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玻璃の天
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玻璃の天の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ベッキーさんシリーズ第2巻です。お嬢様とその運転手の昭和初期を舞台にしたミステリーです。 連作短編になっていますが、第1巻から読んだ方がより楽しめると思います。 前作「街の灯」が素晴らしかったので、期待して読みましたが、古典や漢文からの引用が私には難しかったです。 ミステリーとしても難しく、特にこの2巻の2番目の話が、暗号の意味がさっぱり分かりませんでした。 ただ、登場人物が暗い時代に入ろうとする中、前を向いて生きようとする姿には心打たれるものがあります。 | ||||
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何事が起ころうとも、うまい具合に落ちつくトコに落ち着くんだろうな、という安心感があるので終始穏やかに上品な語り口を楽しみました。 「何物?」の種明かしもされたんで、続巻では「事件後どういう経緯で今に至ったか」も書いてくれてるのかな?の期待感。 | ||||
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昭和初期の東京。士族の花村家令嬢と女性運転手・別宮(べっく)の二人に遭遇する事件を描いた連作短編集「ベッキーさん」シリーズの2作目。 戦争へと向かう不穏な空気感の中、人が人を思うことの難しさが形を変えて描かれています。 恋、憎しみ、哀しみ、それぞれの登場人物が、それぞれの思いでこの世界に生きている……その一つ一つをかみしめる作品です。 ベッキーさんこと別宮さんが背負ってしまっているものも表題作の「玻璃の天」で描かれています。凛としたベッキーさんの感情の揺れをとにかく抑えて書かれているのが印象的で、三作目をすぐにでも読んでみたいと感じました。 | ||||
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ベッキーさんシリーズの第2弾(全3巻)。 「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の3本の短篇が収められている。 ミステリとしては評価が難しい。「幻の橋」と「想夫恋」は箸にも棒にもかからないレベル。「玻璃の天」はアイデアは面白いが、うまく生かし切れていないように感じた。 しかし、このシリーズの主眼は、ミステリの部分にはないのだと思う。第二次大戦直前の日本の上流社会を幻想的に描くという点に力が入れられている。軍国主義的な傾向への強烈な批判が込められている。 しかし、それも好き嫌いが別れそう。私は苦手。 | ||||
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ステンドグラスを突き破り転落死した男には、人の恨みを買うような何かが あったのか?ステンドグラスに開いた穴の謎に迫る表題作「玻璃の天」を 含む3編を収録。 時代は昭和初期。日常の中で起きるさまざまなトラブルや謎に迫るのは、 大きな屋敷に住む令嬢と女性運転手の二人だ。 3編の中で特に印象的だったのは「玻璃の天」だった。ステンドグラスに 開けられた穴に込められたある人物の憎しみ・・・。それを見破った女性 運転手の別宮だったが、その結果彼女自身のあまり触れられたくない過去 までも暴かれることになってしまう。この話の展開は面白い。古きよき 昭和初期の時代描写も、とても興味深く読んだ。ただ、この作品は「街の灯」の 続編なので、そちらから先に読んだほうが話のつながりが見えてよかったので はないかと思った。読む順番を間違ってしまった・・・。これから読む人には、 順番どおりに読むことをオススメしたい。 | ||||
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