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妖奇切断譜
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妖奇切断譜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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貫井作品にはまっています。田舎に住んでいるので、すぐ手に入るアマゾンさんはありがたい限りです。 勿論作品は、猟奇的ですが、人間の持つ真性を描いていて秀逸です。 | ||||
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手に入ったことが、嬉しいです | ||||
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私は、幕末・明治関係の歴史物が好きで「鬼流殺生祭」を先に読みました。推理しながらの展開が以外と興味深く、それに次ぐシリーズを購入しました。個人的にはこちらの方がすんなりと話を楽しめた。前作のように間延びした部分がなく、私としては前作よりも完成度は高いと思う。 前作のような「隠れキリシタン」という現実味のない伏線よりは、「公家」とか「武家」、「町人」という考え方の違いによって設定がしっかりと生きていた。結末のあたりで、珠子の物の見方は、このトリックの基盤となり事件の鍵であったのだと気づき、関心させられた。 でも、他には勧めません。個人的にオカルトやスプラッター系の趣味はないため、グロすぎて文章についていけない部分もありました。作品としてはよくできていると思う。 | ||||
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貫井氏としては珍しい新本格路線のミステリーシリーズの2作目で、作者的には一番のお気に入りの作品だそうである。 架空の明詞時代を舞台にしたバラバラ殺人の真相を追う本格路線となっているが、1作目が密室殺人を扱いながらもイマイチトリック的には不発だったのに対して、本作は本格推理とは言っても、犯人当てや物理トリックや密室などの要素は殆どなく、ワイダニットに特科した作りになっており、貫井お得意の現代を舞台にした警察サスペンス路線の捜査サスペンスの要素を持ち込んでいる。 そのため、新本格推理的なトリックミステリーというよりもプロット重視のサスペンス的な作品になっている。本来の貫井氏らしいプロットを採用しているせいもあり、1作目よりは格段に出来が良い。 ただ、新本格推理ファンには評価が分かれそうである。 | ||||
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当時は続きが気になって仕方がありませんでした。 もう出ないんだ、と諦めましたが、やっぱり…続きが読みたい! 先生は以前、『続きを書くとしたらまた新しい形で』とおっしゃって いたので、期待しつつ、気長に待ちたいと思います! | ||||
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貫井さんの作品は大好きです。 特に救いようがないところが・・・笑 時代物なのでなんとなく避けていましたが、読んでみると結末が気になり惹きこまれました。 綿密にリサーチされているようで、世界観がとても魅力的です。 明治時代の公家・武家・庶民のあり方、 江戸→明治と時代が劇的に変化した中での混乱、 旧幕府側と明治政府側の軋轢・戦争、当時のオカルト・・・ 教科書でさらっと歴史を学んだだけの私としては、 大変興味深く読ませていただきました。 前作「鬼流〜」のトリックが話としては分かるが、 個人的にはあまり好きではなかったので、 今作のものはどうだろうと若干の危惧がありましたが、 伏線がきちんとしていたこともあり、とてもよかったです。 (もちろん前作にもきちんとした伏線があったわけですが・・・) ラストも非常にグロテスクなシーンですが、 頭の中で映像化してみると ある意味美しくもあるシーンだと思いました。 ただ・・・これは人には薦められない!笑 少年のレイプ、カニバリズム(人肉喰い)、異常な性癖、 えぐりとられた性器・・・ オカルト・スプラッタどんとこい!な人にはいいですが、 なかなか一般ウケはしにくいのかな〜といった印象です。 ですので読んでいただきたい人は、 「どんとこい」で明治時代の世相に興味がある人、もしくは興味を持ちたい人です。 該当者は今すぐ、古本屋へ! | ||||
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内容については皆さんがお書きになっているので、省かせてもらう。確かに本書、1作目とともに、作者の意図するところが発揮され切っていない感はある。雰囲気はあるが、ミステリーとして読むには物足りなさが残るし、文章も貫井ファンとしては違和感がある。だが、それらを補って余りあるのが朱芳という謎の存在。なぜ彼が引きこもり(?)をしているのかが、この2作ではわからないのだ。シリーズに、とは言えないが、せめてもう1作書かせてもらって、朱芳の謎だけは明らかにしよう。皆さん、自分の想像が当たっているかどうか知りたいだろうし。 | ||||
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『鬼流殺生祭』に次ぐ、明詞シリーズだが、こちらの方がすんなりと話を楽しめた。前作はストーリーに関係の無い実在人物のエピソードだとかが多く、どうしても間延びしてしまったイメージがあったのだが今回はそのようなものは一切無くて、物語に集中できた。また、前作と比較しても、主人公が「公家」であるとか、時代が「明詞(明治)」であると言う舞台設定がしっかりと生きていたように思う。トリックは王道とも言うべきものなのだが、ちょっと外している辺りは流石というべきか。全体として、前作よりも完成度が高いように思った。・・・ちょっとグロいけど(笑) | ||||
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よくミステリにはあるばらばら殺人のお話。しかし、いろいろな伏線をちゃんとまとめないと答えにはたどりつきません。時代背景を考えないといけないですし。人も良く描かれていて、主人公二人の心境なんかを考えてしまうと、うーん。厚みがあっていいなと思ってしまいます。よく最初から犯人がわかってしまうってのが私の中では常ですが、これは良かった。おぼろげながら犯人が見えてもどんでん換えされてしまいました。楽しめます。人によりますが。 | ||||
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稲荷神社に捨てられる女性のバラバラ死体。しかも、身体の一部がいつも欠けている。またもや九条惟親が関わりをもち、朱芳慶尚が病床にいながらも事件解明に推理をめぐらす。女の足だけが好きな男、元公家の名誉とそれに対する疑問、見えない八つ裂き狐の意図....いろいろなものが絡み合い、明詞の東京の「平安」を脅かす。 公家でも何でもないせいか、「名誉」とは命より大事という考えに相容れないものがあった。だが、大変動が起こったこの時代では、当たり前のことなのかもしれない。その「名誉」の為に起こった事件だと思うと、ぞっとするものがあった。(あと、最後の墓から這い出る女は、次回の伏線なんだろうか。早く続編が読みたいものだ。) | ||||
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