあたりから、ぐいぐい読ます、そして意外な結末がときたいしたが、慟哭のような、結末は、なく、意外とすんなり終わる。主人公の妄想も、わりとあっさりと。 | ||||
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最初から雪藤は精神錯乱状態だった。 けれど遥と出会い錯乱状態から脱した。 また子安嘉子も精神錯乱状態だった。 けれど嘉子には救いが現れなかった。 同じ様に精神異常を来すような出来事に出会いながらもその違いはなんなんだろう。 人間の『業』なのだろうか。 | ||||
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わたしのお気に入りの作家になりつつある貫井さんの作品です。 宗教法人の設立の過程での葛藤や苦悩は読んでいて とても面白かったです。集まりが、組織へと変わる際のさまざまな苦労や喜びがよく描けています。 宗教法人ではないですが、自分も会社を起業したので、会社がどんどん大きくなっていく際 さまざまに起こる問題や葛藤、また達成の喜びなど、昔を思い出しながら読めました。 解説で、新興宗教が絡む貫井さんのデビュー作『慟哭』との比較が書かれていましたが、 自分は、断然、『慟哭』の方が好きです。 この作品は、あまりミステリー色は薄く、人物はよく描かれていますが 突き抜けるものはありませんでした。 | ||||
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傷を抱えた人間同士が集まり、寄り添い、膨れ上がり、 対立が生まれ、先鋭化して、ついにはじけ飛ぶ。 多分ひとりひとりは普通にやってただけだったのに なんでこうなったんだろう? 全体的に淡々とした印象だったので、のんびり読んでいたら意表を突かれた。 暗い話ではあるけど「欠落だらけの今」を肯定してくれるのでどこか勇気づけられました。 | ||||
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新興宗教の自然発生を舞台に生きることの意味を問う。 ストーリーも緊迫感があり、なかなか読ませる。 良作。 | ||||
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ハルカのことを知ってもらうには人を集める必要がある。 人が集まれば本来の理念にそぐわない人間も出てくる。 組織が大きくなればなるほど、理念もどこかに行ってしまう。 「たくさんの人に知ってもらいたい」という望みと 「あくまで初志貫徹したい」という望みが相容れないのは仕方ないと思いつつも、 やるせなさを感じました。 雪藤については、最初はまともでだんだんおかしくなっていったと 思っていたけれど、ラストを読んだら、 案外早い段階で狂気が潜んでいたんだなぁという気がします。 | ||||
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事故で妻と娘を亡くした主人公、偶然出会った少女は人の過去を読める不思議な能力を持つ。新興宗教を舞台に人間と救いを書き尽くした作品。社会派風だけど実は超暖かくて人間くさいドラマ。良い作品でした。 | ||||
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新興宗教というのは、このようにして発生して、途中のうよう曲折を経て、このような形で崩壊していくのだ…というのを物語風に詳しく描写してある小説。 この人は、慟哭というのもこんな感じの宗教の本らしい。 主人公は、自動車事故で愛妻と娘を一気に失い、(しかも自分だけは抜け出し、車は炎上、目の前で二人が焼け死ぬ…)失意のどん底にいた。たまたま出会った女性(それも若くてとてつもなく美人)が、特殊な才能を持ち、その人が触れたものに触るだけでその人の心が見えてしまう。 その娘は、その才能を生かして、喫茶店で簡単な占い師のような事をしているのだが、噂が噂になり、雑誌の取材を受ける事で、個人的な対応では無理な状態になってきて、今まで彼女が話を聞いてあげて助かった人たちがボランティア的に集まり、色々なお手伝いをする事になる。 交通事故で家族を亡くした主人公は、自分のアパートまで解放して、援助する。 そんな中、色々な人が出入りして、いろんな思惑があり、仲間割れ、男女間のもつれ、金銭トラブル、犯罪…という流れの中、美形の教祖が講演会で…。 その宗教とは関係ないレベルで、一人の頭の狂った女性が自分の娘を探しまわるストーリーも〜待ってくるのだが、その女性が、私が一番怖いと思っている小説「黒い家」の女にそっくり。 そんな感じの話です。 結局、弱い人、何かにすがりたい人がどんどんどつぼにはまって行く様子がよくわかります。 自分はああいう風にはならないのだろうかなぁ?? | ||||
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やはり貫井徳郎はプロの作家だ。とにかく読ませる。 高速道路上の大事故で奇跡的に助かるが、妻と娘は目の前で黒焦げに焼かれて死んだ。生きる望みを絶たれた主人公は、偶然、人の心が読める女子大生と出会う。 喫茶店でアルバイトをしている彼女は、時間のある時に客の相談にのったりしている。主人公も頻繁に通うのだが、やがて、よく当るという評判を呼び、事態が大事(おおごと)になってくる。 新興宗教に限らず、宗教というのは、その始まりはこういう些細な事からスタートしていくのではないかと思った。この女子大生の下にボランティアや色んな人が集まり、組織化されていく。主人公や女子大生は宗教ではないと言うのだが、現象面的に見ると、そう取られても仕方がない面もあった。やがて、或る事件が発生するのだが・・・・。 長い物語だが、ラストあたりになってくると、もっと書いてくれよと思わせる。そこが巧い。 | ||||
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